釣行記

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東北根魚シーズンイン!釜石ロックフィッシュ2017レポート

編集部 2020年12月9日 更新

東北のロックフィッシュシーズン到来を告げる「第5回 釣り河北陸っぱりロックin釜石」を2017年9月24日(日)に開催した。2013年より毎年、10月の半ばに行ってきた大会だが、例年より3週早い日程。

ロックフィッシュの本格的なシーズンにはまだちょっと早く、釣果が心配されたが、上位は1kg級のアイナメをしっかりとキャッチ。開始時間を早めに設定したことで、朝マヅメにクロソイを釣り上げたアングラーも多く、計39人が25cm以上のソイ、アイナメを検量に持ち込んだ。

釜石周辺の漁港、堤防のみ アイナメ、ソイ1尾の重量で競った

大会は25cm以上のアイナメ、ソイ1尾の重量を競う形式。昨年までは3尾のリミットメイク制で実施してきたが、今回は本格的シーズンには少し早かったことと、トーナメンター以外も参加しやすくする目的に加え、これからシーズンを迎える根魚の資源への影響を考慮して1尾検量を導入した。

午前3時から受け付け予定のところ、集合が早く、前倒して進行。参加者の皆さんの協力により駐車整列、受け付け、開会式とスムーズに進み、スタート時もほぼトラブルなく釣りに移行することができた。

受け付け時間の午前3時前に大多数の参加者が集結
地元を代表して東谷輝一さんからルール、注意点など説明の後、スタート
参加賞として、フィッシュアロー社より「フラッシュJフラット3.5SW」が全員に手渡された。アルミを内蔵し、フラッシング効果で誘うフラッシュJシリーズの新型で、カニ型ボディが生むヒラヒラとしたフォールが特長
ベイトブレス社からは新型ワームの詰め合わせが全員に配られた。尾鰭型テールが生むナチュラルな泳ぎと、リングの波動でアピールする「フィッシュテールリンガー3.5″」と、リトリーブ時に水中でテイル同士が干渉しにくく、ステイ時にはテールが浮いてアピールする「SL-Remix 4」それぞれ2個入り!
 

検量に持ち込まれた魚たちを一挙紹介

帰着時間の10時になると次々と釣果が持ち込まれた。朝方に25~30cmのクロソイを釣った人が多く、それ以上のサイズもポツポツと持ち込まれた。以下、記念撮影したすべての写真です!

 

全参加者の半分以上の39名が検量サイズを釣り上げた。特筆すべきはライブフィッシュ率の高さ。今大会はライブフィッシュ制(100ポイントプラス)で行い、残念ながら1名がデッドフィッシュになってしまった他は、38人が生きた状態のアイナメ、ソイを検量に持ち込んだ。

検量魚以外の魚のリリースにもご協力いただき、ロックフィッシュアングラーのリリース意識の高まりを感じさせられた。

入賞者表彰&釣った状況のインタビュー

■ジュニア賞:藤井大地 アイナメ780ポイント

副賞としてバレーヒルよりオリジナルキャップとネックガードのセットをプレゼント!

■レディース賞:松田伊和子 ソイ480ポイント

松田さんはご夫婦そろって380gジャストのソイを釣り上げた
副賞はラパラより冬に嬉しい耳当てをプレゼント

■外道賞:久保田光祐 ソッコ(イナダ)930g

1kg弱のソッコ(イナダ)を2本キャッチ!
ささめ針よりキャップとTシャツのセットをプレゼント

5位から優勝者!

■5位:上田将太郎 アイナメ1000ポイント

副賞はVARIVASシートカバーセット

「新日鉄の桟橋前の方に投げて狙いました。時間は10時30分くらい。その前に吉里吉里で釣った35cmくらいのソイと入れ替えました。ワームはベイトブレスのベタンコ2インチでした」

■4位:村上将一 アイナメ1060ポイント

副賞はリトルプレゼンツの「ウェーダーバッグ」

「崎浜漁港の西側防波堤からシャローのウィード帯を狙いました。1オンスのタングステンシンカーにパルスワーム4インチ、モーターオイルにブレードつけて狙いました。着底と同時に巻いたところでヒット。この後、掛けて取れなかった魚もいましたが、そのまま終了になりました」

■3位:倉本慎二 アイナメ1070ポイント

副賞は「VARIVAS×SOULSコラボトランクトレー」、後日、名前入りクリスタルが贈られる

「小枕漁港に入りました。時間帯5時半くらい、ヒットルアーはO.S.Pのドライブシュリンプ4インチでした。1ozテキサスリグのリフト&フォールで。プラで釣れていた場所に狙って入った結果です」

■2位:倉又一平 アイナメ1270ポイント

アブ・ガルシアのハイギアスピニングリール「レボ・ロケット」と名前入りクリスタルを進呈

「場所は越喜来湾の泊漁港です。クロソイは釣る気がなかったので、5時半くらいまでFBをみて、6時前からスタートしました。PE0.6号、42g、スピニングで遠投し、防波堤外側のブレイクを狙いました。ルアーはエコギアアクアミルフル3インチ。リフト&フォールとズル引きで、フグが結構いたので避けながら釣り、他にも掛けられないアタリもありました」。隣では70cm近いシイラの釣果も!

■優勝:岩間正徳 アイナメ1390ポイント

副賞はバレーヒルの本格派ロックフィッシュロッド「サイファリストHRX CPHS-83MH」。スピニングのこちらのモデルはクロソイ狙いのスイミングやボートロックにも適

「場所は仮宿漁港。シーズン的にまだ少し早かったので、水深があり、潮通しの良い所ということで時合いまでここで粘りました。しかし、釣れたのは朝イチのソイのみで、居るかどうか分かりませんでしたが、時間ぎりぎりの10時10分頃、下げ止まりの直前に釣れてきました。ルアーはベタンコスリムシャッドのグリパン/シルバー。シンカー1.5oz、PE1.5号にリーダーフロロ20Lbのベイトタックルでした」

「朝早かったので大型のクロソイがくるかと思ったんですが、10位以内はすべてアイナメでした。皆さんこの厳しい季節に着いている場所を知っていてさすがでした。おめでとうございます!」と東谷さん。

■ベイトブレスブース

「10月初旬に発売になります『フィッシュテールリンガー』の3.5インチを紹介します。ベイトブレスの場合はダウンサイズをリリースすることが多いのですが、こちらはワンサイズアップ。スタッフが使って好釣果を上げているルアーです。マテリアルが軟らかいので、ストレートであまり動かないと思う人も多いのですが、リブによって波動を生んで、テールの揺れで魚を誘うことができます。また、ただの棒引きでも釣れますし、アイナメ、クロソイ問わずよく釣れますよ」

「あと、これからおすすめなのが、海用ではないですが『ルイ』、『バイズノイジークロー』。あまり飛ばないという人もいますが、ボートなどでこれからの時季によく釣れるルアーです。『チェリースピン』もぜひご覧になっていただければと思います」

■アクティブ

「アクティブ社からは定番の『ネイルシンカー』や『バレットシンカー』、タングステンから超硬質鉛まで、使える小物をいろいろ展示しています」

■バレーヒル

「新しく発売になりました小さめのバッカン『クイックアクションバッカン』。クロソイ、メバル等に使えると思いますので、ぜひチェックしてみてください。ロックフィッシュロッドの『サイファリストHRX』は最新の910H+、88Mを加えてトータル10機種すべて展示しています。『フラットセイバー』4機種も触ってみてください」

■ゲイリーインターナショナル

「最も新しいのが『5インチサンショウウオ』。すごくでかいですが、食ってくれば完全45UP。テキサスリグでスポーニング盛期に使えるルアーです。『シュリンプ』は甲殻類をベイトにしている魚に最適。定番の『4インチグラブ』はテールをカットしてイモグラブとして使うと食い渋ったやつでも一撃で食ってきますよ。『ハートテイル』はクロソイなどを漁港で狙う時に」

「バスでおなじみ『センコー』シリーズはアイナメ狙いでもめちゃくちゃ効果があります。『3インチファットヤマセンコー』、『4インチヤマセンコー』はベイトフィッシュライクな波動が出るので、ベイトフィッシュパターンに効果があります。パンチングもおすすめ。根周りではギンポなどのベイト食っているアイナメがすごく多いので、4インチ、5インチでビッグなアイナメ狙うと面白いです」

■オーシャンルーラー

「ライトゲームで携帯性に優れた「ランガンライブウェル2」はアジング、メバリングなどライトゲームで活躍します。陸っぱりで様々なターゲットに有効な「ガンガンジグSJ」、「ガンガンジグⅡ」。レンジキープ力が特長のジグヘッド「クレイジグレンジキープVR」。これから寒くなる季節に嬉しい「ツバ付きニットキャップ」、「ウォームグローブ」を展示しています」

■じゃんけん大会協賛品

バレーヒル「ワークキャップ&UVネックガード」
フィッシュアロー「フラッシュJグラブ4.5″SW」、「フラッシュJシャッド4″SW」
ハヤブサ「ライブスイマーオフセット」ステッカーのセット
オーシャンルーラー「ガンガンジグⅡ」、「ガンガンジグSJ」、「クレイジグレンジキープVR」
オーシャンルーラー「ツバ付きニット帽」、「ウォームグローブ」
ゲイリーヤマモト「DDD-SHAD」、「6″WORM」、「SMALL LIZARD」「SMALL CRAWDAD」
ささめ針「ささめ本舗タオル」、「アスリートキャップ」、「釣るまで帰らんオリジナルTシャツ」、「ミニカウンター」、「エサ&PEシザース」
リトルプレゼンツ「PUオーシャンキャップ」
スミス「オーシャンパフォーマー根魚大将」、「ヴィヴィッドライブ」
ラパラ「バイザーニット」、「イヤーバンド」
釣具オヤマ「ダイワ・エクセラー」、「シマノ・クラド」
フィッシング海王より「ダイワ・プロバイザーキーパーバッカン」、「冨士灯器・パワーポンプ2000」、「ラパラ・マグネティック リリース」、「バレーヒル・タイタニュームαシールドグローブ」

5回目となった釜石ロックフィッシュ。秋のロックフィッシュ盛期には少し早いタイミングでしたが、皆様のご協力のおかげでトラブルや事故もなく、今年も充実したイベントにすることができました。

大会から1週間が経過しましたが、その間にアイナメも続々と浅場に入ってきており、秋冬のスポーニングシーズンに突入しています。ロックフィッシュファンの皆さまには、今季も安全第一で、シーズンを十分に満喫していただければと思います。

来年も同様のイベント開催を目指してまいりますので、その際はよろしくお願い致します。その前に、今月10月15日(日)には岩手沿岸北部の野田村周辺で野田ロックを開催予定です。磯もOKの3本リミットメイク勝負、まだまだ参加者募集中ですよ!

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2017陸っぱりロックフィッシュin野田村実施要項

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