東北トラウトシーズン盛期！～岩手沿岸イワナ、ヤマメと秋田サクラマス～

3月解禁の岩手の渓流に続き、4月からは秋田県の桜鱒も開幕。気候も春らしくなり、東北のトラウトゲームが最盛期に入ろうとしている。渓流のイワナ、ヤマメに本流のサクラマス、岩手釜石市の釣具オヤマ・小山哲平さんのリポートです。

岩手の渓流は3月解禁。沿岸部は例年に比べて雪が少なく早期から上流域に入りやすいシーズンだったが、釣況が上向いてきたのは3月下旬頃から。

「今年は雪が少なかったこともあって、ずっと水が無くて魚の活性も上がりませんでした。4月に入るころからチョイチョイ雨が降るようになって水量が戻り、また水温も上がってきたことでトラウトの動きも活発になってきています」

現在は、淵の底の方でじっとしていた魚がポイントにバラけはじめたところ。これから5月にかけて様々なポイントに広がり、捕食行動も攻撃的になって釣りやすくなってくる。

岩手沿岸の小渓流に渓流ベイトフィネスがベストマッチ！

今シーズンのタックルは渓流用のベイトタックル「渓流ベイトフィネス」を使用している。5～5.6ftくらいの柔らかめの渓流用ベイトロッドに、リールはシマノの「NEWアルデバランBFS XG」

「ベイトフィネスというとキャスティングが難しく、敷居が高いイメージがあると思うのですが、ベイトフィネス用リールも進化しているのでそんなことは無くなりました。だれでも簡単に入門できますよ」

渓流ベイトフィネスの利点は・・
1）ピンポイントへキャストしやすいこと
2）着水と同時にアクションさせられること（ロスが少ない）
の2点。ベールを返し、糸フケも出やすいスピニングタックルに比べ、ルアーの動き出しがスムーズなのでよりピンスポットを狙って攻めることが可能。小場所の攻略に向き、スピニングタックルを使っていた人はそれまでとは全く違った釣趣を楽しめるはず。小渓流の多い岩手沿岸にもぴったりのタックルシステムだ。

今季は日本海のサクラマスが絶好調！

4月に入ってからは秋田のサクラマスにも通っている。今シーズンは日本海各地から好調との声が聞こえているが、秋田は米代川がフィーバー中。子吉川や玉川も釣れていて、小山さんも4月5日に玉川に釣行して本命をキャッチしている。同じ場所で他の人もサクラマスを釣るなど釣果は安定。岩手から通う人もかなり多くなっている。

渓流、本流とも調子があがってきて、最高のシーズンになった。今シーズンは渓流ベイトフィネスなど、新しいテクニックも加えて楽しんでみてはいかがでしょうか？