釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

ルアー船の手数を増やす! スキッディング&お手軽タイラバ

編集部 2020年12月29日 更新

仙台湾は秋のジギング盛期が近づいてきた。近年は状況に合わせてハイピッチジャーク、スローピッチジャークのジギングを使い分けている人も多いが、両者の中間的な存在、オールジャンルジグといえるのがスキッディングだ。

スキッディングというのは噴射による推進と停止を繰り返すイカの動きをイメージしたもので、独特のフォールとノーアクションリトリーブが基本動作。労力的にもかなりラクなテクニックなので、ジギング、鯛ラバ釣行時の一手として知っておくと釣果UPが期待できますよ!

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仙台湾ルアーフィッシング大攻略

ベタナギの条件となった牡鹿半島周辺の仙台湾へ佐藤尚行船長の操船する遊漁船アーネストで釣行
同船した保積謙州さんは終始キャスティングでヒラマサを狙った

フォールで食わせる!楽々スキッティング手法

「スキッドジグ」を使用したスキッディングの基本テクニックを遊漁船アーネストの佐藤尚行さんに解説してもらった。

「スキッディングはフォールでアピールし、フォールからのリアクションとただ巻きで食わせる釣りです。フォール中にサミングしてテンションフォールさせることで、2、3回のスイッチフォールをさせることができます」

フォール中、サミングしてラインに少しテンションをかけると、グイーンとロッドティップを絞り込むような感じでスキッドジグが推進。2回目、3回目と幅を小さくしながらスイッチフォールさせることができる。

サミングのかけ方でアクションの大きさを調整でき、この動きが他のジグにはないアピールを生み、ジグにスレた魚や低活性な魚にリアクションバイトをさせることができる。

また、フォール中にテンションをかけながらロッドを立ててフォールに変化をつけるのもかなり有効だ。巻き上げ時は基本ただ巻きだけでOK。ジャーキングやスローピッチとも異なる比較的ラクな動作で色々な魚を釣ることができる。

スキッディングで沖の根を攻める佐藤尚行さん
スキッド・ジグ」(アブ・ガルシア)
フィッシュイーターが好むイカの泳ぎをイメージしたスキッディング専用メタルジグ。様々なシチュエーション、あらゆるターゲットに効果的なアクションでバイトを誘う
ロッドはスキッディング専用のソルティーステージPRMスキッドシャフト「SS PRM Skid Shaft SPSC-79ML/120」(アブ・ガルシア)を使用。ABU独自のブランクス成型技術、Muscle Braidを採用したスロー系ジギングロッドシリーズで、この79MLは80mより浅い水深で100~120gのジグを使用する近海ジギングに最適なモデル。スキッディングからスローピッチ、ロングフォールまで対応できる、汎用性のある1本
SALTY STAGE REVO LJ-4(ソルティーステージレボLJ-4)」(アブ・ガルシア)
近海~沿海のジギングに幅広く対応するジギングリール。1号1200m、4号300mのラインキャパながらロープロボディで手にしっくりおさまり、大口径ギアやバックアップラチェットが大物狙いにも対応。ギア比7.6:1、最大巻き取り長さ107cmのハイギア仕様

横方向のフォールアクションとただ巻きを組み合わせたスキッディングは、ベイト反応がある時のレンジ攻略に適する。魚探に反応がある時に、船長から指示されたレンジを狙って食わせるようなケースに最適なのだが、取材を行った8月下旬は青物のシーズンにはちょっと早く、ベイトの反応はあってもレンジで食うような状況にはならなかった。

青物が沸くことのある浅根周辺をフォールで誘っていると、居着きのシーバスがスキッディングの動きにリアクションでバイト!

フォール中、着底直前にシーバスがヒット!
浅根でベイトを待ち構えていたらしく下アゴにしっかりフッキング。ランディング中に口の外にもフックを掛けて、確実にランディングした。佐藤さんのフックはがまかつの「アシスト 64 近海ミディアム ダブル」5/0、6/0を愛用。「刺さりがよく、バレにくくてこれが最高です」

その後、終始キャスティングでヒラマサを狙っていた保積さんが誘い出しで70cm台後半のワラサをキャッチ。浅根の周辺では単発のワラサ~ワカシやペンペンシイラなどが無気力に泳ぎ回っているものの、バイトには至らず。このワラサもおそらくは単独で根に付いていた個体で、キャスティングの釣りでなければキャッチできないような魚だった。

仙台湾ではこれから秋が深まりワラサジギングが本格化すると、スキッディングの出番に期待できる。亘理沖などではワラサやヒラメなどフィッシュイーターが底のメロウドを追うようになり、ボトム付近にワラサが集まるようになる。ボトム付近のレンジを重めのジグで攻めるのだが、アングラーも多い中、叩かれまくったワラサにスキッディングの動きがてき面の効果を発揮してくれるはずだ。

保積さんはキャスティングで良型のワラサを釣り上げた
 
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対象魚種をさらに増やす!カチカチ玉を使った鯛ラバゲーム

この日はジギングやスキッディングにあまり向く条件では無かったため、途中から根周りをタイラバの「カチカチ玉」で狙ってみることにした。

鯛ラバ「カチカチ玉」は2017年の新製品。通常の鯛ラバと大きく異なるのは、ワームをセットする専用のワームキーパーが付いていることと、大玉、小玉がカチカチと鳴ってアピールするところ。マダイが好むといわれるカチカチ音で誘うほか、あらゆる魚が好む味と匂いを発するガルプ!を付ければ多魚種を狙うことができる。

仙台湾周辺の根周りなら、近年人気上昇中のマダイはもちろん、秋にかけて釣れるハナダイやアイナメ、ソイなど根魚もターゲット。ボートロックではちょっと深めのポイントで大型のソイも釣れているとのことで、大型根魚に期待。

カチカチ玉」(アブ・ガルシア)
隠し玉と喰わせ玉の2つの分離式タイラバ。カチカチという音でアピールし、メインフック2つと孫バリでしっかり魚をキャッチ。ワームキーパーにガルプ!を装着すれば万能性がさらにUP!
ワームキーパーにはガルプ!パルスワームを装着!
カチカチ玉に使用したロッドは「SALTYSTAGE KR-X Light Jigging(ソルティーステージ KR-X ライトジギング)SXLC-632-80-KR」(アブ・ガルシア)。KRコンセプトガイドを使用した軽量、高感度なライトジギングロッドシリーズ。メタルブルーカラーは「レボMJ」とのマッチングも最高
SALTYSTAGE REVO MJ(レボMJ)」(アブ・ガルシア)
スプールの糸巻き部分の幅を狭くしたナロースプールを搭載したベイジギングリール。トラブルを減らして使いやすく、ジギングのパワーゲームにもしっかり対応した
 
「レボMJ」のナロースプールはフォール、巻き上げ中にスプールに指を当てることで、ラインが伝える情報を受け取りやすいのも特長。フォール、巻き上げ中の感度が重要な鯛ラバにも好適
 
ガルプ!効果もあるのかアタリは非常に多く、小型のアイナメがヒット

タイを思わせる突っ込みをみせた55UPの大型アイナメ!

狙い通り!カチカチ玉&ガルプ!パルスワームで55cmオーバーのアイナメをキャッチ。大型のアイナメが多い仙台湾でもなかなか見かけないサイズ(魚はすみやかに撮影した後、丁寧にリリース!)

「カチカチ玉」はマダイだけでなくロックフィッシュ、フラットフィッシュに青物と様々な魚種に実績があるので、困ったときの隠れ玉としてタックルボックスに忍ばせておくと面白そうだ。

塩釜沖の海は雲が高くなり、すっかり秋の雰囲気。台風がきて海がかき回されるごとに、海の季節も日に日に進んでいく。

[遊漁船紹介] アーネスト
ボートロック、ジギングなど仙台湾の釣りはおまかせ!佐藤尚行さんがその時々の状況、パターンを解説しながら分かりやすくガイドし、船に乗ったことのない人でもスキルアップになる。これから始めたい人向けのレンタルタックルも充実。
■問い合わせTEL:090-3641-4621

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※取材協力/ピュア・フィッシング・ジャパン
※解説/佐藤尚行(アーネスト)

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