追波川サクラマスポイント事情2017
あと数日で北上川水系のサクラマスが解禁となります。用意万全で首を長くしているアングラ―も多いでしょうが、今年の追波川のポイントはちょっと異変が起きています。
昨年はここ数年の中では良いとは言えなかったので、今年に期待しているアングラーも多いはずです。そこで1級ポイントともいえる北上大堰から飯野川橋下流の現在の状況を確認してみましょう。
※2017年1月の記事です。
北上大堰:3番工事中!
まず北上大堰ですが、3番ゲートが工事中で開閉が出来ない状態です。このゲートが閉まっていると国道側に流れが出来ずにサクラマス遡上コースにならないことが懸念されます。
そうなると他のゲートからの放水が多くなり、セオリー通りならそちら側にサクラマスが寄ることになります。
飯野川橋付近:河川敷で消波ブロック製造中
足場が良く、駐車スペースも豊富にあるこのエリアは例年多くのアングラーで賑わいます。ところが今年はテトラポッドの製造スぺースになっていて、重機や出来上がったテトラポッドがずらりと並んでいます。
更地だった飯野川橋上流だけではなく、下流の藪も更地にされテトラポッドを置くスペースになっています。このままでは平日はこのエリアに立ち入ることは無理そうです。また、対岸のビッグバン裏のスペースも同じ状態です。
通称「根」から下流にかけて
通称「根」と呼ばれる飯野川橋右岸下流のポイントも多くのサクラマスアングラーで賑わうポイント。「根」は例年通り釣りを楽しむことは可能ですが、400mほど下流の水門付近は破損した護岸の工事が始まり、釣りをするには非常に厳しい状況。
このエリアはサクラマスの通り道になっているのですが、過去の事例からすると、重機や工事の振動をサクラマスが嫌う可能性があります。
その他のエリア
そのほかのエリアはとりあえず釣りをすることは可能のようです。例年激戦区になる国道側エリアですが、駐車する際は指定の駐車エリアにするようにお願いします。河川敷への車の乗り入れは禁止されています。
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石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/
※取材・テキスト/村岡博之