雄勝、牡鹿半島全域を含む広大なエリアで実施!
2017年ソルトチャプター宮城最終戦が開催された。ターゲットはハイシーズンを迎えたロックフィッシュ。最終戦は雄勝・北上川河口須賀から石巻・万石浦橋左岸までと広大なエリアとなり、ハイウェイトの戦いになること予想された。雄勝or牡鹿半島どちらのエリアを選ぶかも今大会のカギとなった。
強風が吹き荒れる午前6時半、大会のミーティングが行われた。レギュレーションはロックフィッシュ3匹の総重量で争うもの
大会当日は前日からの強風がそのまま残り海況も風波、ウネリがあるタフなコンディション。多くの参加者達は前日のプラで好感触だった風裏ポイントに的を絞った。
ハイシーズンに差し掛かっていることもあり活性は上々。強風でイメージ通りの釣りが出来ない状況を、どのように回避するか。タフなコンディションで根魚の着くポイントに変化があるのか。その見極めが勝敗を左右する結果となった。
同大会は、大会冠のバレーヒル社フィールドテスターの千葉さん、東谷さん、森本さんも参戦。千葉さん、東谷さんの実戦に同行した模様をレポート!
千葉さんと東谷さんが入った最初のポイントは雄勝町大浜周辺。とにかく風の影響が少ない場所をセレクト。足場も良く比較的簡単にエントリー。目指すは突き出た岬の先端部分
周囲は沈み根や沈みテトラが点在し、攻めるのには一苦労。しかしながら片面が港内に面しており波も穏やかでコンディションはマズマズ。魚の反応を調べることに
港内側は異常なし。今度は外海側にスイッチし調査開始。千葉さん、東谷さんは根魚のコンディションを知るべく、根掛かりロスを防ぐため、まずはテキサスリグのスイミングで広範囲を探った
防寒対策の必須アイテムがバレーヒルの「
タイタニュームα シールドグローブ」。超極薄チタン合金フィルムトリブル構造でが冷風をシャットアウト。風の当たる手の甲部分は2mmの厚さのネオプレーン素材を使用し、防風性、保温性に優れている。また細かな作業も簡単に対応できるよう、親指、人差し指、中指の指先内側が露出している
表層~中層でいくらか反応はあったもののチビナメらしきバイトばかり。キッカーサイズを狙うべく根掛かり覚悟でフリリグにスイッチ。ボトムを攻めることにした
やや水深があり潮流が適度に動いていた先端部分で大きなバイト。しかし活性が低いのかフッキングまで至らず。逃げた魚は大きかった。その後、何回かのトレースでついにヒット!!
ランディングに使用したのはバレーヒル2017年新製品「タモシャフト400 HRXエディション」。サイファリストグリーンのメタルパーツが三陸の海に映える玉の柄。高弾性カーボンを使用。傷を防ぐための収縮チューブで包み込み、磯、防波堤どちらでも使いやすいようこだわり抜いた。合わせるパーツで自分好みのランディングネットが完成できちゃう優れもの
シンカーを車に忘れ、持ち駒わずかなアクシデントに見舞われトーンダウンしていた東谷さんにも念願の初ヒット。「根掛かりが怖くてボトムを叩けないのが辛いですね。。。う~んサイズが欲しい~」
ライブフィッシュ制のトーナメントではロックフィッシュを生きたままウェイインするテクニックが非常に重要になる。釣り場ではスカリで生かして魚のダメージを防ぎ、移動時はクーラー、バッカン等に入れ替えて速やかに運搬。磯場でこれを行うのはなかなかの重労働!
ここからはとにかくリミットメイクを果たすべく足で稼ぐ作戦。2か所を巡ったが当たらず
さらにポイントを回り、東谷さん、千葉さんともに検量可能サイズを追加したものの、タイムリミット
検量所にてウェイイン。3匹リミットだったが、千葉さんが持ち込んだのは2匹。「スカリを入れるまでの途中で1匹逃げっちゃったのがまずかった。あの1匹が居れば・・・」と千葉さん。トーナメント中は時を急くこともあり、入れ替え途中などのミスによるロストが発生しやすい。千葉さんもトーナメントの魔物の餌食に
「ノープラは厳しかったです。次回はリベンジですね」と東谷さん