釣行記

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晩秋のオチアユパターン[リバーシーバス]

村岡 博之 2021年2月18日 更新

今回はそろそろ期待?落ち鮎パターンについて。最大25cm超になる落ち鮎に合わせ、大型のルアーを使用することがキモになります。
※2017年9月掲載の記事です。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

落ち鮎パターン!タイミング次第で良型バクバクに期待

東北のリバーシーバスもいよいよ終盤戦です。これからは大型のシーバスも越冬のために口を使いやすくなり、大型のベイトを好むようになります。晩秋のリバーシーバスのベイトの一つに「オチアユ」があります。オチアユとは文字通り落ちてくる鮎で、一年魚であるアユは晩秋となると産卵のため河口を目指します。これがシーバスにとって越冬のための絶好の栄養源となっているのです。

規模にかかわらずアユとシーバスの生息する河川にはこのパターンが成立するのですが、アユの遡上数、シーズン中の降水量や水温、秋の台風などに大きく影響され、パターンが成立しないシーズンもあります。しかし、このパターンにハマると、良型の数釣りが可能になります。

私のホームとしている追波川ではここ数年パターンにハマることはありませんが、ハマった年は、1時間ほどで90~80センチが6本などということもあり、笑いが止まらなくなるほどです。

シーズン初期でもパターンにハマることも(秋田雄物川の釣果)
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大型のオチアユに合わせ、普段使わないデカいルアーも使用

それではオチアユパターンとは具体的にどういうことをすればいいのでしょうか?個人的には大きめのルアーを使うことです。

出来るだけバルキーな、できれば最低でも15cm以上のルアーを使うようにします。市場にはオチアユカラーなるルアーもありますが、カラーはそこまでシビアになる必要はないようで、先ずはシルエットをバルキーにすることが大事です。

大きなルアーはどうしても重く、2オンスを超えるものはビッグベイト専用ロッドでもない限りキャストできません。しかし、15cmクラスのミノーなら40g以内のものも多く、それならキャストすることは可能でしょう。最近流行のシーバス用のベイトロッドなら十分なキャパがあるのでそれを使うのも良いでしょう。

18センチ60gのミノーでも全く問題ない(ただし、背負えるロッドが限られるのが難点・・)
15cmクラスのルアー。上から・・
富嶽180型(オライノ)
富嶽150型(オライノ)
飛燕150型(オライノ)
タックルハウスKTENブルーオーシャン・エクリプスカスタム(エクリプス)
imaサスケ裂波140(アムズデザイン)
でぶにょろ12cm(ジャクソン)

メソッドとしてはルアー自体それほどアクションしなくても良く、キャストしたらラインを張ってナチュラルドリフトで流し、流し切ったらリトリーブする感じです。リトリーブも出来るだけスローが良いようです。

例年、9月末から10月上旬までがオチアユパターンのシーズンです。ちょっとキャストするのを躊躇するようなどデカいルアーにシーバスがバイトしたときは、この上ない快感ですよ!

10月に北上大堰下でオチアユパターンで釣れたシーバス。北上大堰は産卵行動のために流下中のアユをシーバスが待ち構えるポイント

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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