釣行記

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ブラックの魔力[シーバスナイター]

村岡 博之 2021年2月19日 更新

いよいよ本格的な夏が到来し、シーバスはナイトゲームが好シーズン。今回は夜釣りで時に威力を発揮する「ブラックの魔力」について村岡さんに解説してもらった。
※2017年7月掲載の記事です。

村岡博之さんの過去の連載記事はこちら

ハンドメイドルアーオライノの人気カラー「マネパン」もブラック系

連日暑い日が続いていますが、ナイターでシーバスを狙うには良い季節となりました。宮城県内では北上川水系だけではなく、鳴瀬川、阿武隈川、名取川と多くのシーバスリバーがあり、どの河川でもリバーシーバスゲームが盛んに行われ、釣果も上がっているようです。

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シーバスのナイトゲームとルアーカラーの関係

高水温下のナイターでのゲームはシンキングペンシル(以下シンペン)でのゲームが多くなります。ナイターでの静かなシチュエーションでは、デイゲーと違いどうしても派手にアクションするルアーは敬遠されます。シーバスのバイトゾーンも表層近くに集中し、レンジを少しでも下げるとバイトが無くなることは普通にあり、シンペンやサブサーフェイスルアーの出番が多くなります。

ナイターでのシーバスゲームの重要なファクターはレンジの他に「カラー」があります。ベリー(腹)やバック(背)の他にベースとなる部分のカラーのチョイスも重要となります。

一般には、ホロ、ミラー、アルミ、パールなどがありますが、チョイスの仕方は天候や水質、月の有無や大きさで変わってきます。

ナイターではパール系のルアーが多くチョイスされますが、俗に言うホロやミラーなどの光物でも釣れないわけではありません。それでもパール系は水質などに左右されずナイターで抜群の威力を発揮します。釣行時にはパールベースのルアーを主軸に、光物を揃えておけば間違いないのですが、時としてセオリーが通じないシチュエーションがあるのです。

上から、ソリッドブラック(ラメ)、ブラックヘッド、アルミスモークブラック、チャート

普段はほとんど出番がないブラックベースのルアーですが、全くバイトがない時にブラックに交換したらバイトが連発した。三人で並んでキャストして両端の二人がブラックで連発して、真ん中はノーバイトだったり、同じルアーで並んでキャストしてブラックばかりに釣果が集中する。フィールドではこんなことが普通に起こるのです。

キャスティング大橋氏プロデュースのオリジナルカラー「ハシカラー」
「アマガミブラック」ベリーがオレンジ色のブラックカラー

ブラックが強いシチュエーションが何なのかは未だにこれと言った答えは見つかっていません。しかし、黒いルアーじゃないと釣れないシチュエーションがあることは間違いないのです。皆さんも釣行時はブラック系のルアーは必ずボックスに忍ばせてください。そして、どうしようも無くなった時にキャストしてみると、思わぬ釣果に出会えるかもしれません。

完全な黒色「ソリッドブラック」での釣果
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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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