三陸の船マコガレイ好季!大槌湾でカレイ釣り大会も開催
三陸各湾でカレイの釣果が上がり始めた。岩手県南部にある大槌町では2017年5月21日(日)、「第4回大槌町長杯 大槌湾カレイ船釣り大会(復興まちづくり大槌株式会社主催)」を開催。ここでは昨年の盛期、2016年6月5日に行われた第3回大会の模様をリポートする。
東北各地でカレイの船釣りがシーズンを迎え、4~6月にかけて各地でカレイ釣り大会が続々と開催される。5月21日に予定されている大槌町長杯に向け、これからのシーズンについて御箱崎釣具店・美嘉丸の大羽船長にお話しをうかがった(2017年4月7日時点)
「今はまだカレイには若干早いかな。水温が安定していないのか、浅場は少し厳しいね。100mラインの深場でポツポツ釣れているけど、日ムラが大きいよ」
「例年だと4月の下旬頃から上向いて、ハイシーズンの5月に入ると浅場で良型が連発するようになる。状況が良ければ1人40枚くらいは狙えるかな」と船長。
今は寒かったり暖かかったりと季節の変わり目、水温の不安定さもあって活性は今一つのようだ。しかしながらゴールデンウィークに差し掛かるころからカレイの調子は上向きになり、大会が開催される5月中旬にはベストコンディションになる。
大会には各地よりカレイ釣りファンが集結。大槌湾が熱くなる!
このイベントは2014年から始まり、今回で4回目となる恒例の大会。東日本大震災とその津波による甚大な被害からの復興を主な目的として、自然環境の保全と再生、地域経済の活性化といった「大槌の海を元気に」するため、同町をはじめ近隣地域が一丸となって行われてきた。
舞台となる大槌湾は、三陸特有のリアス式海岸に面し親潮と黒潮が交わりあう好漁場。カレイだけでなく、ヒラメや根魚、ブリ、ワラサ、サバ、スルメイカ、ヤリイカ、オキメバル、マダラなどターゲットも豊富で、年間多くの釣り人が訪れる。
カレイ船は、マコガレイやヒガレイ(ムシガレイ)、ナメタガレイにマガレイと安定し、ハイシーズンともなると色々な種類のカレイを1人当たり30~40枚の釣果も聞こえるようになる。
大会結果
■優勝者:田中隼人さん 総重量:9890g 枚数24枚
■2位:小笠原孝紘さん 総重量:5620 g 枚数18枚
■3位:福士隆宏さん 総重量:4510 g 枚数17枚
■4位:戸塚一也さん 総重量:4480 g 枚数16枚
■5位:及川俊春さん 総重量:4380 g 枚数17枚
【各賞】
■大物賞:清水久司さんナメタガレイ51cm
■外道賞:鈴木真佐美さんエイ45cm
■レディース賞:大和田眞喜さん
■キッズ賞:大砂賀衣璃さん
魅力満点な大槌の海。これから徐々に釣況は上向き、5月の大会が開催される頃には船上で肉厚なカレイが宙を舞う光景を見られるだろう。現在も、好評エントリー受付中の同大会(詳細は下記URL)。ぜひこの機会に足を運び、大槌町、大槌の海を存分に満喫してみてはいかがだろうか。
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