釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

今季の岩手三陸ロックフィッシュは海藻エリアの釣り方がカギ

編集部 2021年2月27日 更新

秋冬のロックフィッシュシーズンはアフタースポーニングの個体も増えてシーズン後半戦に入っている。ここでは、ベイトブレスのフィールドスタッフ陣が岩手県大槌湾~両石湾で盛期のボートロックを楽しんだ模様をお届けする。
※こちらの記事は2016年12月掲載です。

チェリースピンを駆使して藻場を攻める

以前の釣行記でも触れているとおり、今シーズンの岩手は磯焼けがひどく、ロックフィッシュの着くポイントがかなり限定されている。例年に比べてシャローに入っている大型個体が極端に少なく、良型を狙うなら20~30mほどの水深があり、藻が生えている所が有望な状況。

そんな時に活躍するのが、ベイトブレスの2016年新製品である「チェリースピン」。14g、21g、28gのラインナップはちょっと水深のあるポイントも対応でき、ウエイトを軽くしてフワフワと誘うことも可能。

ワイヤーベイト型(スピナーベイト型)のこのルアーはスナッグレス性に優れ、藻場や岩礁帯を通しても根掛かりしにくく、スタックしたとしても外れやすいのが特長。また、フックだけを交換可能なので、ワームの種類、サイズに合ったオフセットフックを使用可能。釣況に合わせてワームをチェンジし、ブレードのフラッシングでもアピールできる万能性の高いルアーだ。

チェリースピン」(ベイトブレス)
根掛かりしにくく、スタックしても外れにくいワイヤーベイト。湾ベイトでも使用しているブレードのフラッシング効果でアピール。フックは状況に合わせて変更でき、様々なサイズ、タイプのワームと組み合わせられる。14、21、28gの3サイズ

UVコンボ」(ベイトブレス)
2016年秋の新製品。ワームの入っているパッケージやケースに入れて、ちょっと置くだけでUV発光化することができるアイテム。日中にストラクチャーに隠れている根魚や、夜でも月明かりや常夜灯の灯が届く場所などで威力を発揮する
 
[PR]

食いの渋い状況にワームを小さくして対応

最初は「チェリースピン」に「TTシャッド4.8インチ」をトレーラーにしたものを中心に使用。TTシャッドをはじめとしたソフトルアー類は全て「UVコンボ」でUV発光加工を施した。

食いが渋く反応があまりよくない時間帯や状況では、普段ボートではあまり使うことのない2~3インチにサイズダウンした方がバイトが取りやすいケースが多かった(TTシャッド、ベタンコカーリーテールなど)。こういった対応が容易なのも、フックとワームを自在に交換できるチェリースピンならでは。

今季のスポーニングシーズンはハッキリしたパターンが見えにくく、本来ならば一発でバイトがあるような一等地ポイントにルアーを入れても、釣れないケースが多い。この日も着き場と思われる周辺を広く探る必要があった。

チェリースピンはスピニングタックルでも十分に操作できるルアー。スピニングで遠投して広く探ったり、軟らかめの調子の竿を使い食いの浅い魚に食い込ませるようなテクニックも有効だ。

東谷船長は狙い通りの良型をキャッチ
森本さんはサイファリストHRX(バレーヒル)のスピニングモデルCPHS-83MHでチェリースピンを操る
エビちゃんは「T.T.シャッド2.8インチ」の2016年追加カラー「パープルホロシャッド」を使用
アイナメの口にもちょうどいいサイズ

ベイトブレス谷野社長もチェリースピンとT.T.シャッド2.8インチで!
チェリースピンとT.T.シャッド(UVコンボアピール強化バージョン)の相性は抜群
ロック

ギスカジカもでかいのが釣れてくる
みんなでチェリースピン。これからの季節のクロソイにも有効だ

アイナメはアフタースポーニング~荒食いの季節へ

チェリースピンはスイミングやリフト&フォールだけでなく、ウィードレス性能を活かしてボトムや藻場をダイレクトに攻められる。低活性な魚にはトレーラーを小さめにして、ボトムのズル引きなども有効だった。

後半はUVコンボでアピール力を強化したベタンコカーリーテールやベタンコスリムカーリーなどのテキサスリグをメインに色々と試した。

例年ほどの大型ラッシュとはならなかったものの、じっくりと止めを入れながら攻めたりして、少ないバイトをものにしていった。

産卵期らしい良型を手にした森本さん
谷野社長はでっぷりした50UPをキャッチ
黒色にゴールドラメの入った「ブラック/ゴールド」は大定番の実績カラー
スピニングのCPHS-83MHで良型アイナメがヒット

12月中旬を過ぎ、産卵を終えたアイナメが多くなってきた。これから完全なアフターの季節に入るが、例年とちょっとパターンの異なる今季、スポーニング後、落ちる前の個体がどういった場所で荒食いをするのかが重要なカギになりそうだ。

黄色味が強い産卵期のオスアイナメ
マゾイ
ムラソイ(オウゴンムラソイ)
こちらは開発中の「バーチャルクロー2.6インチ」の新型タイプ。「耐久性のあるワームが欲しい」というアングラーの要望に応えるべく、現行型より若干硬めで、壊れにくい素材を試しているそうだ

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

※取材協力/ベイトブレス

[PR]
Amazon堤防Amazon堤防釣り初心者