釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

秋磯本番!エサ盗りかわして新潟桑川磯のクロダイ

亥飼 真司 2021年3月3日 更新

山形庄内~新潟笹川流れの磯はクロダイの秋磯シーズンに突入。水温はやや高めながら、クロダイの釣果が聞こえるようになってきた。まだまだエサ盗りの多い状況をどう攻略したのか?笹川流れからの釣行レポートです。
※2016年10月のレポート記事です。

秋磯が盛期を迎えた笹川流れ周辺磯へ

秋と言えば・・・食べる!寝る!遊ぶ!なんて言ってると怒られるかもしれませんが(笑)、楽しい遊びが多く、過ごしやすい季節になりました。

磯釣りファンにとっては秋磯シーズンイン!そして新製品も多くリリースされる季節。VARIVASブランドからも新製品が続々と出ており「これは早く秋磯で使ってみなくては!」ということで、さっそく実釣に行ってきました。

兼ねてより釣行を企画していた10月2日、通い慣れた新潟県笹川流れ桑川港へクロダイを狙いに行って来ました。釣行当日の状況としては、まだ水温も高くエサ盗りも多いのですが、他のエリアの情報を聞くと、笹川流れエリアはまだ少ないように感じます。

笹川流れ(桑川周辺)

釣友と2人で桑川港から沖磯へ渡船

9月に訪れた時にはクロダイ、マダイの姿も見えていましたので、多少エサ盗りが多くても潮が動き、本命達の活性が上がれば問題ないだろうと考えていました。

今回上がった磯は、桑川港から南のエリアにある「馬の背」という磯。地方寄りにある島ですが、沖には至る所にシモリがあり、いかにも魚が着きそうなポイントです。船長の話でもクロダイ、マダイ共に釣れる場所だが、シモリ根でよく切られるとの事でしたので、やり取りの際は気を付けなければいけません。

この日はクラブの親睦大会があり仲間と二人で上がり、仲間は北向きの磯の先端へ、私は沖向きに釣り座を構えました。海の状況を見ると、ゆっくりと下り潮(北に向かう流れ)が流れています。

早速コマセの準備に取り掛かります。ここでNEWアイテムの出番です!見た目の格好だけでなく、使ってみると前のモデルからの小さな変更がとても便利に仕上がっています。

コマセ作りの為に水くみバッカンで何気なしに水を汲んでみると、四角から丸に変更になったお陰で水くみバッカンのウエイトが上を向いていても海面でくるっと回り、さっと水が汲めてしまいます。何気ない変更に見えますが、ストレス無くスーっと水が汲めるというのは気持ちが良いものです。

同行者は北向きの磯の先端へ
VARIVAS水くみバッカン ホワイト](モーリス)
投入すると内蔵のウエイトにより海面でくるっと回り、スーっと水が汲める
 
[PR]

開始早々、エサ盗りの動きに異変が!?

コマセを作り上げ、先に釣り始めていた仲間の様子を見ると、やはりエサ盗りは多いようです。掛かって来るのはフグらしく、コマセの入っていない私の足元にも悠々と泳ぐフグ達が見えます。コマセを撒き様子を見ながらタックルの準備を始めましたが、フグの動きが少しおかしいのに気付き、コマセを撒きつつ、慌ててタックルの準備を進めました(笑)

今回のタックルはハリが「GRAN ジークチヌ ゼロフカセ」の3号、ハリスとラインはシモリ根を考慮して「VARIVASハードトップ磯プレミアムハリス」の1.7号。道糸は「VARIVASトリビュート磯サスペンドタイプ」1.75号。風があったのでサスペンドタイプを選びました。

左)「VARIVASハードバッカン40cm
高剛性ステンレスフレームに厚手のEVAシートを採用。変形しにくく、滑りにくい丈夫なバッカン。
右)「VARIVAS セミハードバッカン33cm」(モーリス)
ボイル専用設計。ボイルオキアミを使用した時に便利な水抜穴つき。内側にシャク立て付きでコマセバッカンに適
セミハードバッカンの水抜き穴
セミハードバッカン内部シャク立て

コマセの効いた潮下側から本命登場!

ウキは浮力0号でロッドは0.6号のチヌ竿。ガンダマ無しでスタートしました。先ずはフグの見えている足元から順に沖を攻めて見ると…エサが取られる…取られない…取られない??

ある程度沖までフグの姿が見えますが、沖に行けば行くほど口を使わない様です。本命らしき気配はするのですが、エサの残るエリアをもう一流ししてみても反応がありません。

今度は少し潮下の方に移動し、今まで狙っていたエリアより先を狙ってみることにしました。シブシブ設定のウキがゆっくりと流れて行き、朝日で見えにくいなぁ~と思っている時に、いきなりの竿アタリ!指で押さえていたラインが弾かれながら出て行きます!

マダイか!? と思い、オープンベールのままアワセを入れ、フリーで走らせてみると30m程沖にあるシモリ根の手前で止まりました。ゆっくり引き寄せて来るとどうやらクロダイの様で、重さからすると中々のサイズです!

春とは一味違う強い引き!シモリ根周りのスリリングなやり取り(心臓バクバクです笑)を経て、タモに入った魚はピカピカのキレイなクロダイ!肉厚のガッチリした体格で良い引きをしてくれました。サイズは46cm。ハリも良いところへ掛かっていてくれて1枚釣れてホッと一息です。

ピカピカの綺麗な魚体のクロダイ

早速、キーパーバッカンに水を張り魚を入れ、ここでず~っと気になっていたロッドホルダーに竿を差してみると、「なるほど」っとなる点がまた一つありました。ロッドホルダーが傾いて付いているので、仕掛けが絡みにくくなり使いやすくなっています。

VARIVASキーパーバッカン ホワイト」(モーリス)
エアポンプが2つ装着可能で安心して釣った魚を活かせる生かしバッカン。色々な作業に便利なロッドホルダー付き。中蓋にはメジャー、フィッシュキーパーポケット、中蓋を閉じたまま水を出せる水抜穴も装備
中ブタはメジャー、水抜き穴付き
ロッドの装着例。ロッドホルダーが少し斜めに付いているので、竿を掛けた状態で仕掛けが絡みにくい
エアポンプは2個まで装備可能

釣りを再開しようと思い仲間の方を見てみると、続けて仲間にもヒットしています!これも40オーバーの良いクロダイでした。お互いにクロダイが釣れ、ホッとしつつ、次の魚を狙いましたが、潮が止まってしまい、エサ盗りをかわしても掛かって来るのはチャリコだけになってしまいました。

一緒の磯に乗った釣友も40オーバーを釣り上げた

そんな風にお互いにクロダイが釣れ和やかな時間が過ぎました。潮も和やかになって本命のアタリは遠のいてしまいましたが(笑)、秋晴れの中、秋磯を満喫することができました。

水温が下がり秋磯のハイシーズンを迎えた頃、もう一度この場所で釣りをしてみたいと思います。

船長、今回もありがとうございました!
※渡船/たけよし丸(笹川流れ桑川港)TEL:090-3007-5432
VARIVASエサバッカン ホワイト」(モーリス)
脱着式のスノコ、仕切り板付きでエサの使い分けに便利なエサ入れ。エサはボイルオキアミと生オキアミ使用
蓋の上にもエサを置いておける構造なので便利
底にはスノコ入り。蓋は別々に開けることもできる
[使用タックル]
・GRAN ジークチヌゼロフカセ3号
・VARIVASハードトップ磯プレミアムハリス1.7号
・VARIVASトリビュート磯サスペンドタイプ
・VARIVASキーパーバッカン ホワイト
・VARIVASハードバッカン40cm ホワイト
・VARIVAS水くみバッカン ホワイト
・VARIVASエサバッカン ホワイト

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

 
PROFILE:亥飼 真司

東北各地の他にも北陸方面や関東方面にも釣りに行きます。海の釣りは色々やりますが、最近は磯釣りの合間にテンヤマダイやタイラバに行ってます。サポートメーカー:モーリス。MFC(みなとやフィッシングクラブ)所属

 

※取材・テキスト/亥飼 真司

[PR]
Amazon堤防Amazon堤防釣り初心者

関連カテゴリ