釣行記

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追波川シーバスは秋のシーズン終盤戦へ

編集部 2021年1月28日 更新

2015年11月の出荷規制解除後、初めてのシーズンとなった石巻リバーシーバスもいよいよ終盤戦。追波川のシーバスも秋の深まりとともに、場所による釣れ方のムラがかなり大きくなってきた。

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有名な北上川河川敷のカヤ原を越えてポイントへ

石巻市北上川(追波川)のリバーシーバスのシーズンも終盤戦。シーバスの多くは河口域に落ちて、釣れるポイント、流域が限られるようになってきた。

実釣を行った10月1日は大潮の1日目とあり、有力ポイントは多くのアングラーで賑わいをみせていた。満潮は16時頃。下げ潮を狙って夕マヅメから釣行することに。

アングラーは茨城県出身、石巻在住の鈴木達也さんとその釣友の佐藤崇さん、越後敬太さんの3名。まずは9月18日~19日の夜間に行われた「ORYNOシーバスミーティング2016」でも良型が上がったという、上流側のポイントに入ってみることにした。

この日は16時満潮。夕マヅメから釣り始めるとちょうど下げ潮を狙える潮周り

アングラーの少ない上流側のポイントへ

取材した頃の追波川は下流域に釣果が集中。アングラーのほとんどがそちらに集まっており、狙ったポイントは貸し切り状態だった。

このポイントはカーブに砂が堆積したところから立ち込み、流芯付近のカケアガリを狙う。ベイトが集まりやすく、ベイトが砂地の浅場に寄せられた時がチャンス。秋の大潮時にはバチ抜けもある場所のため、この日は日没後のバチ抜けも期待してのポイント選択だった。

明るいうちは鉄板バイブレーションの「カーボンバイブ」やバイブレーションプラグの「マールアミーゴⅡ」でボトムをしっかり取ってから、ボトム付近を引いて下げ潮の時合いを待った。

砂地からウェーディング。足場のちょっと先でぐっと落ちて、後は同じくらいの水深が続く
マールアミーゴⅡ(マリア)」
名作バイブレーション「マール・アミーゴ」の進化版!足場が高い場所などでもボトムを足元までしっかりトレースでき、特にデイゲームで威力を発揮する

17時前になり、あたりが暗くなってくると浅場にベイトの気配が増し、足元でベイトがパシャパシャと騒ぐ状態に。ベイトはおそらく小ボラ。ウェーディング中の足に逃げ惑うベイトが当たるようになりチャンス到来!

そんな中、鈴木さんが投げていたカーボンバイブを追ってくるシーバスを確認。小さいベイトに合わせるため「フラペンシャロー」をフォローに投げてみると、狙い通りにバイト!しかしバラし…。シーバスもあまり大きくはなかったため、ロッドで弾いてしまった。その後、ベイトっ気も少なくなって、夕マヅメの時合いが終わってしまったため場所を移動することに。

辺りが暗くなる頃に潮が動き始めて、足に伝わる流れも強くなってきた
フラペンシャローS85」と「フラペンS85」(マリア)
ペンシルベイトの後方にフラップを装備した「フラップペンシル」。可動式のフラップはキャスティング時は閉じて飛行姿勢を安定させ、リトリーブ時は後方へ波動を発生してアピールする
フラップが紫色の方が潜行深度の浅いシャロータイプ
飛行時とフォール時のフラップ。閉じて飛行機の尾翼のような役割を果たす
リーリングに入ると抵抗でフラップが開く。ここが水流を受けることで波動を発生して、ローリングと波動でアピール
一時はベイトが浅場に寄せられてかなり熱い状況になったが、1バイトのみで終了

実績のある下流側のポイントへ移動

下げ止まりの21時前に潮が動く時間帯があるはずと見込んで大きく場所移動。左岸側の河口近くまで下った。取材時の河口付近はシーバスの魚影が濃く、回遊のある場所に釣果が集中している状況。ただ、人気があるのは入った場所の対岸側で、付近に他の釣り人の姿は確認できなかった。

河口近くで夜の部スタート!

今度のポイントは先ほどより川幅が広く、河口付近で流れが巻いてやや複雑な流れになっている場所。ベイトも沖寄りで騒いでいるようなので、遠投が可能なシンキングペンシル「ブルースコードⅡ」の110mmを中心に使って攻めた。

移動後しばらくして、19時過ぎになると徐々に潮の動きがよくなってきた。シーバスがサヨリを食っているのか「ポチョポチョ」という捕食音が聞こえるようになり再びチャンス到来。すると越後さんの投げていた「ブルースコードⅡ」に待望のヒット!1回途中でバラしたものの、再びヒットさせて見事にキャッチ!

追波のアベレージ(70~80cm)と比べるとちょっと小さめだったが、この時季に貴重な1本
ヒットルアーは「ブルースコードⅡ(マリア)」の110mm。カラーはチャートゴールド
ブルースコードⅡ(マリア)」
表層付近のベイトを意識している魚に有効なシンキングペンシル。マグネット式重心移動システムによる優れた遠投性と素早い立ち上がりも特長
越後さんに続いて鈴木さんにもヒット!
足元まで寄せたものの、ランディング直前で残念ながらオートリリース×2回。ヒットルアーはやはり「ブルースコードⅡ」のステンドグラスカラー。クリアボディに網目ホログラムを組み合わせたカラーは強いフラッシングで魅せる
越後さんは佐藤崇さんから助言を受けて投げた所でヒットさせ、2本目を釣り上げた

次の大潮は確実にバチ抜けがある!

その後も20時くらいまで断続的にバイトのある時合いが続いた。越後さんがブルースコードⅡで2キャッチ、鈴木さんは足元まで寄せて残念なバラシが2回の結果。他にも小さいバイトはあったが、アタリがちょっと遠のいたところで終了。

ベイトは小ボラ、サヨリなどの小魚。まだ水がちょっと温めのためか、取材時の大潮でバチ抜けは確認できなかった。次の大潮になる10月15日頃にはほぼ確実にバチ抜けが起こる見込みで、ブルースコードⅡの90mmやフラペンシャロー等の小さめのルアーで表層を引くと好釣に期待できそうだ。

その後も10月一杯くらいは河口域中心にシーバスに期待でき、その後はサーフや港湾域のシーズンへと移っていく。
※工事中、立入禁止の場所や危険な箇所を避け、安全第一でお楽しみください。

ブルースコードスリム(マリア)」は細身のシェイプで、サヨリパターンなど細いベイトを食っている時にも使える
今回、取材にご協力いただいた鈴木達也さん(中央)と越後敬太さん(左)、佐藤崇さん(右)

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※取材協力/ヤマリア

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