釣行記

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夏休みのファミリーにもおすすめ!な塩釜沿岸のお手軽船釣り

千葉めぐみ 2021年3月3日 更新

釣り河北イメージキャラクターの千葉めぐみさんがファミリーを対象とした船釣り教室に参加。塩竃港周辺の近海でイシモチやハゼ、カレイ狙いの釣りを楽しんだ。静かな湾内なら船酔いの心配も少なく、女性や子供も安心なのだ。
※2016年8月掲載の記事です。

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近場の船釣りなら初めてでもカンタンに挑戦できます

7月21日に公益財団法人日本釣振興会主催(後援:宮城県遊漁船業協同組合)の「日本釣振興会ファミリー釣り体験教室」が開催されました。総勢40組以上が集まる中、私も友達親子3組で参加してきました。

集合場所は塩釜まがき港。受付8時から、出船9時と、朝がゆっくりなのも小さな子供連れにはありがたいです。

受付後、注意事項やどんな魚が釣れるかなどの話があり、真剣に聞く子供達の姿が。

ライフジャケットと竿、リールを貸してもらい準備はOK!
いざ出船

「釣れるかな~」、「おっきいの釣りたいな~」、「風が気持ちいいね~」、「今晩は釣った魚でお刺身だね!」、などと、ポイントに着くまでに色々な話をしながら10分ほどで到着(ポイントは港のすぐ近くです)

仕掛けはテンビンにオモリをセットし、市販の船カレイ用の仕掛けをスナップで付けるだけ。この日は運営の方に準備してもらったので、それを順番に装着するだけ!と簡単です。

配られたテンビンとオモリ

日釣振の方々がそばで指導してくれるので、親として安心しながら楽しむことができました。

竿を出すこと1分。
「釣れた~!!!」
同じ船から聞こえてくる声に子供も焦り出します。
「大丈夫!大丈夫!お魚がたくさんいるってことだから」
日釣振の山口さんの言葉を聞いて、落ち着いてアタリに集中します。

そんなこんなしている中、私にヒット!

本当なら子供に先に釣らせて自信をもたせてあげたいところだったのですが・・(ごめん、息子よ)

大人気なく「やった~!!きたキタ~!!」って喜んでしまいました

ママの喜びと息子のテンションは反比例。難しいお年頃です(笑)

私は竿を出さずに、息子の竿1本に集中。

竿(ピクピク・・)
息子「よっしゃ~!!」
初イシモチを釣り上げました。しかも大きなサイズ!

そのあともイシモチをコンスタントに釣り上げていました。

船中次々と!

私は、その場でイシモチを〆て・・。

出船前にイシモチを鮮度よく持ち帰る方法としてシメ方についての説明もありました。イシモチは顎(エラ下部分)をハサミで切り、その下1cmくらいを切り落とすことがポイントだそうです!

これでより美味しいイシモチ料理をいただけるんですね。

「かわいそう・・」
そういう子供の言葉から、
「すべてのものには命があること。そしてその命を頂いて自分たちも生きているんだから感謝して全部食べないとね・・」
なんてことを話しながら母と子並んで竿を出していました。

友達親子も次々と釣り上げ、最初は触れなかったイソメも
「ほら!触れるようになったよ!」と。

よかったね♪

釣りに行く回数が増えていくと釣れた瞬間から
「あ〜〜。小さいわ・・」
など、魚が釣れた最初の感動を徐々に忘れてきてしまっている自分に反省。

「竿が動いてるよ!」
「魚が釣れたよ〜!」
その小さな感動に改めて私自身考えさせられた親子での釣行となりました。

子供とのんびり釣りを楽しめる時間。 こんなに幸せな時間はないだろうな・・

釣りの楽しさを知り、最後にはちょっとしたドラマも!

おやつタイムを挟みながらゆっくり過ぎていくひととき。

・・・も束の間、
「すっごい大きいのがきたよ〜!!」
と息子。

確かに、イシモチの竿のしなりにしてはずいぶん大きい。

この日いちばんの曲がり

リールを慎重に巻いて・・よし!見えた!
(ずいぶん大きいカレイだ!!)

けれど、タモに入れずに引き上げようとしたからか、
息子が言うように私が邪魔したからか・・
目の前まで来てバラしてしまいました。

「あ~~!!!残念‥」周りの声に涙ぐんで悔しがる息子。そのあとももう一度カレイらしきアタリはあったものの姿は見られず・・

「1mはあったのにな・・」
そう、それがまさに「逃がした魚は大きい」

そんな時に私にもアタリが!
息子がバラしたカレイをママが釣ってやろうじゃないか!
そう意気込みリールを巻き上げると・・

はい!アナゴさん(笑)

これだから釣りは楽しい!

「残り5分前だよ〜」と今回お世話になったえびす屋丸さんの船長さんの声に最後の最後まで飽きることなく竿を出していた子供達。

親子でいい思い出ができました。

港に到着後、魚の捌き方教室。鱗を取るのに便利なペットボトルのキャップでゴシゴシ。

その後、実際に包丁を持ち親が見守る中、自分たちで捌いていました。

釣ったこれだけの魚でイシモチのお刺身、
アナゴ丼、ハゼの天麩羅、イシモチのアクアパッツァ
すべておいしくいただきました。

自分で釣った魚を自分で捌いて最後までいただく。この日1日で親子一緒にいろんなことを学びました。

今は夏休み真っ只中。次は気軽に防波堤から一緒に竿を出してみようっと!夏休みのいい思い出の一つが出来たね♪

子供達の笑顔が全てを物語っていたそんな1日でした。

お世話になった日釣振の皆様、そして今回乗船したえびす屋さん、ありがとうございました。

【遊漁船紹介】えびす屋(塩釜まがき港)
■TEL:022-362-2220
仙台湾マガレイ船ブームや秋のワラサジギングなど、長年にわたり塩釜の釣り船をけん引してきた人気遊漁船。今の季節は定番のカレイ船のほか、根周りエサ釣り(メバル等)、根周りジギング、浅場のタラジギングなども出船している

[山口充さんが伝授!酔い止めのコツ]

最後に「船釣りはしてみたいけど船酔いが心配」という皆さんに、日釣振山口さんに教えていただいた酔い止めのコツをご紹介します。

①酔い止め薬は前夜から飲む
酔い止め薬はすぐには効いてくれません。前夜寝る前に指定の量を飲んで、当日の朝(乗船30分以上前)にも飲むと効きが抜群に違います。
※子供さんの場合は子供用を使う、カプセルの量を半分にするなど量を調節してください。

②よく寝ること
前の夜は緊張、興奮せずにしっかりと寝ることが大事。酔い止め薬には落ち着いて眠くなる効果もあるので、前夜に薬を飲むことで睡眠効果にも期待できます。

[関連記事]船酔いの心配を克服!酔い止め薬のいろいろ

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PROFILE:千葉めぐみ

元KHB東日本放送「週末釣り倶楽部」リポーター。現在はフリーアナウンサーとしてテレビ、ラジオで活躍中。子育てをしながら釣りも楽しんでいて、最近は親子で釣りをする機会も。釣りTiki東北イメージキャラクター。

 

※取材・テキスト/千葉めぐみ
※取材協力/山口充(日本釣振興会神奈川県支部長)、えびす屋(塩釜まがき港)

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