岩本有貴プロが桧原湖スモールマウスバスに初チャレンジ！

編集部 2021年10月1日更新

バレーヒル動画内の「Challenge the Field」で全国のフィールドに挑戦中の若手バスプロ「いわもっちゃん」こと岩本有貴プロが桧原湖のスモールに初挑戦。この企画は琵琶湖をホームとする岩本プロが全国の人気レイクを釣り倒していく、というもの。かなり特殊、難しいとされる桧原湖のスモールマウスバスをいかに攻略するのか！
※2016年7月初出時の状況をそのまま掲載しています。
※紹介しているポイントでも釣り禁止になっている場合などがありますので、現場の指示に従い、ルール、マナーを守って釣行してください。

［関連記事］「桧原湖スモールマウスバス　シャローのエビ食いバスを攻略」

景観も素晴らしいスモールパラダイス桧原湖

［バレーヒル動画］「『いわもっちゃん』Challenge the Field　in　桧原湖」

福島県桧原湖のスモールマウスバスに挑戦することになった岩本プロ。野尻湖のスモールは何回か釣ったことがあるが、桧原湖スモールは初めて。ということで、この日は桧原湖でガイドもしているバレーヒルフィールドスタッフの千葉正博さんが同行した。

しかし、取材日は急な水温低下により前日はスモールの反応はほとんど無く、地元ガイドやゴールドハウス目黒の目黒専務らが声を揃えて「全然釣れてない」と言うような状況。それでも、梅雨の貴重な晴れ間に恵まれ、意気込んで実釣をスタートした。

前日までの雨が止み、穏やかな晴天に恵まれた

桧原湖のガイドサービスも行っている千葉正博さんと一緒に楽しんだ

午前中は北側の早稲沢などを回り、シャローの藻場が有望と判断。午後からは藻場中心に攻めてみることに

午後の部は西岸エリアの高圧ブイ周辺のポイントからスタート

千葉さんのガイドを参考に、桧原湖のパターンを頭に入れていく岩本プロ

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岩本プロ桧原湖ミッション達成！

状況が良くなってきた午後3時過ぎ、千葉さんに続き岩本プロにもヒット！

魚を離すように慎重にランディング

ダブルキャッチ！

桧原湖スモールミッション達成。「キッズジャコビーQ」を使い、ダウンショットリグのシェイキングで食わせた

岩本プロの使用タックルをチェック！

桧原湖など全国各地のチャレンジで使えるアイテム群。今後リリース予定のプロトモデルも多数テスト中だ

岩本有貴プロ使用タックル①ダウンショット用

■ロッド：「ブラックスケールSXプロトタイプ BSXS-65XULF（バレーヒル）
エビ食いのバスもキャッチした、この日のメインタックル。6フィート5インチのソリッドティップは先が軟らかく入って食い込み性に優れる。0.9～1.8gのダウンショットリグや2.7gくらいまでのキャロ、ノーシンカーにも好適。
■ライン：「シューターFCスナイパー」（サンライン）2～4Lb

■ソフトルアー：「キッズジャコビーQ（バレーヒル）」
シルエット、アクションともにワカサギ、小エビをエサにしているバスにピッタリ！

■シンカー：「TGシンカー18ドロップショット」（バレーヒル）1.8g
シルエットが小さく、感度に優れるタングステン製。ドロップショット型はベーシック型で様々なシチュエーションで使いやすいタイプ

岩本有貴プロ使用タックル②キャロライナリグ用

■ロッド：「ブラックスケールSX BSXS-67ULS（バレーヒル）
①のロッドより長めのソリッドティップモデルで、主にワームの釣りで、ボトムの地形をつかむ性能に優れる。ワカサギが沈んでいる時、エビを食っている時など、バスが下を向いている時に◎
■ライン：「シューターFCスナイパー」（サンライン）2Lb

■シンカー：「TGシンカー18スリップリー」（バレーヒル）
細長形状で藻場などのすり抜け性に優れた形状のタングステン製シンカー。ライトキャロなどに向き、パイプ付きなので細いラインも傷つけにくい

■ソフトルアー：「キッズジャコビーQ（バレーヒル）」
サイズと質感でベイトそのものの動きを演出！釣れます

岩本有貴プロ使用タックル③シャッド・ドラッギング用

■ロッド：「ブラックスケールSX BSXS-64ULFS（バレーヒル）
フィネスロッドでありながら適度な張りを持たせたモデルで、軟らかさと高い操作性を両立。短めの長さも攻めのフィネスに適する。この日はシャッドプラグの巻きの釣り、ドラッギングに使用。
■ライン：「シューターFCスナイパー」（サンライン）2.5Lb

「ビーフリーズGP 65ダイブ」（邪道）は3ｍくらいのレンジ攻略が可能。白色の方はプロトタイプで、2mくらいの浅めのレンジを攻め分けられるように開発中

岩本有貴プロ使用タックル④虫パターン用

■ロッド：「ブラックスケールSXプロトタイプ BSXS-68MH」（バレーヒル）
6フィート8インチの長さに、ミディアムヘビーのパワーを備える。カバーをかわしつつ、魚をカバーから引き離す強さがあるが、ガチガチに硬くは無くフィネスな面も残した1本
■ライン：PE1号（直結）

虫パターンはプロトワームをフロートで浮かせて使用した

岩本有貴プロ使用タックル⑤ベイトフィネス用

■ロッド：「ブラックスケールSX BSXC-69ML」（バレーヒル）
マイクロガイドを搭載したベイトフィネス対応ロッド。遠投に向く長さに、軽いルアーを操作できる繊細さもあり、巻き物系全般のほか、カバー周りのワームの釣りにも向く。
■ライン：「シューターFCスナイパー」（サンライン）8～14Lb
■ルアー：「ブースターブレイド77」（バレーヒル）
狙ったレンジをしっかりトレースし、強いフラッシングとブレードの波動でバイトを誘う。活性の高い魚を広範囲に狙いたい時のほか、サーチベイトとしても使用

「アーティクルケース388DD」（バレーヒル）
人気の「バーサスVS-388D（明邦）」のオリジナルカラーバージョン。使い勝手の良さはそのままに、オレンジ、イエローのカラフルなカラーで楽しく小物を使い分けられる

この日は藻場のエビパターンに「キッズジャコビーQ」がジャストマッチ。このキッズジャコビーQはワカサギのレンジ攻略などにもぴったりなソフトルアーで、①のようなタックルは桧原湖攻略の基本タックルになる。これをベースにシーズナルパターンに合わせて色々なテクニックを組み合わせていくのが確実な攻め方になるだろう。

夕マヅメ・・噂の虫パターンでビッグワンに期待

シャローの藻場パターンでスモールをキャッチした後、夕マヅメにかけてシャッドのドラッギングや虫パターンで狙ってみた。特に虫パターンは前日、何をやっても全然釣れない中、ベイトブレスの谷野社長が夕方の虫パターンだけで16本をキャッチしたとの前情報が入っておりかなり期待していたのだが…。

桧原湖では定番のドラッギングも試した。ワカサギの群れを追っているバスのレンジ攻略にかなり有効なテクニック（動画はこちら）

オーバーハングや岸際を虫パターンで撃っていくが、徐々に風が吹いて虫パターンにはよくない状況に

夕方が近づき、前日に釣れたという清水沢エリア周辺を虫パターンで探るが、風が出てきて虫にはよくない状況に（風が出ると波紋が見えづらくなりバスに虫ルアーをアピールできない）。風が止む気配も無いので、暗くなる前にゴールドハウス目黒に戻ることに。

「久々のライトラインの釣り、SX系を駆使して楽しめました。状況はかなり厳しかったですが、ダブルヒットもありましたし、スモールの引きはやっぱり熱いですね！今度はもう少しコンディションのいい時に来て再チャレンジしたいです」と岩本さん。

桧原湖に来たら磐梯山の山体崩壊の歴史に触れてみる

翌日も半日ほど釣りをする予定だったが、悪天候のため中止。せっかく裏磐梯に来たのだから、ちょっとだけ観光も楽しんだ。

磐梯山3Dワールド

SONYとともに開発した3D映像で噴火の歴史と裏磐梯の魅力を知ることができる

磐梯山噴火記念館

磐梯山の噴火の歴史を中心に沈んだ桧原村や裏磐梯の自然についての展示もあり

山体崩壊が起こるしくみが詳しく説明されている

3Dワールド、噴火記念館は道路を挟んで向かい合わせに建っているので一緒に楽しめる

［ショップ紹介］ゴールドハウス目黒（福島県北塩原村）
ガイドから各種レンタルボートまで完備し、桧原湖のスモールのことならなんでもお任せ。小人数から団体までOKの宿泊施設も完備。ドライブインでは特製ソースカツ丼、喜多方ラーメンなどの会津名物を食することができる。一般のおみやげ品のほかG-MEGUROオリジナルのグッズ、バス用品も多数揃っている
■問い合わせTEL：0241-32-2523

名物の磐梯山噴火味噌は思わず汗が噴き出すウマさ！