釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

この夏をさらに熱くする北上川水系リバーシーバス

編集部 2021年3月3日 更新

宮城県沿岸のスズキの規制解除を機に、2016年6月26日(日)に開催した「2016釣り河北カップ リバーシーバスin石巻」。雨の影響でかなり濁りのある難コンディションにも関わらず、石巻を中心に宮城県内各地や隣県岩手から75人のシーバスアングラーが集結。北上大堰から下流の追波川と江合川合流から中瀬周辺までの旧北上川を舞台にシーバスの釣果を競った。

大会結果はこちら

イベント当日は朝からは晴天に恵まれたものの、直前まで続いた降雨の影響で濁りのきつい状況。梅雨の開催ということである程度は覚悟していたものの、旧北上川はカフェオレ色の水が流れ、かなり厳しい釣果になることが予想された。

「このままだと表彰台分の釣果もあやしい」という状況。急きょ協議を行い、大会委員長の村岡博之さんの判断で最低サイズを尾又長60cmから50cmに引き下げるとともに、長面浦もエリアに加えて大会を実施することになった。

きつい濁りの入った旧北上川の様子
 
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難条件ながら大健闘!70UPも多数キャッチされた

開会式の後、朝5時前に競技スタート。各々、狙いを定めた釣り場へと向かった。増水直前の6月24日の朝イチにまとまった釣果が上がったとのことで、ご意見番の村岡さんによれば朝勝負になるとの予想。

キーパー確保のため長面浦に釣り人が集中するかと思われたが、いくらか濁りの少なかった追波川へ向かう人、濁りはきついが実績の旧北上川を攻める人と、意外にも分散傾向に。また、潮周りから朝イチ有利との予想に反して、陽が昇ってからもあきらめずに場所を変えながら釣り続けたアングラーが多く、日中になってからも釣果報告が相次いだ。前日から朝にかけて雨量が少なく、日中にかけて状況が少しずつ好転していたのかもしれない。

予想を大きく上回る釣果が報告された

上位入賞者も場所を変更して明るい時間帯に釣り上げた人が多かった。水色からはとても釣れそうになかった旧北上川の石巻大橋から真野川合流付近も、実績ポイントだけあってかなりの釣果が集中。日中ということもあり、鉄板系のルアーで本命をキャッチしたアングラーが大多数を占めた。

帰着ののち、大会委員長の村岡さんのジャッジにより順位を決定
集計の間、各メーカーブースで情報収集

上位入賞者インタビュー~釣った時の状況~

優勝者には千葉めぐみさんより副賞の「ソルティーステージ・シーバス」(アブ・ガルシア)が手渡された。

今回の大会はスズキの尾又長で競う形式。村岡さんの厳正なジャッジにより長さを判定。集計ののち、待望の結果発表が行われた。イベントの司会進行はおなじみ釣り河北イメージキャラクターの千葉めぐみさん。元週末釣り倶楽部リポーターで、現在もテレビ、ラジオで幅広く活躍中だ。

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5位 伊藤泰照さん73cm

「福地閘門の対岸の小さな水門付近で釣り上げました。ヒットルアーはジャクソンの『鉄PAN Vib26g』でした」

5位 菅野 潤寿さん73cm

バイブレーション系ルアーを駆使して73cmをキャッチ!

4位 志賀康英さん 76cm

「旧北上川の石巻大橋付近で、ヒットルアーはラパラジャパンの『ストームソーランブレード』でした。両隣を佐藤雄一さんと戸澤直彦さんにサンドイッチされながら、プレッシャーの中釣りました」
「雄一さん、戸澤さんより大きいのを釣った要因は?」との質問に「運です」と謙虚な志賀選手

3位 佐藤俊介さん 77cm

「5位の伊藤さんと一緒に入った追波川で釣りました。ヒットルアーはジャクソンの『鉄PAN Vib20g』。足場から約5m先のブレイク付近をリフト&フォールでトレースして食わせました」

2位 遠藤辰太朗さん 79cm

真野川合流付近の旧北上川で釣り上げた。村岡さんが巡回したのとほぼ同じタイミングでキャッチ。村岡さんからの「巡回のときにちょうどそこを通ったのですが、すごい濁りでしたよね?」との質問に、「濁ってました。実は今シーズン本格的にシーバスやるのは初めてで、前日に『キールバイブ(イクリプス)』、『キックビート(ロンジン)』を買ったんですが、結果的には数年前に買った『ローリングベイト(タックルハウス)』でボトムを転がすように流しながら釣りました」

優勝 三浦秋彦さん 89cm

大会本部対岸の水門周辺の追波川で、帰着時間ちょっと前の釣果。「ヒットルアーはダイワの『モアザンリアルスティール26g』です。午前中は旧北でがんばったんですが、そのあと追波川河口に行っても釣りにならず、それなら国交省側で風を背に受けながらやろうかと思いました。日が昇ってから、キャストしてボトムを取り、ひと巻きくらいできた魚です」
「なかなか昼間出るサイズじゃなかったですね!拍手!」と村岡さん

各ブースの注目商品紹介

ピュア・フィッシング・ジャパン

アブ・ガルシアのスピニングリール「レボシリーズ」にニューモデルが登場。「錆びないベアリングになっていますので、これまでのものより塩ガミなどが起きにくいのが特長です。これまでのスピニングより巻き感がとてもよくなっているので、ぜひ触って検討してみてください」

パズデザイン(ザップ)

パズデザインのザップのオススメは、秋田の秋田運河、雄物川で高い実績を誇る『銀粉カラーのルアー』。「これから夏場は深場より岸ギワを撃つといい季節になります。そんな時に有効な銀粉カラーのルアー。これからは根掛かりしないレンジのものを選び、デイゲームで銀粉を投げるのがサイズも数も出ます。秋田での実績ですが、北上川水系でも通用するかもしれないのでDAYの釣りで試してみてほしいですね」

オーシャンルーラー

この夏注目なのがフラット用ジグヘッドの『クレイジグレンジキープVR』。「フラットフィッシュを狙うときにただ巻きでもダートでも使えるルアーです。ルアーが立ってエサを食べるような恰好になりますよ。また、ロックフィッシュ用に『インターシンカーのブラスモデル』が出ます。6月末発売予定なのでぜひ使ってみてください」

オライノ

「北上川水系で一番釣れているオライノからは新色のモヒートカラーを持ってきているのでぜひ見てみてください。また、今シーズンは生シリーズも登場しました。すでにリリースしている『生ボラ』に加えて、青物用の『銀河』に『生イワシ』が登場します。リアルで魚が飛びつくこと間違いなしですよ」

ジャクソン

「サゴシ専用設計のヘビーシンキングミノー『ピンテールサゴシチューン』をよろしくお願いします。また、今回3位と5位のヒットルアーだった『鉄PANVib』。ロング版もありますのでそちらも使ってみてください。『Gコントロール』は最近サーフでよく釣れていますよ」

バレーヒル

「『JADO(邪道)』ブランドから今回よく釣れていた金属系バイブの『レイン(冷音)』という商品が出ています。馴染みがうすいかもしれませんが、西の地域ではかなり人気のルアーですので試してみてください。『クルクルシリーズ』も種類が豊富ですので、うまく使い分けをしてみてください」

「また今年はフラットゲームロッドの『サイファリスト フラットセイバー』が間もなく発売されます。今までシーバスロッドでフラットをやってた人が多いと思いますが、逆にフラットロッドでシーバスをやることも可能です。99MMはシーバスにも適した仕様。また、パワーのある104はMAX60gとなっていますが、実際は80g背負えるので、サーフからの青物などにも対応できますよ」

ベイトブレス

「『湾バイブ』は関東、関西の方では大ヒットしているバイブレーションになっています。東北ではまだそれほど浸透していませんが、今日のような状況にもぴったりマッチするルアーです。また、5月に発売になった「チェリースピン」。フック、ブレードの交換が可能で、フックをオフセットに交換できるため、島周り、牡鹿半島などで藻についたシーバスを狙う時など根掛かりを回避しながら釣ることができます。今発売している14gの他、7月に21g、9月に28gを発売予定なのでよろしくお願いします」

全員に当たる抽選会と恒例のジャンケン大会も開催!

当日の実釣では規定サイズの50cmにわずかに届かず、残念な思いをした参加者の方も多くおられたようですが、事故もなく、盛況のうちにイベントを終えることができました。大会委員長の村岡さんをはじめとする地元アングラーの皆さまのご協力と、賞品の協賛、ブース出店等で盛り立てていただいたメーカー様に心より御礼申し上げます。

釣り河北では今後も継続的にこのようなイベントを企画していく予定です。次回以降も皆さまにお会いできることを楽しみにしております!!

千葉さん、村岡さんの実釣(海)の模様は改めて別の釣行記でご紹介します

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ご協賛、ご後援

オライノ・邪道・ベイトブレス・ピュアフィッシングジャパン・がまかつ・ささめ・ハヤブサ・フィッシュアロー・サンライン・モーリス・リトルプレゼンツ・オーシャンルーラー・ラパラ・リアス・ウエルエフ・シマノ・ヤマガブランクス・エクリプス・ヤマリア・ジャクソン・天龍・プエブロ・河北新報社
※順不同、敬称略

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