釣行記

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仙台湾ディープジギング 良型マダラに大熱戦!

編集部 2021年3月3日 更新

東日本大震災の後、宮城の遊漁船出船再開を機にスタートした復興イベント「仙台湾ソルトアングラーミーティングVol.7」が開催された。震災の翌年から春、秋と継続してきて今回ではや7回目。春大会のターゲットは塩釜沖(金華山沖)ディープゾーンのマダラ。産卵後、深場に落ちて体力回復中の大型マダラを狙った。
※2016年6月掲載の記事です。

周りがうっすらと明るくなってきた朝4時から受け付け開始。参加者が続々終結
大会前のミーティング。主催のトップレンジ代表・丹野氏よりレギュレーションの説明がなされた
約1時間45分の航程でポイントとなる金華山沖に到着。当日の海上はベタナギ、弱風、快晴。潮流も良くベストなコンディション
 
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宮城の海に出られる喜びを再確認した1日

参加者は登竜丸と海友丸の2隻に分かれて塩釜港を出港。大会はマダラ3匹の総重量を競う形式。

「震災があった年の6月1日。3月11日以降初めて海に出られるようになり、皆で金華山沖に出てタラジギングをした『あの日』を思い出しながら釣りをしよう!」と言うトップレンジ丹野代表の考えに賛同した参加者たちは、釣りをできる喜びをかみしめながら金華山沖のジギングを満喫した。
※参加費の一部は、後援の河北新報社を通じて、日本赤十字社への義援金に充てられている。

開始して間もなく、船上で次々にヒット。マダラの活性は上々のようだ。

マダラが連釣し船上は大盛り上がり。ソルトルアーゲームの先駆者、FISHERMAN社代表の鈴木文雄氏、トップレンジスタッフのマナミンも重量級を堪能。なんと鈴木文雄氏が釣り上げたマダラは、サバが食らいついたものにヒットしていた
この日は500~700gのジグを使ったディープジギング。腕に磨きをかけた猛者達の白熱したバトルが展開された
スロージギングの名手西本康生氏。スロージギングで良型を連発。もちろんタックルはレングス、ウエイトをロッドカラーで使い分けできる「ロジカル」シリーズ
西本氏が使用していたDEEPLINERリリースジグ「スピンドル500gマグマシルバー」。リリースの難しかったディープのターゲットを確実にリリースできると好評なアイテム
KOMO代表・薦田真司氏もNEWモデル「コモジグ・ギョロメディープ700g」でヒット!
コモジグ・ギョロメディープ700g
ディープ攻略用の幅広いアクションに対応したミディアムロングジグ。ギョロメの名の通りくぼんだ目玉部分で水を受けてアピールする。ベイトのイカが逃げる動きも再現でき、深場のマダラにも特に有効な2016年注目の新モデルだ。超深場用の700gのほか、より汎用性の高い300gもあります
全体的にデップリ重量級は出なかったものの、アベレージサイズの良型5~8kgサイズが止まらない

釣り場は水深200~250mのディープエリア。500~700gのジグを使ったテクニカルな釣りだったが、快晴、弱風、ベタナギのベストコンディションにも恵まれ、コンスタントにマダラが釣り上げられた。

マダラのアベレージサイズは5~8kg。特大サイズこそ出なかったものの、冬場ののっこみからすっかり回復した綺麗な魚体のマダラばかりが釣れてきた。これから夏ダラシーズンも楽しくなりそうだ。

周辺では青物のナブラとともに鳥山がたちイルカのショーも
あまりの釣れっぷりにゲストアングラーも「腕がパンパンだよ~」と小休止。その合間、釣り談議に花を咲かせていた
主催のトップレンジ代表丹野氏も、お手伝いの合間に8kg超の良型を釣り上げた
ポイントを移動した後半戦。潮流が変わったためか少し食いが渋くなったが、それでもコンスタントに上がっていた
今回大会船(2隻のうち片方)を担った海友丸。瀬戸船長は丹野代表とともに仙台湾の色々な釣り物を開拓してきた人。ジギングなどオフショアのほか、アジビシ五目などにも率先して取り組んでいる。
■問い合わせTEL:022-365-7589
帰港後、ヘロヘロな体を振り絞って満タンクーラーを降ろす。好釣果からか参加者はみな満面の笑み
3匹の総重量で争われた今大会。良型が持ち込まれる度に大きな歓声が沸き起こった
表彰式では主催のトップレンジ丹野代表より総評のあと、ゲストアングラーのお三方からコメントが述べられた
優勝したのは3匹の総重量17.08kgの永野敏光さん
東日本大震災の復興イベントとして始めた「仙台湾ソルトアングラーミーティング」も今回で第7回。次回は今秋。前回大盛況だったブリ、ワラサジギングが好シーズンを迎える10月に開催予定だ
この日集めた義援金は6月16日、丹野代表から河北新報社へ届けられた。熊本地震の義援金として日本赤十字社へ送られる予定だ

大会結果

優勝 3匹の総重量17.08㎏ 永野敏光氏
2位 3匹の総重量15.70㎏ 阿部雄亮氏
3位 3匹の総重量15.44㎏ 渡辺吉宏氏
4位 3匹の総重量15.03㎏ 舘岡裕文氏
5位 3匹の総重量14.82㎏ 菅井孝幸氏
大物賞・7.79㎏  佐藤幸一氏

【後援】
河北新報社

【大会協賛メーカー】(順不同)
(株)シマノ、(有)FISHERMAN、KOMO、(株)ディーパースファクトリー、スタジオオーシャンマーク、シャウト!フィッシャーマンズツール、(株)モーリス、(株)天龍、サンヨーナイロン(株)、東邦産業(株)、(株)ザップ、(株)ゼニス、(有)つり具のニットウ、(株)モビーディック、(有)リップル、タックルハウス、(株)ハヤブサ、(株)魚矢、GAMAKATSU PTE LTD、(株)シーフロアコントロール、(株)サンライン、(有)ソウルズ、ヤマリアコーポレーション、(株)ビッグオーシャン、(株)嶋屋、(株)アイビック、(株)アムズデザイン、(株)目細八郎兵衛商店、(株)ツネミ

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※取材協力/トップレンジ

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