七ヶ浜周辺ボートロック 春のメロウドパターンに合わせて釣果UP
多量のメロウドが浅場に差してきている
この日は、朝から快晴のもとで出船。平日の乗り合いでしたが、6名満員の乗船でした。シーズンインとはいえ、人気の高さがうかがえます。
この時期、アイナメは浅場にどんどん入ってきます。シーズン初めは6m前後、シーズン終わりは3m前後と非常に浅い根周りで釣れます。
今回は浅場のポイントの解説というよりは、状況判断と判断結果によるルアーセレクトとルアーアクションの考え方について取り上げたいと思います。
この日もいつも通り、魚探でベイトの反応を確認しながらポイント絞りから始めました。水深6m前後で地形に変化があり、ベイトの反応が良いポイントから実釣スタートです。
今年は例年以上にベイトのメロウドが大量に入っており、アイナメはメロウドを主食としています。このメロウドのサイズが3~4cmと小さいので、我々が使うルアーも比較的小さめのシャッド系ワームをセレクトします。まさにマッチザベイトの考えです。
小魚を主に捕食しているということは、横の動きに反応が良いということにも繋がります。シャッド系のワームをジグヘッドリグでも良いですし、根のきついポイントではテキサスリグで、スイミングアクションで狙う必要があります。
ロックフィッシュというと、どうしてもホッグ系ワームのテキサスリグでのリフト&フォールというイメージが強いのですが、捕食している対象により、ワームもリグもアクションもマッチさせなければ、良い釣果は生まれません。勿論、エビやカニを捕食している場合には、ホッグ系ワームのリフト&フォールや、海底をゴロゴロと転がすアクションが適します。
ワームの種類、ワームサイズを捕食対象に合わせることと、捕食対象の動きをまねること。マッチザベイトとマッチザアクションということです。
以上のことを、ポイントに着いたら早めに判断し、実釣しながら確認して下さい。また、周りの同船者がどのようなワームを使い、アクションはどうしているかを見聞きするのも良いと思います。皆さんで情報を共有し、船内が大漁となれば楽しい釣りの時間を共有できます。
また、釣り上げた魚が何を吐き出したかも確認してみましょう。小魚系の粘性物を吐き出すか?それともエビ、カニ等の甲殻類を吐き出すのか?
エリアやポイント、水深が変われば、同じ日の釣行でもベイトは変化します。その瞬間の状況を確認する為に、実際に捕食しているものの確認も怠らずに行いましょう。
基本を大切に、状況判断を的確にし、状況にマッチしたルアーとアクションを繰り返せば、素晴らしい釣果をもたらしてくれます。まだまだシーズンは始まったばかりです。サイズは選べませんが、良型に出会える絶好のシーズンです。この日も黒ソイの50cmオーバーに出会うことが出来ました。皆さんも是非、釣行に出かけ、良い釣果を得て下さい!
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バスフィッシングでNBC等の大会に出場し、優勝・入賞多数。現在はサラリーマンアングラーとしてロックフィッシュ、ジギング等のソルトウォーターをメインに釣行。宮城県仙台市在住。関連メーカー:モーリス、メガバス、フィッシングサンリバー。
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※取材・テキスト/遠藤真樹
※取材協力/アーネスト(佐藤尚行船長)