釣行記

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塩釜沖のボートロック!アイナメスポーニング最終盤、秋から冬への移行期の楽しみ方!

遠藤 真樹 2021年3月8日 更新

12月に入り、仙台湾のロックフィッシュゲームも晩期となりつつありますが、まだまだアイナメは安定的に釣れているようなので、12月4日、実釣へ出かけました。※2015年12月掲載の記事です。

朝の冷え込みが氷点下となる日もあり、水温も11℃前後まで下がっています。ちょうど、秋のパターンから冬のパターンへ移行する時期です。移行期は、その日に釣れるパターンを見つけるのがなかなか大変なのですが、パターンを掴めば確実にロックフィッシュを獲れる時期とも言えます。

塩釜港の遊漁船アーネストで塩釜沖の沖根のポイントへ
 
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宮城のロックフィッシュはまだまだハイシーズンながら、冬に入り不安定な季節

この日は、朝から快晴の分、前夜からの放射冷却で冷え込んだ朝でした。水温も低下していることが予想され、喰いが渋いことを想定しながら実釣をスタートしました。

ポイントは少しでも潮通しの良い5~6m前後の沖根。魚探でベイトの反応が良い沖根を重点的に流します。この時期のアイナメは産卵も終わっているものがほとんどですので、アフター狙いとなります。

沖根でアフターのアイナメ狙い

水温が低下し、潮の流れが緩い状況でしたので、ワームのアクションは小さめで狙います。

ベイトの反応が多いエリアではシャッド系のワームによるスイミングアクション。岩礁、根の入り組んでいるポイントでは、ホッグ系ワームの小さめのリフト&フォールでボトムを丁寧に狙います。

予想通り、水温低下と潮の流れが緩いせいでしょう、喰いが非常に渋く浅いため、バイトはあるものの、なかなかフッキングに持ち込めない状況が続きました。魚が居ることは分かりましたので、あとはいかに喰わせ、フッキングに持ち込むかがポイントとなりました。

そこでホッグ系ワームを更に小さなアクションに変え、ほとんど底をズル引くようなアクションにし、バイトが出たら少し送り込む気持ちでステイするという戦略を立てたところ、しっかりと咥え込んでくれ、フッキングに持ち込むことが出来ました。結果、このアクションとステイでフッキングに持ち込めた魚は良型が多く、この日のひとつのパターンとなりました。

ホッグ系でボトム付近をじっくり攻めて釣ったアイナメ

もうひとつのパターンは、シャッド系ワームのスイミング。こちらも反応が良く、フッキングに持ち込めた確率が高かったですが、どうゆう訳か、サイズは全て小さく、良型はヒットしませんでした。

一日を通して、非常に反応の低い、厳しい状況下での実釣となりましたが、魚がどのようなワーム、アクションに反応するかをヒントに、パターンを見つけ出すのもゲームフィッシングの楽しみ方だと思います。もちろん釣れることが一番に楽しいのですが、「釣れてしまった」というよりは、釣れるまでのプロセスを自分なりに仮説を立てながら、挑み、「狙った通りに釣った」時の喜びは大きいものです。

船上の同船者と相談しながらパターンを探すのもロックフィッシュの面白さ

天候、水温、風、潮流等、釣りは毎回条件が違います。状況判断と、その日のパターンを見つけるということも楽しみのひとつであり、釣果へつながる大切なことだと思います。

これからますます冷え込みが厳しくなり、本格的は冬のパターンへ移行します。厳冬期のメインターゲットである黒ソイの反応も出始めました。まだまだ仙台湾のロックフィッシュシーズンは続きます。納竿せず実釣に出かけてみましょう。

冬のパターンが色濃くなるとクロソイのシーズン。深場の巨大クロソイも有望になる
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[使用タックル]
■ロッド:ベイトタックル6.9ftミディアムヘビー、7.0ftヘビー
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■フック:モーリス Nogalesフッキングマスター ロックフィッシュ
■その他:モーリス PEにシュ!
■ウエア:モーリス ニットキャップ、スウェットフルジップパーカ、スウェットパンツ
■サングラス:モーリス クロスフィール・トゥルービュー
■ワーム:フラッシュユニオン ユニオンクロー3.2インチ
[遊漁船紹介] アーネスト
塩竃周辺のボートロックのことならおまかせ!佐藤尚行さんがその時々の状況、パターンを解説しながら分かりやすくガイド。レンタルタックルもあるので、これからロックフィッシュを始めたい人も安心!12月から1月は、アフタースポーニングのアイナメからディープのクロソイのシーズンに入る。
■問い合わせTEL:090-3641-4621

 
PROFILE:遠藤 真樹

バスフィッシングでNBC等の大会に出場し、優勝・入賞多数。現在はサラリーマンアングラーとしてロックフィッシュ、ジギング等のソルトウォーターをメインに釣行。宮城県仙台市在住。関連メーカー:モーリス、メガバス、フィッシングサンリバー。

 

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※取材・テキスト/遠藤真樹
※取材協力/アーネスト(佐藤尚行船長)

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