釣行記

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今季はメジナも良型期待!晩秋の粟島磯マダイ小遠征記

亥飼 真司 2021年3月10日 更新
マダイ

大型マダイの実績豊富な新潟の離島「粟島」。10月から11月の粟島は例年、荒食いに入った大型を狙えるシーズン。宮城県在住の亥飼真司さんは昨年の11月上旬にも76cmを最大に大小様々なサイズのマダイを釣り上げており、今年も同様の釣果を期待して粟島に小遠征した。※2015年11月掲載の記事です。

去年の実績
こちらは昨年、2014年11月9~10日の釣果
フェリー
岩船港と粟島とを結ぶ粟島フェリー
 
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悪天候&潮動かず苦戦!今季絶好調のメジナは入れ食い状態に

2015年11月上旬、亥飼さんは深場に落ちる前の秋マダイ狙いで新潟県粟島に釣行した。初日は沖磯に渡れず、フェリー乗り場のある防波堤で少し竿を出しただけで終了。2日目から2日間は昨年同時期に76cmを釣った下来島に乗って釣りをすることができた。

ただ、結果的には潮が動かず苦戦。メジナは35cm前後が入れ食い状態になったのだが、30cm台までのチャリコは10枚ほど、他に35cmくらいのサンバソウ(イシダイの子)などの釣果となった。

「マダイを本気で狙う場合、メジナはエサ盗りと一緒なので、手前にメジナを寄せるようにしながら沖側の潮目を狙ったり、手前の溝やエグレを攻める場合はメジナと分けるようにしました。マダイが寄ってくるとエサ盗りの食いが止まったりするので分かるのですが、今回はチャンスは巡ってきませんでした」

マダイ狙いではエサ盗り同然とはいえメジナもなかなか侮れない。今秋はメジナも良型が多く、40cmオーバーが釣れていて、50cmを釣ったという話も聞かれている。釜谷港のすぐ近くでもヒラマサやマダイがルアーで釣れたり、近年はルアーのシーバスも以前に比べて明らかに増えてきている。粟島周辺の海の様相が変わってきていると感じることが多いそうだ。

中型のメジナは爆釣状態!今季は大きいサイズも出ている
チャリコのほかはシマダイやウマヅラハギなど、まだまだエサ盗りの多いシーズン
2日間、下来島から竿を出し、メジナのいないポイントを狙ったが、残念ながら期待した大型は出ず

今年の粟島マダイはGW頃にバタバタと釣れた後、掛かれば大きいものの、数が出ない状況が続いている。マダイの絶対数が少ないのか、本来マダイのポイントでもクロダイが釣れることも多い。マダイがいればクロダイが追い出されるはずなので、そこでクロダイが釣れるのはマダイが居ない証。

マダイのシーズンは10月頃から30cm台が混じりながら50cm、60cmの良型が出るようになり、11月は荒食いに入った70cm、80cmも上がるようになるハイシーズン。その後、11月一杯は好シーズンが続き、12月でも狙えるが、12月になると粟島のフェリーの便が少なくなるため徐々に足が遠のくというのが例年のパターン。

「今年はメジナが保険でよく釣れるので楽しめるし、クロダイは寒クロになっても全然いけるのでまだまだ粟島は楽しめます。あと、大物の実績のある磯に乗りたい人が多いと思うのですが、ハイシーズンの粟島ならどこの磯も可能性があります。一級磯は小さい所が多いですし、荒れた中無理をしなくても港の近くの磯で十分に期待できますよ」

こちらは今回お世話になった「民宿亀屋」の船長さん
今回、コマセバッカンとして使用した2015年新製品「VARIVAS ハードバッカン 36cm(VABA-18)」のホワイト×ブルー。錆びに強い高剛性ステンレスフレームに厚手のEVAシート採用で磯でも安定性抜群。内側は鏡面仕上げになっているのでコマセが付いても洗いやすい。33cmと40cmの間のちょうど使いやすいサイズもうれしい!
ラインは大型マダイ狙いということで強めの3号、4号。ちょっと風が強い条件だったので、風がある中でも遠くの潮目に流せるようなサスペンドタイプの「VARIVASバーマックス磯 [本流]」を使用した
今回はコンディションの関係で使用しなかったが、「トリビュート磯」シリーズに追加商品として200mが登場した。こちらも日本海側のマダイや本流釣りにバッチリ!
ハリスは「VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス」の3号、4号。汎用フロロカーボンに比べて1割近く強度があるプレミアムフロロハリス!表面加工は最低限で糸自体の性能にこだわっており、磯の大物狙いに最適
ハリはグランの「ジーク グレ尾長Ⅱ」の4号、5号と「ジークグレ尾長・真鯛」3号、4号。大型マダイにも対応できる強さと鋭いハリ先が自慢!
ウキはキザクラの「D‐flatz 96-P」0号と「IDR PRO」のサイズL-0号、「黒魂ふわり」のサイズL-B号。季節的に海が荒れ気味の中、軽い仕掛けではなかなか馴染まないため、体積の大きいウキでしっかり飛ばし、水中抵抗を増やすことで潮に馴染ませるようにした
大型真鯛専用のタックルを使用した。ロッドはダイワの「TOURNAMENT ISO AGS T-53SMT」と「TOURNAMENT ISO T-2号-52SMT」。リールはダイワの「TOURNAMENT ISO 3000SH-LBD」
こちらは2014年の同時期の釣果

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PROFILE:亥飼 真司

東北各地の他にも北陸方面や関東方面にも釣りに行きます。海の釣りは色々やりますが、最近は磯釣りの合間にテンヤマダイやタイラバに行ってます。サポートメーカー:モーリス。MFC(みなとやフィッシングクラブ)所属

 

※取材・解説/亥飼 真司

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