今季はメジナも良型期待!晩秋の粟島磯マダイ小遠征記
悪天候&潮動かず苦戦!今季絶好調のメジナは入れ食い状態に
2015年11月上旬、亥飼さんは深場に落ちる前の秋マダイ狙いで新潟県粟島に釣行した。初日は沖磯に渡れず、フェリー乗り場のある防波堤で少し竿を出しただけで終了。2日目から2日間は昨年同時期に76cmを釣った下来島に乗って釣りをすることができた。
ただ、結果的には潮が動かず苦戦。メジナは35cm前後が入れ食い状態になったのだが、30cm台までのチャリコは10枚ほど、他に35cmくらいのサンバソウ(イシダイの子)などの釣果となった。
「マダイを本気で狙う場合、メジナはエサ盗りと一緒なので、手前にメジナを寄せるようにしながら沖側の潮目を狙ったり、手前の溝やエグレを攻める場合はメジナと分けるようにしました。マダイが寄ってくるとエサ盗りの食いが止まったりするので分かるのですが、今回はチャンスは巡ってきませんでした」
マダイ狙いではエサ盗り同然とはいえメジナもなかなか侮れない。今秋はメジナも良型が多く、40cmオーバーが釣れていて、50cmを釣ったという話も聞かれている。釜谷港のすぐ近くでもヒラマサやマダイがルアーで釣れたり、近年はルアーのシーバスも以前に比べて明らかに増えてきている。粟島周辺の海の様相が変わってきていると感じることが多いそうだ。
今年の粟島マダイはGW頃にバタバタと釣れた後、掛かれば大きいものの、数が出ない状況が続いている。マダイの絶対数が少ないのか、本来マダイのポイントでもクロダイが釣れることも多い。マダイがいればクロダイが追い出されるはずなので、そこでクロダイが釣れるのはマダイが居ない証。
マダイのシーズンは10月頃から30cm台が混じりながら50cm、60cmの良型が出るようになり、11月は荒食いに入った70cm、80cmも上がるようになるハイシーズン。その後、11月一杯は好シーズンが続き、12月でも狙えるが、12月になると粟島のフェリーの便が少なくなるため徐々に足が遠のくというのが例年のパターン。
「今年はメジナが保険でよく釣れるので楽しめるし、クロダイは寒クロになっても全然いけるのでまだまだ粟島は楽しめます。あと、大物の実績のある磯に乗りたい人が多いと思うのですが、ハイシーズンの粟島ならどこの磯も可能性があります。一級磯は小さい所が多いですし、荒れた中無理をしなくても港の近くの磯で十分に期待できますよ」
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東北各地の他にも北陸方面や関東方面にも釣りに行きます。海の釣りは色々やりますが、最近は磯釣りの合間にテンヤマダイやタイラバに行ってます。サポートメーカー:モーリス。MFC(みなとやフィッシングクラブ)所属
※取材・解説/亥飼 真司