釣行記

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松島湾ロックフィッシュ ハイシーズン!

遠藤 真樹 2021年3月13日 更新

水温がなかなか上がらず、遅めのシーズンスタートとなった今年のロックフィッシュも、ようやく水温が安定したのと同時に釣果も安定してきました。毎年この時期のアベレージは30~35cm位とそれ程大きな魚体ではないですが、バイトも多く、数釣りの出来る時季で、これからロックフィッシュを始めてみようという方にもおススメの季節です。※2015年7月掲載の記事です。

6月24日、塩釜・釜の淵漁港の遊漁船アーネストで松島湾へ
塩釜周辺では比較的シーズンの遅い奥松島周辺も好季に入っている
 
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ボートロックに入門するなら 釣りやすい今がチャンス!

ボートロックの基本タックルはロッド6.5~7フィートのベイトタックル。ラインはフロロカーボンの14~16Lbを使用し、シンカーウェイトは水深5m位であれば15g~18g。水深が深いポイントや、潮流が強い際には21g以上を選んでいます。

使用するルアーは、定番のホッグ系ワームの3~4インチ。この時季はスイミングに良く反応するので、同じく3~4インチのシャッド系ワームも用意し釣行に臨みます。

フックサイズはワームサイズに合わせることは基本ですが、ロックフィッシュの強烈なファイトに耐えられるシャフトの太いタイプを選んで下さい。岩場、沖根等を攻めることがほとんどなので、ワームのリグは基本テキサスリグです。ストラクチャーの少ないポイントや、スイミングを重視したい場合はジグヘッドリグを使用するのもおススメです。

使用ラインはロックフィッシュ専用プレミアムフロロ「VARIVAS ロックフィッシュ プレミアム(モーリス)」の14Lbか16Lb。根周りのボトムを攻める根魚ゲームでは強くて感度のいい高性能フロロがマスト。
[商品紹介ページ] http://varivas.co.jp/Product/searchgroup/id:1509
フックは大型ロックフィッシュ専用フック「Nogales フッキングマスター ロックフィッシュ(グラン)」。大型ロックフィッシュゲームの過酷な条件にも余裕で耐えうる超ヘビーワイヤー仕様!
[商品紹介ページ] http://www.varivas.co.jp/Product/searchgroup/id:3194

この日は約5m前後の岩礁帯を中心に、魚探でベイトの反応を確認しながらポイントを攻めていきます。釣りをするうえで常に心がけているのが‥、狙うロックフィッシュが捕食対象としているのが何かということです。

エビやカニなどの甲殻類なのか?回遊している小魚なのか?大きく2パターンの仮説を立ててアプローチしています。その日のロックフィッシュの状況を少しでも早く察知できれば、釣果が大きく変わるからです。

仮にエビやカニを捕食していて、ホッグ系のワームに反応が良い場合は、更にアクションを探ります。ボトム付近をコロコロと転がすアクションなのか、ボトムパンプなのか、それともリフト&フォールなのかという具合に、その日の状況にどれだけアジャスト出来るかを重視し、アクションを試しています。

島周りの岩礁帯を撃っていく
取材時はドシャローよりはちょっと落ちた所にバイトが集中。魚探で反応を見ながら、ベイトの着いている所を探していった

釣行した当日のロックフィッシュは、回遊している小魚を意識しているように感じました。シャッド系のスイミング。しかも、ボトムから少しだけ浮かせ、潮の流れに漂わせるようなアクションの時に猛烈なバイトがありました。一発のバイトでしっかりとワームを咥え込んでいましたので、非常に捕食意欲が強いと判断。この日のひとつのパターンと仮説して釣りを展開しました。

パターンを把握してからはシンカーウェイトをひとつ軽くし、潮の流れに漂わせるようなアクションを更に意識。このパターンが見事にハマり、時合いだったのでしょうか、潮止まり迄の一時間で10本近い釣果を得られました。

釣れるアイナメはコンディションもGOOD!当面はハイシーズンの好釣を楽しめそう

また、この日の同船者である平日乗合組の常連、中華職人Oさんは48cmの見事なクロソイを釣り上げました。メインターゲットはアイナメでしたが、エリアとパターンが重なれば、このような嬉しい釣果も出ます。

ベイトに着いている大型クロソイを手にできるチャンスもある

潮流、風、波、水温など海の状況は毎日変化します。その日の状況をいかに早く把握し、自分なりの仮説を立て、実践し反応を見る。これが当てはまった時には、しっかりと釣果という結果が出る。釣りの楽しい部分だと再認識できた釣行でした。

この日はシャッド系ルアーを使ったスイミングパターンがハマった。「今シーズンは底の水温が上がるのが遅く、シャローの藻が多く残っている状況で春のベイトフィッシュパターンがまだ続いています。これから水温上昇とともに海藻が切れてきて、浅場の甲殻類パターンがよくなると夏ロック本番ですよ」とアーネスト佐藤船長
遠藤さんはラインにメンテナンス用スプレー「VARIVAS PEにシュッ!(モーリス)」でフッ素コートをかけてから使用している。PE用となっているが、ナイロン、フロロにも対応。これを使うことで巻き始めからベイトリールへのなじみがよくなり、バックラッシュなどのライントラブルを軽減。耐久性もUP!
[商品紹介ページ] http://varivas.co.jp/Product/searchgroup/id:138
[遊漁船紹介] アーネスト
塩竃周辺のボートロックのことならおまかせ!佐藤尚行さんがその時々の状況、パターンを解説しながら分かりやすくガイド。これから始めたい人向けのレンタルタックルも充実。スピニングとベイト両方選べるが、ベイトを使ったことの無い人に挑戦してほしいとのこと(無料、要予約)
■問い合わせTEL:090-3641-4621

 
PROFILE:遠藤 真樹

バスフィッシングでNBC等の大会に出場し、優勝・入賞多数。現在はサラリーマンアングラーとしてロックフィッシュ、ジギング等のソルトウォーターをメインに釣行している。宮城県仙台市在住。関連メーカー:モーリス、メガバス、フィッシングサンリバー。

 

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※取材・テキスト/遠藤 真樹
※取材協力/遊漁船アーネスト(宮城・塩釜港)

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