釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

越喜来湾 冬烏賊ラストチャンス!

編集部 2021年3月21日 更新

大船渡周辺沖の夜イカ船はシーズン終盤戦に突入。12月下旬の冬至のころは冬至スルメと呼ばれる大型のスルメイカをメインに、冬が旬のヤリイカも狙える好機。

こちらの釣行記でもたびたび紹介している通り、昨シーズンあたりからメタルジグを使ったイカジギングのアングラーが急速に増えてきている。秋シーズンに入ったばかりの10月には、大船渡市越喜来・小石浜漁港の億幡丸でオリジナルハンドメイドジグKOMO社 ビルダー薦田さんによる「イカジギング実釣講習会」を開催。さらに冬至スルメがハイシーズンを迎えた11月22日にも同じく億幡丸で釣行会を行っている。

三陸のイカジグはシンプルなタックル、直感的で初めてでも分かりやすい釣り方で人気がでている。そして今なら大型の冬至スルメの釣り味を楽しむことができ、おみやげにも最高のスルメイカとヤリイカが手に入る、3拍子も4拍子も揃ったオイしい釣り物なのだ。

使用したメタルジグはコモジグの「イカジグEVOⅡ」。従来の烏賊ジグエボよりスリムボディな設計。100gまでをラインナップし、湾内からちょっと潮の早い湾外まで快適に攻略できる
11月22日、億幡丸での釣行会の釣果。冬至の1ヶ月前でもすでにスルメイカは良型だった
同じく11月22日に釣ったヤリイカ。初期のヤリイカは小型のメスが多いが‥
11月でもこのような良型のヤリイカも釣れてきた。12月末頃にはスルメイカが少し減ってきてヤリイカ狙いのチャンス

2014年の冬至(12月22日)の時点では越喜来湾沖、お隣の吉浜湾沖ともに胴長30cmオーバーの冬至スルメがトップ100杯超の釣果で安定して釣れていて、ヤリイカも多い人で20~30杯は狙える好調をキープ!

冬至スルメは夏場に太平洋を北上したスルメイカが南下中、三陸海岸に迷い込んだもので、イカが南下したり水温が下がりきってしまうとシーズンは終了となる。なので、チャンスがあるのは例年1月上旬頃まで。1月以降もヤリイカは狙えるのだが、天候の関係もあって出船機会が減ってしまうのがいつものパターン。今シーズンはイカの魚影が濃く、ヤリイカに移行してからいつもより長く楽しめるかも?期待したい。

11月22日、億幡丸イカジギング釣行
スルメ、ヤリ混じりで楽しめる
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越喜来湾でイカジギング講習会を開催!

まだ秋イカシーズンの10月4日、KOMO社・薦田さんによるイカジギング実釣講習会が行われた。この頃のイカはサイズ的にはまだちょっと小さく、イカの寄りにもムラがある状況。それでも集魚灯を点けて釣り始めると、徐々にイカが集まりまずまずの釣果になった。

【10月4日のイカジギ講習会の模様】

16時30分、参加者8名に薦田さんから挨拶があり講習会スタート。首崎周辺の漁場までは30分ほどと近い
漁場到着後、レクチャーしながら釣り開始
湾周辺にはすでに漁火がぽつぽつ
当日は、台風接近に伴い波が高い状況でタナ取りに苦労した
 
 
 
暗くなるまでは、イカもまとまらずポツポツの乗りだったが、暗くなるにつれ釣果も上向き、コンスタントに釣れるように。少ないがヤリイカの姿も
まだ水温が高く、サバ、カマスの外道も多かった
イシガキダイの幼魚は集魚灯に誘われ水面で泳いでいたもの。網ですくってお刺身になった
イカは締めてからお持ち帰り!
今回お世話になった第18億幡丸、松川船長。気さくな性格の若船長がいろいろとフォローしてくれるので、初めてでも安心して楽しめる

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※取材協力/KOMO、億幡丸

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