「ハヤブサカップ」ワラサジギング大盛況!
昨年の大爆釣には及ばないものの、仙台湾のジギングでワラサが堅調に釣れ続けている。シーズン後半に入りかけた11月1日(土)、塩釜港えびす屋の第51えびす屋丸を貸し切って開催された「第2回 ハヤブサカップジギング大会in塩釜」の模様を取材してきた。※2014年11月の取材記事です。
仙台湾のワラサジギングは10月に入る頃から釣れ始め、砂地のメロウドパターンで安定した釣果を刻んでいる。60cm前後のアベレージサイズ中心にたま~に70cmクラスが混じるという状況。10月に入ってから毎週のように開催されているジギング大会ではこの大きめサイズを手にできるかどうかが勝負のカギとなっている。
この日のポイントは亘理沖の水深45m前後。釣り始めは伊藤栄明船長が「先週よりちょっと小さいな‥」とぼやくようなサイズも多かったが、イナワラのほかに良型のヒラメやホウボウ、サバも混じった。サバは丸々と肥えてこれぞ秋サバと呼べる1kgクラスも!
アベレージサイズは十分に釣れたが‥
伊藤船長によると今シーズンはベイトのメロウドに小さいサイズが結構多く混じるそうで、定番のロング系ももちろん釣れていたが、シルエットのちょっと小さいセミロング系がいい傾向もみられた。今大会では主催のハヤブサ社から2014年の新作「ジャックアイ ロング」が全員に配られたのだが、ある参加者は「ジャックアイロング」でしっかりワラサとサバを釣ったものの、この日の状況ではセンターバランスタイプの「ジャックアイストラッシュ」の方が魚の反応が良かったとの感想も聞かれた。
アクションはジグが大きく泳ぐ激しいジャークより、一定リズムのワンピッチなどであまり大きく動かさない方が効果的な場面も。スタンダードな釣り方でリミットメイクしたらジグのサイズや釣り方をちょっと変えて、サイズアップを試みる参加者が多かった。おのおの色々な作戦を試したものの、いつもだったら混じるはずの70UPがなかなかヒットせず、トップと2位の差が40gという大接戦となった。
最後に伊藤船長にこれからのシーズンのことを伺った。水温の下がるペースは例年通りなので、昨シーズンと同様であれば11月一杯から12月に入るくらいまでワラサを狙えそう。ただ、今季の魚影からすると、ちょっと終わりが早まる可能性もあるとのこと。秋サバや寒ビラメ、ホウボウなども好調で十分に楽しめるので、仙台湾のジギングファンの方は狙えるうちに満喫していただきたい。
検量~表彰式の模様
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※取材協力/ハヤブサ、船宿えびす屋