宮城沖テンヤマダイ五目の可能性を探る![一つテンヤ真鯛]
仙台湾ならではの豊富なターゲットが魅力!トラフグやイシナギまで釣れ盛る!?
釣行日は9月15日、丹野さんが代表を務めるTOP Range(旧菊田釣センター仙台店)の釣行会。長年、丹野さんとともに仙台湾のゲームフィッシングを開拓してきた、瀬戸船長操船の第一海友丸で出船した。
大根、中根などといった浅場の多くはすでに実績十分なので、水深20mから50mくらいまでの広範囲を探ることに。といっても、あてもなく竿を出すのではなく、第一海友丸のアジビシ船など他の釣り物でマダイらしき魚影を確認したポイントや地形的に期待できそうなポイントを集中的に攻略していった。
釣り場は大型魚礁をはじめとした漁礁周りに砂地のツブ根など。天然の礁から沈船に、秋にワラサが着くようなメロウドのポイントなど色々な場所を探った。
結果からいうと、この日のマダイの釣果は1枚のみだったが、マダイらしいフックアウトもあり、テンヤ特有のアワセとマダイの引きへの対応に慣れれば釣果はもっとよくなりそう。ハナダイも良型が多く、これからも期待できる。
また、今季絶好調のヒラメは浅場から深場まで魚影濃厚。40cm台後半から50cm台を中心に最大74cmまでキャッチした。その他にもとにかく釣れてくる魚種が多く、ワラサに59cmのイシガレイ、マガレイ、ホウボウ、カナガシラ、マアナゴ。さらにはトラフグも6匹をキャッチ。フグ類はマフグ、サバフグ、ショサイフグ、アカメフグ(ヒガンフグ)と計5種類もが姿を見せた(フグ類は素人には捌けないのでリリースか免許のある料理店に持ち込み)
使用したテンヤは3~8号で、平均5号前後。この釣りではできる限り軽いテンヤを使ってフワリとエサを落とすのがセオリー。ただ、フォール中のアタリは明確には出にくいため、軽いテンヤを使うには専用に設計されたロッドと高性能リール、細くて強度のある高性能ラインのタックルシステムが重要になる。
ロッドはトップレンジオリジナルの「レンジスティック・テンヤシリーズ」。リールはシマノの2500番かC3000番。マダイの強烈な引きに細糸で対峙するには優秀なドラグ性能はマスト。ラインはPE0.6~0.8号、リーダーはフロロ3号。このように極細PEを使う場合には8本ヨリのゲーム専用ラインを選択したい。
エサの冷凍エビは頭が落ちたりズレてしまうと途端に食いが落ちるので、身持ちのいい高品質なものの方が有利になる。TOP Rangeでは赤エビ系、白エビ系それぞれ吟味したエビを常備している。同じパック内でも品質にいくらかムラがあるので、エサ付け時に状態のいいものを選んで使用するようにしよう。新発売になったマルキューの変色防止剤「エビシャキ」に浸してエサを強化しておくのもおすすめ!
仙台湾マダイの本格シーズンはまだまだこれから。水温が20℃を切る10月~11月上旬がベストになる。水温低下とともに根魚が元気になって五目の魚種は若干入れ替わるが、水温が下がってマダイが底に落ち着くようになると本命のチャンスもさらに高まる。
【丹野さん使用ロッド】
・81TENYA:8.1ft/適合テンヤ2~8号/税別¥37,000-
・81TENYA-H:8.1ft/適合テンヤ3~10号/税別¥38,000-
・84TENYA-EH:8.4ft/適合テンヤ5~15号/税別¥40,000-
[NEW]82TENYA-HB:8.2ft/適合テンヤ8~10号/税別¥46,200-
フォール中の微細なアタリを感知する繊細な穂先に、細糸で大物を獲る為に必要な粘りと浮かせるパワーにこだわり抜いた「レンジスティック・テンヤシリーズ」。今季は従来の3モデルに加え、ベイトモデルの「82TENYA-HB」が新たに追加になった。テンヤ釣りの盛んな関東エリアの方にもおすすめ! ※各機種グリップ着脱式2本継ぎ。
※ベイトのみオールチタンガイド搭載。
【丹野さん使用テンヤ】
ベーシックな作りの中に使い易さを追求!フッキング抜群のフックに専用の孫バリをワンタッチで装着。エビズレ防止ストッパー、高強度・極小パワースイベル付きの高機能テンヤ。濁り潮時やローライト時にはスーパーグローカラーが強烈アピール!!
■ノーマル:1号(小)、2号(小)、3号(小)、5号(小)、2号(大)、3号(大)、5号(大)、8号(大)、10号(大)、15号(大)
■スーパーグロー:3号、5号、8号、10号、15号
※替え孫バリも販売中!
■TEL:022-285-9576
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※取材・解説/丹野 正文