十三浜沖の新天地でカレイ快釣!
マコガレイ釣りの盛んな南三陸のすぐ南に位置する十三浜沖は知る人ぞ知る好釣り場。メジャー釣り場では無いぶん手つかずのポイントが残っており、今シーズンから通い始めた伊藤育男さんがその釣れっぷりに驚いたほど。7月半ばからはヒラメもシーズンに入っており、カレイ&ヒラメのリレー釣りでも面白い。※2014年8月掲載の記事です。
>2014年10月26日には十三浜でカレイ釣り大会を開催予定!
未開の新天地は魚影バツグン!
石巻市の北上町十三浜は北上川河口から志津川湾にかけて、国道398号線沿いの13の浜を合わせた地域。ワカメなどの養殖が盛んで、太平洋の外洋に面した浅場から深場までバリエーションに富んだポイントを有する。
今回は南三陸町の神割崎にほど近い小滝漁港の大勢丸から出船。最初は北上川河口の実績ポイントに向かったものの、ウネリが高く底荒れもあったため、ワカメの養殖棚周りに移動した。
ワカメ養殖棚のポイントは水深40~50mの流し釣り。するとここが大爆釣!マコガレイ中心にミズガレイ(ムシガレイ)、アイナメの良型が好調に上がり、ダブルでヒットすることもあった。養殖棚周りは泥、砂混じりの底質。カレイは砂地のメロウド、泥場の虫エサの両方を食って、かなりの好環境。
感度に優れたテクノチタントップソリッド穂先とネジレ剛性の高いブランクスが高い操作性を実現!取材日も水深のある泥場でロッド性能の違いを実感できた
今回の釣り場は水深がそこそこあり、砂泥底で抵抗も大きいため、ハイパワー高感度のがまかつ「天鰈幻」が大活躍だった。
「育男の仕掛け」はIK03の両テンビンタイプが活躍。「いつものようにうちの父と一緒に行ったんですが、普段そんなに真剣に釣らない親父が両テン仕掛けを使い続けて、結局一番釣っちゃいました。ただコヅいているだけで簡単に釣れちゃうので、(普段、両テンが活きる)浅場だけでなくちょっと深場でも抵抗なくアピールできますよ」
取材時、ポイント周辺には他の釣り船も何艘かみられたが、十三浜のカレイ釣り場はまだまだ手つかずのポイントが多く魚影抜群。また今回は流し釣りだったが、かかり釣りの雰囲気でじっくりカレイのアタリを楽しめる。
十三浜は外洋に面した水深のあるポイントが多く、これから高水温期にかけても長く楽しめる。先日はカレイ&ヒラメのリレーで出船し、前半のカレイ釣りで盛期の釣れっぷりを楽しんだうえ、活きイワシでヒラメ、アイナメもしっかりキャッチした。ヒラメや根魚はスロージギングでもよく釣れていて、これから注目の釣り場になりそうだ。
【大勢丸予約】TEL:090-3753-3334
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10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター
※取材・解説/伊藤育男
※取材協力/大勢丸