桧原湖 夏のスモールマウスバスガイド!
スモールの聖地、桧原湖。山上湖とはいえ夏場は水温も上がりテクニカルな季節。ここでは桧原湖のバスフィッシングガイドも行っている千葉正博さんが、バレーヒルより7月に新発売となった「ブラックスケールSX」を持って釣行!このニューロッドを使用した夏の桧原湖の攻略法を解説してもらった。
※2014年7月初出時の状況をそのまま掲載しています。
※紹介しているポイントでも釣り禁止になっている場合などがありますので、現場の指示に従い、ルール、マナーを守って釣行してください。
■TEL:0241-32-2523
超絶激渋モードをどうやって攻略する?
会津磐梯山のふもとに位置する桧原湖は、ワカサギ釣り場としてもたいへんな人気があるほか、スモールバスの聖地としても有名な湖だ。釣れるブラックバスはほぼ9割がスモールで、ラージマウスバスは1割ほど。
桧原湖はワカサギの魚影が非常に濃く、スモールはワカサギを追って回遊していることが多い。また、磐梯山の噴火によるせき止め湖は岩礁やレイダウン等の地形変化が豊富なうえ、水質がよくウィード(藻場)も多いためエビパターンも有効。地形的には、北部は比較的フラットで赤土質のエリアが多く、南部は底質が硬めでハンプのポイントがある。
磐梯高原とはいえ夏場は水温も高くなるため朝晩のマヅメがチャンス大。日中もインレット(流れ込み)やシェード(木陰、レイダウン等)で捕食モードの魚を探せるほか、桧原湖特有のワカサギパターンを駆使することで十分に釣りを楽しめる。
「攻めのフィネススタイル」をコンセプトとし、ただ軟らかいだけではなく、適度な力強さとロッドバランスを追求。キャスタビリティに優れたモデルから喰わせの釣りに適したモデルまでの幅広いラインナップで、桧原湖のタフフィールド攻略にも最適。コストパフォーマンスが抜群なのもうれしいところ。
■BSXC-69ML/MICRO
5g程度のシンカーを使用し、取材時はカバー撃ちでメインに使用。プレッシャーがきつい中でもきついカバーをフィネスに狙える1本。
■BSXC-67L/MICRO
ベイトフィネスのカバー撃ちで、69を使う場面よりカバーが薄い時に適する。
■BSXC-64LS/MICRO
よりライトなリグにも対応可能なタックル。カバー撃ちの際、ジグヘッドワッキーなどでフォローするときやシャローの見えバスにどうしても食わせたいときなどに重宝する。
7月下旬の取材時、水温は23℃ほど。タフコンディションの中、午前中は一発ビックフィッシュを狙い 桧原湖北岸の大川エリアに向かった。
ベイトタックルを使い、木陰で休んでいるバスを狙っていく。スモールは比較的回遊性が強い魚のためストラクチャーに定位することはあまり無いが、シェードや流れ込み、ウィードエリアにエサを捕食しに来ている魚がターゲット。また、カバー撃ちでは絶対数は少ないものの大型のラージマウスバスも期待できる。
この日はスモールの足が速く、カバーに依存している魚には出会えなかった。午前の部はベイトからスピニングタックルに持ち替えて小型を1キャッチしたところで終了。桧原湖のスモールは「パターンは日替わり」というのがセオリーで、魚が湖内を泳ぎまわっているため昨日釣れたから今日もその通りにやっても釣れないのが難しさであり、面白い所でもある。
午後は手堅く桧原湖ワカサギパターンで
昼食後、午後は月島エリアのハンプ(凹凸)のポイントへ。今度は桧原湖のテッパンであるワカサギの群れに着いたスモールを狙って、数を釣りつつ、その中でサイズアップする作戦。
ここではハンプを記憶させた魚探の活用がマスト。魚探に記憶されているハンプのポイントを回り、いい感じにワカサギの反応が出ている場所を探す。スピニングのタックルを使い、ロングリーダーのキャロライナリグで広範囲をキャストして探りつつ、ピンポイントを攻める時はより繊細なタックルにチェンジしてダウンショットリグのシェイキングでねちねちと狙った。
■BSXS-67ULS
キャロライナリグで広範囲を攻めるならコレ。この日もロングリーダーのキャロライナリグで使用。ロッド全長があるので、リーダーを1mくらい取っても余裕で扱える。
■BSXS-64ULFS
リーダー短めのキャロライナリグなどに。
■BSXS-62L
虫パターンの釣りなどに好適なモデル。これから秋にかけて効果的なシャッド系のスイミング、ジャークにもおすすめ。
■BSXS-61ULFS
ダウンショットリグのシェイキング専用設計。シェイキングでの高い操作性、繊細なアクションが可能
キャロとダウンショットを反応に合わせて使い分ける釣り方で30cm台中盤を頭にスモールマウスバスをキャッチ。桧原湖のバスは常にワカサギを追っている状態なので、ワカサギの群れに合わせた釣り方なら数釣りを楽しめる。
ハンプなどのポイントの状況についてはレンタルボートをしているゴールドハウス目黒が詳しいので、分からないときは気軽に確認しておこう。初めてで不安があるなら、同ショップで千葉正博さんらフィッシングガイドの紹介もしてくれる。
桧原湖ではウィードエリアでエビを捕食しているような魚に非常に有効。0.9g ジグヘッドリグでエビが逃げるような動きを演出しリアクションを誘うと◎
「バイン」はジグヘッドワッキーやネコリグ等々で使う桧原湖定番ルアーの一つ。カバーのラージマウスのほか、ハンプ周りの攻略もOK!
「バイズクロー」の毛やツメをもいでボディだけにした「いもチューン」。桧原湖の大会では上位実績多数の逸品。シャローの見えバス攻略などで意外な威力を発揮。余計なものがないので飛距離も出せる。
写真は「フィッシュテール」にスモールラバージグをセッティング。スローなズル引きで低活性な魚にもアピール絶大。ラバジにガードが付いているのでハンプや岩礁をこするようにズル引きできる。もちろんダウンショット等でも使用できる。
「フィッシュテール」のボディにシャッドテールを装着。エビパターン、ワカサギパターンいずれにも効き、今回は主にキャロライナリグに使ったが、ダウウンショットもOK。
小型シルエットながら全身リングでアピールする「Mosha」。ダウンショットリグでロングシェイクで見せて釣る使い方が最高!キャロでも使える。
【翌日の釣果】
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ソルト、フレッシュ問わずルアーフィッシングを得意とする東松島市在住アングラー。釣りの楽しさ、自然の有難味を伝えるべく、桧原湖、猪苗代湖のバスや仙台湾のソルトガイドも行う。サポートメーカー:ベイトブレス、バレーヒル、サンライン、ヴァンフック、ドレス、アクティブ、ゴールドハウス目黒
※解説/千葉 正博
※取材協力/ゴールドハウス目黒
※提供/バレーヒル