釣趣あふれる歌津湾内のかかりマコ
歌津沖はマコガレイのかかり釣りが今まさに盛期を迎えている。この日はGFG宮城支部のカレイ釣り大会。がま船のニューロッド「天鰈幻」と「育男の仕掛け」を携えて、GFGのレジェンド池田正義氏らとともに、歌津湾内で掛かり釣りを楽しんだ。※2014年6月掲載の記事です。
水深10m以浅でも爆釣!!
マコガレイの釣り味を満喫!
この日はGFG宮城支部の定期釣行会で南三陸町・泊浜の清重丸から出船。大型船、小型船に分かれ、私と池田さんはともに小型船の方に乗り込んだ。
大型船は40mラインの深場のポイントを流し、型はそれほどでも無いものの、トップ21枚と数が釣れた。一方、湾内は深場ほど数は伸びないのだが比較的型はよく、トップ13枚。私も12枚を釣り、平均9~10枚くらいと数、型ともにまずまずの釣果となった。
小型船はカキ棚周りの掛かり釣り。最初は泊沖の水深20mくらいからスタートし、その後、伊里前沖の水深10m以浅の超浅場へと移動。長時間まんべんなく釣れ続いたが、特に伊里前の浅場のポイントは魚が溜まっているのかバタバタとプチ爆釣になる時間帯があった。
浅場のポイントは底の状況が克明に伝わるため、誘いと食わせを自在に組み合わせて釣りを楽しめ、また、カレイの引きもダイレクトに感じられるのが大きな魅力。
カキ棚は軟らかい泥底の所が多いため、オモリが埋まらぬよう誘う必要がある。操作性と感度に優れた天鰈幻であれば、底のオモリの状態を把握しやすく、オモリがハマらないような鋭いコヅキも自由自在だった。
[天鰈幻・メーカーページ]
http://www.gamakatsu.co.jp/products/search.php?heirloom=on&Act=detail&id=21041
仕掛けは育男の仕掛けの両テンビン仕掛けが抜群の威力を発揮。私と池田さんが爆釣するのを見ていた隣の方に「余分があれば譲ってもらえませんか?」と頼まれたほど。実際、育男の仕掛けを使い始めてから、その方にも良型が連発していた。
育男の仕掛けはスーパーイエローのオモリと組み合わせることにより、色の効果でアピールできるのが一つの特長。中でも内湾の掛かり釣りに最もおすすめな両テンビン仕様は適度なしなやかさがあり、置き竿でも食いこみがよく、誰にでも使いやすい作りになっている。
※「育男の仕掛け」の詳細はコチラ!
釣り方は状況により異なり、この日の例だと、メインで掛かり釣りをした泥場ではあまり誘いすぎると食いはよくなく、オモリが埋もれないように誘った後、少し置くとアタリが多くなった。逆に、少し誘った方がよかったのが30mラインの砂地のポイント。こちらはやや小さめサイズのカレイが多かったこともあり、細かいコヅキでしっかり誘って攻めた方が釣果が良かった。このように、その日その時の食いやポイントの底質によって誘い方を使い分けられれば、さらなる好釣果を上げることも夢ではない。
取材時はまだ水が冷たく水温は8℃ほどだったが、その後、水温も上がって今は適水温に。今季はカキ棚の作業が7月頃まで続くそうなのでかかり釣りも長く楽しめそう。水深7~8mで食わせた良型の引きは最高ですよ!
■がまかつファングループ宮城支部(外部サイト)
http://www.gfg.jp/branches/index/miyag_isibu
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10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター
※取材・解説/伊藤育男
※取材協力/清重丸、がまかつファングループ(GFG)