子連れ投げ釣りライフ![ファミリーフィッシング投げカレイ&磯遊び編]
今シーズンから子連れ投げ釣り師としての道を歩み始めた東海林誠さんが、子連れでもばっちり釣りを楽しめ、子供も喜ぶとっておきプランを公開しちゃいます。これから夏の行楽シーズンの参考にも!?
※2014年5月掲載の記事です。
月日が経つのは早いもので、震災前に産まれた我が家の長男も3才になり、この春から幼稚園(^_^) そして今年、2人目が産まれ、今までみたいに自分のペースで釣りに行けなくなりました…(>_<) それでも最近、長男に「日曜日、一緒に釣りに行く?」と聞くと、有難いことに、決まって「行く!!」って言ってくれるので、毎週せっせと釣りに通っています!(笑)
※ちなみに、我が家のキビしい?釣りのオキテ3ヶ条
①釣りに行くなら、必ず長男を連れていく事!
②1人で行く場合は、昼前に帰宅して、午後から必ず家族サービス!
③大会等で帰りが遅くなる場合、翌週は釣休で家族サービス!
※転落などには細心の注意を払いましょう。子供用ライフジャケットなどは必須アイテムです。
夜は車中泊、日中は磯遊びの間に釣りを楽しむ!
さて、特に未就園児をお持ちの方は、なかなか釣りに出掛けられない事も多いと思いますが、これから釣りを検討されている方に、最近、筆者が実践している『子供を飽きさせない投げ釣りプラン』を紹介したいと思います。
まず、これからの時期は、夜が明けてからゆっくり出発して、岸壁でサビキ釣り(カタクチイワシや豆アジ、サッパなど)しながらハゼ釣りなんかも良いですが、半夜+半日釣行というのはいかがでしょうか?さすがに真っ暗な場所だと怖がると思いますが、気温も上がってきており、特に夜釣りでオススメなのが、常夜灯周りに車を横着けしてのチョイ投げ!
メインはアイナメやドンコですが、メバルやソイ、たまにカレイの大物が釣れる事もあります!昼間の釣りよりも細心の注意が必要ですが、眠くなれば、そのまま車中泊させちゃいます!
※早朝は、漁船の出漁の邪魔にならないように注意!
震災で、船着き場が破損したままの場所もありますが、かさ上げ改修工事が終了したポイントも多く、常夜灯も復活してきています。それと、牡鹿半島~女川~雄勝にかけては、日没とともに野生のシカが多数出没し、路肩や畑や斜面でたくさん見る事ができます。たまに、タヌキやキツネやイタチも見られ、懐中電灯を持参すると、釣り場に到着するまでに、動物の観察でかなり盛り上がれますよ!(笑)
※まれに道路に飛び出してくるシカもいるので、スピードは控えめに!
夜は、晴天時なら、星空の観察をするのも良いでしょう!また、夜明け前には、段々と空が明るくなってきて、水平線から太陽が昇ってくる神秘的な現象を観察する事ができます。子供さんには、きっと、テレビや絵本でしか見たことが無い現象で感動する事でしょうね(^_^)
さて、港内の常夜灯前は、早朝には出船や水揚げ作業の邪魔になる場合が多いので、早めに車を移動させます。その後は、足場の高い防波堤などは避け、なるべく足場の良い場所を選び投げ込みます(船道の場合は糸沈め必要!)。糸フケを取ったら、竿先をキレイに並べておくと良く、竿から少し離れていても(竿がズレる=アタリ)分かり易くなります。
それと、釣行前に必ず潮見表で干潮・満潮の時間帯を確認しておきましょう!干潮時には、ゴロタ石周りや砂利浜、潮だまりなどの浅瀬で、カニ捕りをして盛り上がれます。カニ捕りは、我が家の息子も一番の楽しみで、目視で竿先の変化(アタリ)を確認しつつ、筆者もバケツを持って浅瀬で一緒に遊んでいます。たまに、ゴカイ類や小魚、イソギンチャクなどもいるので、遊びながら生物の観察もできますよ!
また、満潮時(干潮時でも)、虹色に光るウリクラゲやミズクラゲなど、いろいろなクラゲ類が水面に浮いているので、足元に注意を払いながら、タモ網で子供に掬わせたりしています。クラゲといえば、アニメや水族館でしか見たことがなかったので、表面を撫でたり、手に取ってみたりと、毎回興味津々です(※触手に毒があるタイプのクラゲには要注意!)。カモメにエサ(かっぱえびせん)をあげるのも楽しいですよ。
他には、釣れたヒトデを浅瀬に放すと、見た目以上にかなり素早く移動する事も分かりました!これには筆者もビックリ(驚)。どうりで頻繁にハリ掛かりする訳ですね!
初めての夜釣りの時は、わざわざ2時間かけて実績ポイントに行ったものの、風が寒くて薄暗く、わずか15分で『もう帰ろうよ~!』と言われてしまいましたが、最近は、とりあえず昼過ぎくらいまで釣りが出来るようになりました!
これからは、熱中症に注意しながら、日本海のキス釣りにも挑戦させたいと思っています!
※PS:釣りを飽きさせないため、おやつを多目に持参したり、釣りの帰りにトイザらスでトミカを買う時もありますけどね…(^_^;)
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家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
※取材・テキスト/東海林 誠