釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

ハンターのフライング金華山ロック詣で!

塩津 紀彦 2021年3月25日 更新

ハンター塩津氏が2013年ラストに選んだのは、ロックフィッシュの聖地・金華山!

※2014年1月掲載の記事です。

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アフタースポーニングの金華山攻略編!

あけましておめでとうございます♪

今年も磯ロックを中心にしつつも東北の様々な釣りをご紹介していきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

さて、新年の挨拶をして早々なんですが、昨年の釣り納めに金華山へ行ってまいりましたので今回はその釣行記です。

12月29日

この季節ともなるとアイナメは大半の魚が産卵を終えてアフターになり、シャローではオスがちらほらネストを守る姿が見え、メスは体力回復のためにミドル水深のエリアで果敢にベイトを捕食し始めるシーズンです。

しかし今回の釣行で気にしておくべき点が1つ。

それは釣行の直前まで海が激しく時化ていたこと。スポーニング時季に激しく時化ると、ネストが流されたりしてネスト守ることを放棄してしまうオスが出てきてしまいます。

まぁ並みの時化では問題ないのですが、爆弾低気圧で波高が6~8mを超すような日が数日続いたりすると、こういった現象が起こってしまいます。今回はこれに該当するような時化が続いたので、ネストを離れたオスの動きが読めたかどうかが釣果に直結するキーポイントになりました。

前置きが長くなっちゃいましたが、それでは実釣です♪

港へ到着し、まずは島の反対側へ行くため毎度お馴染みの海釣りなのに登山(汗)

前日の寒波で雪がかなり積もった金華山。なかなか歩き辛いです…
山を登ってから反対側へ下山。ここまででだいたい約1時間
そしてさらに20分程歩いた黄金崎近辺からまずはスタートフィッシング♪

黄金崎界隈は金華山でも外洋のディープへかなり近いエリア。
「外洋へ落ちるアフターの魚がいるかなぁ~?」
って考えでとりあえずパルスクローをリグり、シャロー側から順に攻めてみます。

まずスポーニングエリアとなるシャロー。

異常なし!

そしてアフターが溜まりそうなミドル水深のエリア。

異常なし!

…開始からしばらくNB(ノーバイツ)

「こりゃここのエリアの魚は離れたな…」
って感じでしたので、とりあえずシンカーを1ozへ変更し、沖のブレイクやディープゾーンを探る作戦に変更です(汗)

答えはすぐに返ってきましたが、40cmと狙いのサイズにはちょっと届かず…

バイトもようやく出始めたので核心に迫りました。まぁ単純に考えて水温の低い外洋側の魚はだいたい沖へ落ちたってことなんでしょう。

それでは
「ここよりも内側の外洋からの潮が直撃し辛いエリアならばまだアフターが残ってるかもしれない?」
と考え大きくポイント移動。

お次のポイントは千畳敷の内側にあたるエリア。

少し湾の内側にあたるため水温の低下が遅く、先程のエリアより少しシーズンが遅れるポイント。

磯へ降りるとブレイクラインに向かい離岸する潮と反転する潮が当たる一級ポイント発見♪

このようなポイントはベイトが回って来やすく、溶解酸素濃度も高いのでアフター回復の魚が溜まる格好のポイント。

攻め方の基本はまずは活性が高い魚がいるであろう離岸する潮のど真中のコースを真っ直ぐにトレース。

セオリー通りに攻めるとファーストキャストから
「ごん♪」

45cm♪

アフターのオスです。

そしてお次のキャストも
「ごん♪」

47cm♪

こちらもアフターオス。

そして43cmのオス、45cmのオスと立て続けに釣れてからの~

「どん!」

48cmのオス♪

ここまで全てがアフターのオス。

ちょうど時化でネストを離したタイミングだったのか、スポーニングエリアのアウトサイドで怒濤の連発!

そしてその後は44cmのオスと46cmのオスを追加し反応が薄くなったので、さらにディープゾーンへとフルキャスト!

オスよりもメスが沖へ離れるのが早いので、メスのアフターを狙ってみます。

しかしこちらは5~6匹釣るも30~42cmと狙い通りのメスでしたがサイズが伸びず…。

今回のパターンはだいたい掴んだので、あとはサイズアップを狙うべく先程オスが連発したパターンのポイントをチョイス。

そしてサイズアップを狙うため、使用ワームもパルスクローからイールへチェンジ!

そしてチェンジ後の1投目で…
「ごん♪」

なかなかトルクのある引きだったので期待したものの若干短く48センチのオス

オスはやっぱパワフルですね♪

ここでもパターンにハマるのかな?っと期待の2投目。
「ごん♪」
と、またしても一発吸飲ナイスバイト!

重量感バッチリ!

これは来たでしょ~。

やっと出ました50アップ♪

タイミング的にネストを離れるのにドンピシャだったんでしょう。釣れる気がしてなりません(笑)

その後もパルスクローでフォローを入れて42~46cmクラスのオスが4連発!

さらにブレイクの外側のビッグママアフター狙いでサイズアップを狙うも、沖のメスはチビばかり(汗)

5匹釣るもサイズが伸びずに移動…。時間的に次がラストのポイント。

「2013年の最後はベッコウで〆ましょう!」ってことでベッコウポイントをラストは丹念に狙うも30~47cmのアイナメが15匹連発して終了~♪

今回はバッチリパターンにハマったので、数も型もまずまず楽しめました。

ぼちぼち冬ロックシーズンも終盤戦。

徐々にディープを意識した魚を狙う釣りになり、バイトもなくなりなかなか大変な季節に突入していきますが、アフター回復のデカい個体がシャローを単発でふらふらする季節でもあるので、めっちゃ寒いでしょうけど皆さんも是非ランカーハントにお出かけ下さい!

うまくパターンにハマればデカイのばかり連発もあるかもしれませんよ♪

【タックルデータ】
≪スピニング≫
■ロッド
アブガルシア NRC-882EXH LIMITED MGS
■ワーム
バークレイ ガルプ!パルスクロー
バークレイ ガルプ!イール
■ライン
サンライン FCスナイパー16Lb
■フック
がまかつ ワーム316 2/0~4/0
■シンカー
1/2~1・1/2oz
■偏光グラス
ジール VERO 2nd
TALEXレンズ トゥルービュー
※和真メガネ仙台本店
■ベスト
パズデザイン ULTIMATE V-1
■防寒着
パスデザイン

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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

※取材・テキスト/塩津 紀彦

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