岩手の磯ロックを熱く盛り上げろ!後編
11月に入って、岩手沿岸南部の釜石や大船渡でアイナメの乗っ込みが盛期を迎えている。「釣り河北・陸っぱりロックin釜石」は、まだまだシーズン序盤だった10月19日に開催。後編は、大会結果と各メーカーブースの詳細な模様を中心にまとめました。※2013年掲載の記事です。
全体に小中型が多い中、良型を持ち込む人も!
昼12時より大会本部の「釜石・大槌地域産業育成センター」で検量をスタートすると、続々と釣果が持ち込まれた。10月19日時点で アイナメの乗っ込みが本格化するには2週間ほど早いかな?という感じで、直前に通過した台風のウネリで全体に厳しい状況。3本のリミットメイクをできたのは約半数だったが、それでも1.5kg超の良型をキャッチした人も何人かいた。なお、今回の大会ではデッドフィッシュもしっかりと検量し、アングラーには責任を持って釣果を持ち帰っていただいた。
各ブース展示アイテムのご紹介!
大会本部に設けられたメーカーブースでは、これからのシーズンに使えるロックフィッシュアイテムの数々がズラリ!ここでは各社の担当者にイチ推しのアイテムを紹介していただいた。
【ピュア・フィッシング・ジャパン】
【シマノ】
【ベイトブレス】
【ドレス】
【ヴァンフック】
【バレーヒル】
右)「サイファリストHRX(ミッション)」。北日本でテストを重ねて開発されたハードロックフィッシュ専用ロッド。高いコストパファオーマンスを実現しながら、しっかり磯でも楽しめる性能を発揮。スピニング、ベイトそれぞれ2モデルで幅広いエリアに対応可能
【和真メガネ】
40オーバーを3本揃えた兼澤さんが優勝!
検量の間にメーカーブースで情報収集とお買い物を済ませていよいよ表彰式。根魚ルアーのレベルの高さゆえか、シーズンとコンディションの割には上々の釣果となった今大会。塩津さんの総評は、「台風のウネリの影響があって全体に渋い中、北のエリアは特に渋い印象で、南寄りのエリアを選んだ方が比較的よかったのではないでしょうか」
岩手沿岸の漁港はまだかさ上げや岸壁修復の工事中の所も多いが、復興は着実に進んでいる。参加者の中には釣りをすること自体が震災後は初めてという人もみられたものの、プラ釣行をした人も含めて、磯ロックを楽しむアングラーは着実に戻りつつある。
11月に入る頃からは、釜石周辺エリア全域でアイナメがのっこみの最盛期に入っている。釣具オヤマの小山哲平さんによれば、「50クラスはなかなか出ないものの、35~45cmならコンスタントに数が釣れますよ」とのこと。秋冬のハイシーズン、皆さんにも最高のロックフィッシュゲームを楽しんでいただきたい。それが結果的にこれからの三陸を盛り上げることにつながっていくはずだ。
■2位:倉又一平さん
唐丹町の大石漁港の堤防で始めて30cm前後が数釣れていたが、なかなかいいサイズは出なかった。そんな状況の下、手堅く攻めて40cm級を集め、見事2位入賞!
■3位&アイナメ大物賞:鹿野栄健さん
釣行記などでもおなじみ鹿野さんは、54cm、2.06kgの大物アイナメを柱に3本を揃えたが、3本目のウエイトがもう少しあれば‥というちょっと惜しい3位。外洋から離れて緩いところを狙った。ヒットルアーはバグアンツ、ジャンボパラマックス(エコギア)、ラグゼA.C.Sマルチクロー(がまかつ)。釜石エリアに来るのは震災後初めてだったが、久々の釜石を満喫できて楽しかったとのこと
■ソイ大物賞:杉本啓さん
ソイ類の最大魚は0.43kgのマゾイを釣った杉本啓さん。今回最年少の14歳。仲間と一緒に大槌ホテル下の磯に入り、アタリの少ない状況ながらバグジィー(ベイトブレス)で貴重な1本をキャッチした
■レディース賞:佐々木友さん
見事3本を揃えてリミットメイク(1.23kg)。女性ハンター・塩津めぐみさんを抑えてレディース賞に輝いた
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