釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

仙台湾カレイ船 良型入れ食い中!

伊藤 育男 2021年4月4日 更新

5月中旬、池田正義さん、菅野順也さんを含む、がまかつの開発スタッフは仙台湾にカレイ狙いで釣行した。この日は今まで経験したことが無いと言うほどに大型魚礁のカレイの食いは良く、上がってくるマガレイはほとんどが30cmオーバー!良型のマコガレイも3割ほど混じって、最高の釣れっぷりを堪能した。※2013年の取材記事です。

穏やかな釣り日和となったこの日、丸洋丸は大型魚礁の南側で竿を出した
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1投目からカレイが仕掛けに飛び付く程の食いのよさ!

GW頃からずっといい状態を維持している仙台湾周辺の船カレイだが、取材日はケタ外れの好調っぷりに遭遇した。一投目から底を取った途端にダブル連発!しかも釣れれば30オーバーの良型ばかり。まさに「仕掛けを落とせばカレイが飛び付いてくる」ような状態だった。

この日は開発中のニューロッド(発売未定)のテストのため、池田さん、菅野さん他、がまかつの関係者らで仙台湾に釣行。塩釜の丸洋丸に乗船し、大型魚礁の南方面で竿を出した。

おなじみGFG東北の池田さんも乗船。「大型ばかり釣れて面白かったためか、日頃、すぐに飽きるはずの池田さんが、珍しく飽きずに釣り続けていたのが印象的でした」と同船者
カレイ経験の豊富な菅野順也さんでも今まで経験したことの無いような釣れっぷりを堪能!
この日は釣りのかたわら、発売日未定のニューロッドのテストも行った

狙った場所は船長いわく、「ピンポイントでエサが集まる」というところで、エビやコウナゴなどを荒食い中の高活性なカレイが仕掛けに飛び付いてくるような状況。

この季節にカレイを狙うポイントは、当たり外れがちょっとあるものの大型ばかり釣れる場所と、型はバラバラながら安定して数の釣れるポイントとがあり、今回おもに狙ったのは前者のほう。前日の釣行では3枚のみと貧果に終わったそうだが、この日は大爆釣。ベイトの状況などによっても釣果にはムラがあるが、取材日は見事に大当たりした。

40オーバーのマコガレイをキャッチ!これだけ食いがいいと、仕掛けは2本バリよりアピール度の高い3本バリ、イソメもボリューム感のあるエサ付けの方が効果的だった
30~40cmのマコガレイ&マガレイのトリプルに菅野さんも満足げ
良型ばかりがダブル、トリプルで上がってくる夢のような状況だった

この日の釣果は1時間早上がりで一人80~100枚。全体に型もよく、マコガレイの最大は56cm(ワケあって写真はNG)。マガレイも30cm以上がほとんどで、マガレイとしてはかなり大型な40cmオーバーまで釣り上げられた。

型のよかったこの日だが、タモを使ったのは56cmの1枚のみ。30cmオーバーのダブル、トリプルでもバラさずに取り込むコツを伊藤育男さんは、「慌てて引き抜こうとして、仕掛けを斜めにするのがいちばんよくありません。ハリの構造上、まっすぐ魚がぶら下がっているぶんにはハリに力がかかってもすっぽ抜けることは無いのですが、斜めに力がかかるとハリから外れやすくなります。なので、魚が水面近くまできたらいったん魚を弱らせ、魚の動きが落ち着いたところで、真上にスッと取り込むことが大切です」

この日はエサが無くなったため早上がりとなったが、カレイの食いは終始絶好調。これだけいい型ばかりが揃うチャンスは大型魚礁といえどもなかなか無いはず。しばらく船カレイから離れていた方もこの機にリハビリがてら狙ってみていただきたい。

【伊藤育男さんのおすすめアイテム】
[ライン]ディープワン8HG 1.5号(サンライン)
滑りがよく、高感度な8本ヨリPEライン
[エッグボール]蒲克工房ワンタッチエッグボール スーパーイエロー(がまかつ)
カレイの好むイエローでアピール大!仕掛けの潮受けを向上し、絡みを防ぐ
[ハリ]あわせカレイL(がまかつ)
小さなアタリを伝え、食いこみもいい、攻めのカレイバリ

PROFILE:伊藤育男

10代にしてカレイ釣り大会に優勝した経歴を持つ、東北屈指のカレイ釣り職人。ここ数年は、船釣りをメインに、もっぱら楽しい釣りを追求中。がまかつフィールドテスター、サンラインフィールドテスター

 

※解説/伊藤育男

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