みんなで楽しめる!三陸ライトタラゲーム
釜石の尾崎白浜沖がこの日の釣り場
はじめまして!岩手県在住の小島博人です。待ちに待ったタラジギング開幕です。毎週末天候不順が続き、見送り見送りとなっていた状況でようやく2月10日、仲間うち総勢8名が釜石市の尾崎白浜漁港へ集結!友人佐々木氏所有である「光信丸」にて出船いたしました。
この時期のマダラ釣行において何が魅力かと言いますと、ライトタックルで手軽にビッグフィッシュに挑めること!深場で必要とされるヘビーなタックルを求められず、浅場に上がってきたこの時期だからこそ、誰でも気軽に楽しめることが一番の醍醐味だと思います。
普段はロックフィッシュ、バス専門の釣り人であっても、同じタックルで150g以下のジグ等にて対応できれば馴染みやすく、メーターオーバー、10kgオーバーの魚をキャッチでもしたら一段とハマること間違いないです。
太刀魚ジグを使用したマダラジギング
当日は朝7時出船。乗船した8名のうち4名がタラジギング初挑戦。しかも1名は女性初心者です。
ファーストポイントは水深60m。魚探ではボトムから10m上まで反応が出ています。1投目からあちこちで歓喜の声が上がり、マダラ爆釣劇の始まりです。やはりシャクリ後の止めがポイントで、スローピッチ後、食わせの間にバイトが集中致しました。
今回は20m位上層からもバイトしてきましたので、かなり高活性な様子です。船内皆様、スローピッチ用ジグの150g以下がメインでしたが、時に水深によってはヘビーテキサスでのワーム、インチク、90g以下の軽いジグで攻めたりと様々です。勿論、もう一つのメインターゲットであるマゾイも数多くヒットしてきました。
ちなみに、この日の自分の基本アイテムは、レインズの団長ジグ120g!もともと太刀魚をターゲットに開発されたジグで、コンセプトは動かないジグ!あれ?と思われるかもしれませんが、独特の形状をしたヘッド部の水押しでアピール。真っ直ぐにフォールし、ボトム感知能力に優れるため、ある意味、初心者の方にはスローピッチ系のジグよりもトラブルが少なく、早くボトムを取ってアクションにつなげられます。
トレーラーとして、タコベイトの代わりにチューブワームをセット。アピール度増しです。口が大きい代わりに食べ方が下手なマダラにとってみたら、動かないジグもプラス要素の一つになるかと。一つの考え方と手段として使い分けていただけたらと思います。
初めてでも安心!抜群の安定感
この日は初心者の女性にも団長ジグを使ってもらい、ボトムキャッチとボトム付近での上下アクションを最初に覚えていただきました。最初はカジカ、マゾイが連続してヒットする状況でしたが、途中からレンジを上げながらアクションさせる練習に入りますと、マダラのバイト率が上がってまいりました。初心者ならば重いジグにしたらと思われがちですが、ウエイトと抵抗で引き重りしますので、操作に慣れるまでの練習方法としては、こんな手法も有効ではないかと思います。
今回、水深50~80mにてポイント巡りをいたしましたが、50mの水深でも沢山のマダラは上がっている状況でした。これから30m位までターゲットのいる水深が浅くなると思いますので、一段と多彩な釣り方で手返しよく楽しめるようになるかと思います。ちなみに、釣り上げた魚が吐き出したベイトはイワシ、タナゴ、イカなどでした。
今回の最大魚は団長ジクで仕留めた95cm、9kgちょっとの1本。メーター、10kgには一歩届かず残念。次回の目標、楽しみが増えたということで‥。
最終的な釣果は、14時帰港にて一人平均20~30匹。竿頭は50匹を超えていますので、船内200匹超と大爆釣。マダラ、マゾイ、アイナメ、カジカと五目釣果。大満足な一日でした。
タラジギング経験の無い皆様。手軽に狙えるこの時期、是非とも一度お試しくださいませ。
岩手県在住。ロック全般、バスをメインに、ナマズもイカもヒラメも大好き。勿論、エサ釣りもという、お魚大好き人間。JB桧原湖にも参戦中!レイン、パンタレイクラフト&アーツ フィールドテスター。NBCチャプター岩手会長。日本釣り環境保全連盟岩手支部所属
◆記事に書けない裏話や質問への回答はweb版 無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!
※取材・テキスト/小島 博人