釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

気仙沼沖ワラサジギング最終盤!

菅原 正 2021年4月7日 更新

震災で大きな被害を受けた気仙沼で遊漁船が次々と営業を再開している。11月25日、シーズン終盤となったイナダ、ワラサ狙いで出船。激シブの条件ながら、何とか本命の姿を見ることができた。※2012年11月掲載の記事です。

震災後初めて、気仙沼からの釣行

これまで宮城県の青物ジギングというと塩釜~県南エリアの船が中心だったが、県北の気仙沼周辺でもジギングを楽しめる遊漁船が出船している。

釣行日は11月25日。菅原正さんは釣友らとともに、気仙沼ルアーフィッシングガイドサービス「トライアンフ」をチャーター。青物の群れはすでに南下しつつあり、厳しい釣りになることが予想されたが、一発大物を狙って出船した。

シーズンはすでにロックフィッシュが盛期。それでも、ポイントに着くと青物狙いの釣り船が何艘か集まっていた。朝イチは鳥山が立つ場面もあり、期待したものの、風が強く、本命の反応があってもすぐに散ってしまうような状況。

9時過ぎからはベタナギになり、だいぶ釣りやすくなったが、単発のナブラを拾い釣るような状態が続いた。サイズ的にも終盤に釣った60cm級が最大で、他にアイナメやメバル、ヒラメが混じる結果となった。

朝イチは小規模なナブラが起こったりもしたが、群れの移動が速く、釣れてくるのは小型のイナダのみだった
ポイント周辺には他の遊漁船の姿も散見された。宮城県北の遊漁船も震災から立ち直り、続々と出船を再開している

気仙沼は完全にロックフィッシュのシーズンへ

「10月頃のハイシーズンには100本以上釣れたときもありますし、いい時には釣れた魚を他の魚が追いかけてきたりしますが、この日はそういったこともありませんでした。イワシの反応が消えるのも早く、青物の群れもだいぶ薄くなった印象ですね」とは小野寺船長の談。

浅場から深場まで広範囲にポイントを回り、大型が着く可能性のある岩礁帯も攻めたが、いずれもあまりおもわしくは無く、釣果的には水深60~70mの砂地に根が混じったポイントが最も安定していた。

ベイトも中層のイワシを追い掛けているというよりは、砂底でメロウド(イカナゴ)を食っているような状況。メタルジグはロングジグ系への反応が比較的よかった。菅原さんは、「アタリは完全にボトム付近に集中していました。底から15mくらいをジャカジャカと速めに誘って、食い気のある魚を探ってみたんですが、上まで巻いてもほとんど反応はありませんでした。いったんボトムまでフォールして、底から5mくらいを、ヒラメや根魚も食うようなゆっくりめのショートジャークで誘うとヒットすることが多かったですね」

南三陸より南ではブリ級が釣れたという情報もあり、まだまだ超大型青物にも期待できるが、宮城県北の青物シーズンはすでに終盤といった感じ。気仙沼から出船するアングラーも、今が絶好調のロックフィッシュに移行する人が多くなっている。小野寺ガイドの話では、今季の気仙沼湾は水温が高かったためか、浅場に寄らずディープエリアでそのまま産卵しているアイナメが多いとのこと。松島湾や牡鹿周辺と同様、気仙沼のボートロックも熱いシーズンを迎えている。

渋い状況に頭を悩ます小野寺正人ガイド。大物実績のある岩礁帯から深場まで色々なポイントを巡ってくれた
終わり近くになって60cm級のイナワラクラスが連続ヒットしたが、それ以上は出ず
菅原さんが使っているラインは、ソルトウォータースペシャル PEジガー8HGの2号に、システムショックリーダーFC 30Lb(いずれもサンライン)。PEジガー8HGは表面が滑らかで糸スベりがよく、フォールがとてもスムーズな高強度8本撚りライン。2012年新商品のシステムショックリーダーFCはフロロ素材ながら適度なしなやかさを持たせてあり、扱いやすく、船上でもラインシステムを組みやすい
【遊漁船紹介】トライアンフ(宮城県・気仙沼港出船)
気仙沼港・エースポート付近から出船する、ルアー専門遊漁船。ボートロック(ロックフィッシュ)を最も得意とするが、フラットやシーバス、青物なども狙う。営業は基本的に土日祝日のみ。料金はチャーター3人まで24,000円。
■TEL:090-1492-4907
■http://onodera.jimdo.com/


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【出船場所付近】
PROFILE:菅原 正(すがわら つかさ)

志津川湾を中心に、三陸各地に釣行する船カレイ釣りの名手。最近は一つテンヤのマダイ釣りやジギングも楽しむ。岩手県一関市千厩町在住。サンラインフィールドテスター

 

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※取材・解説/菅原 正