釣行記

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防波堤カマスフィッシング

下野 顕 2021年4月9日 更新

アオリフィーバーに沸く庄内でいま、カマスゲームが好季を迎えている。ルアーやサビキで狙え、漁港周りから手軽に楽しめるのも魅力。人多すぎで、お目当てのアオリスポットに入れなかったときの保険にもおすすめですよ。
※2012年9月掲載の記事です。

庄内一帯がポイント 漁港周りを回遊中!

山形庄内、9月も中旬を過ぎたというのに、まだまだ暑い日が続いております。気温30℃を超える日もあり、秋の訪れはまだまだ先、といった感じです。

ですが、海の中はどうでしょうか。アオリイカがハイシーズンを迎え、河口域では大きく育ったハゼの姿がちらほら。そして今回のターゲット=カマスが漁港、磯場に群れを成しております。この陽気ではありますが、海の中はすっかり秋色です。移り行く季節を感じることが出来るのも釣りの魅力かな、と最近思うようになりました。

カマス釣りを攻略する上で最も大切なことは、群れを見つける事です。群れの中の1匹がルアーに反応すると、他の個体にも連鎖的に捕食のスイッチが入り、いとも簡単に数釣りを楽しむことができます。逆に、群れから離れた個体を狙ってみると、難しい釣りを強いられる場合があります。

では、どんなところにカマスが群れを成すのか。カマスは魚食性が強く、食欲旺盛な魚ですから、ベイトのいるところに群れを成します。例えば、潮通しの良い漁港入口であったり、漁港岸壁の曲り角周辺であったりします。釣り場に足を運んだら、まず全景を良く眺めてみましょう。「あっ、あそこ良いかも!」と思ったら、釣りスタートです。

漁港周りでお手軽に楽しめるのがウレしいところ

カマスをルアーで狙う方法

カマスは小型のメタルジグやワーム、専用サビキで狙い釣ることができます。今回の釣行では、ラパラのジギングラップW3と五目ジグの3g、5gを使用しました。

ジギングラップの基本アクションは至って簡単。ルアーを足下に落とし、ロッドを上下に動かすだけです。ルアーが水中で8の字を描くように動くため、これをF8釣法と呼びます。激しくロッドを上下(1秒間に2~3往復)させればカマスへのアピール度も高くなります。

ですが、これではなかなかルアーを食べてくれません。「食べたくても食べられない」、というのが、カマスの本心かもしれません。カマスは直進性の高い魚なので、ルアーのトリッキーな動きに追従できないのだと私は考えています。ですから、激しくロッドを上下させた後は、ピタッとルアーの動きを止めて食わせの間を演出してやります。この繰り返しです。

アイスジグでキャッチ!

一方の五目ジグは、F4釣法と呼ばれるアクションで攻めていきます。ルアーをある程度キャストし、目的のレンジまでフォールさせます。五目ジグの特筆すべきアクションは、このフォールにあります。フォール直後は水平にひらひらと落ちていきますが、途中から垂直姿勢に変わり、スーッと落ちていきます。このフォール姿勢の変化が捕食のスイッチを入れ、釣果につながるという訳です。安定したスイミング姿勢にも定評のある五目ジグですが、私のオススメアクションは、やはりリフト&フォールです。是非、お試しください。

今回使用した、ラパラのジギングラップW3と五目ジグの3g、5g
小型ルアーを扱えるライトタックルで狙える

先ほども書きましたが、カマスは直進性が高い魚です。トリッキーなアクションに追従できないが為に、ラインに傷を付けてしまう事も多々あります。この時期のカマスは20cmを超える個体も多く、ヒット直後にラインブレイク、ということもゼロではありません。ラインのチェックは小まめに行いましょう。釣果UPにもつながるし、大切なルアーを失うということも回避できますから。

カマスの口には、鋭い歯が何本も並んでいます。指でフックを外すのは大変危険です。プライヤー、フックリムーバーなどのご使用をオススメいたします。

カマスには鋭い歯があるので、20cmくらいでもかなりキケン!
フィッシュグリップ等は必携です

食べておいしいのも嬉しい!

カマスは身に水分が多いため、干物にして頂くのが一般的なようです。干物にすることで旨味成分がギュッと凝縮するのだとか。我が家では、”塩干し”と”みりん干し”を作ってみました。

カマスを開いて、内臓を取って、塩を振って一夜干し。みりんだれに漬け込み、ゴマを振ってから一夜干しにすればみりん干しです。いずれも焼き上がりは非常に香ばしく、美味しく頂く事が出来ました。

今秋はカマスのサイズも大きいため、釣り応え、食べ応えがあります。釣り初心者の方でも楽しめるのがカマス釣りの魅力でもあります。是非、ご家族で、カップルでお楽しみください^^

カマスは軽く干してから頂くと最高!

PROFILE:下野 顕

シーバス、ヒラメ、根魚等を狙うルアーアングラー。”お手軽フィッシング”も大好きで、夫婦で釣行することもしばしば。一眼レフ片手にアマチュアカメラマンの一面も。福島県沿岸部出身だが、震災後は山形に避難し、現在は庄内地方在住。ラパラジャパンフィールドスタッフ。ブログはコチラ

 

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※取材・テキスト/下野 顕