釣行記

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Search ワカサギキャンプ’11[桧原湖の公魚テント釣り]

戸澤 直彦 2021年4月29日 更新

Fishing Club Searchでは毎年恒例になっているという、1泊2日のワカサギキャンプ企画。テント村に集まって、仲間が一緒に釣りできる。氷の季節限定の楽しみだ。
※2011年2月掲載の記事です。

初挑戦でもすっかりワカ狂に!? 1泊2日の春季キャンプ

私が所属しているFishing Club Searchのメンバーは現在11名。この11名全員が唯一やっている釣りが「ワカサギ釣り」。ここ数年で全員ワカサギ中毒になってしまいました(笑)。

そして3年前から毎年この時期に開催している「Searchワカサギキャンプ」。クラブメンバーを始め、ワカサギ好きな釣り仲間や、興味を持っていて、やった事の無かった友人などを誘い、1泊2日で「ワカサギにドップリ嵌ってみよう!」というもの。

この釣りは老若男女問わずに楽しめるのが最大の魅力。今回は初めての女性2名を含む、1日目8名、2日目12名で楽しんできました。皆さんも一度は氷の上でやるあの釣りをやってみたいと思っていませんか?是非、今回のレポを読んで足を運んで頂きたいと思います。

場所は福島県にある「桧原湖」。私の住む仙台からは高速を使い2時間半弱です。今回お世話になったのはこたかもりオートキャンプ場さん。ここで遊漁券と駐車券を購入し湖上へと移動します。1日目の朝は少々風はあるものの、-5℃と比較的過ごしやすい気温。

まだ薄暗い幻想的な湖面へと降りていきます。

湖上を歩くこと15分、目的のエリアへ到着です。その頃には朝焼けの湖上に…。

これら美しい風景に出会えるのも、この釣りの魅力でしょうか。数名で数箇所ドリルを使い穴を開けて、魚群探知機を入れ、魚影や、地底の質などをチェックし、魚を探していきます。その中で高反応だった穴の周辺にテントを構え、早速釣り開始です!

魚の活性のいい時なら、朝から入れ食いモードとなるのですが、この日はスローペース。まずは初めての仲間にレクチャーをしながら釣ってもらいます。数分後、誘って誘ってやっと食わせ、人生1匹目をゲットです!

隣のテントでも、渋いなりに楽しんでました!

クラブメンバーはリールや穂先、仕掛けなどをそれぞれに手作りで持ち込み、各々の楽しみ方で繊細なアタリを楽しんでいます。

ワカサギ釣りでは天候と潮が釣果に大きく影響するといわれています。この日はこれらの条件が「晴天&大潮」と最悪。予想はしていましたが、激渋な一日になってしまいました。

それでも、名手な仲間はゼロ釣法で、タフなワカサギを釣っていきます。

私も負けじと穂先に集中し、1匹ずつ釣っていきました。

そして夕方4時半終了!

朝焼けから夕焼けへと変わった磐梯山も美しいです。

宿泊は近くのコテージを貸切り、釣りたてのワカサギを調理し楽しい宴! ワカサギ釣りの話で大いに盛り上がりました!

楽しい話は途切れることもなく、夜は深まって行きます…。

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多人数でワイワイやれるのもワカサギ釣りならでは

2日目の朝、外は-15℃とグッと冷えた空気に眠気も覚めるほどです。 前日同様こたかもりキャンプ場さんにお世話になり、前日多少釣果の良かったエリアにエントリーします。

この日の朝も、深い群青色に染まった風景に出迎えられました。

エリアに到着し、再び魚群探知機でチェック。テントを設営します。2日目はテント数なんと5張り!まさに「テント村」です!

朝一のラッシュを期待しましたが、この日も「晴天&大潮」と最悪な条件。しかし前日よりはやや高反応で、工夫次第では口を使わせることができます。

総勢12名でテント越しにワイワイと楽しむ釣り。他の釣りでは味わえないこの空間に笑顔が絶えません。そして時間はあっと言う間に過ぎ、午後5時終了としました。

帰りもまた夕焼けに見送られ…。

毎年3月中旬から下旬頃まで楽しめるこの氷上の釣り。レンタルハウスでは道具一式からレンタルしてくれますので、ご家族の皆さん、またカップルや女性だけでも楽しめます。予約制になっていますので、事前に問い合わせてくださいね。

「一度は行ってみたい」そう思っている方は、今シーズン中に行ってみることをお薦めしますよ!「何でもっと早くに来なかったんだろう~」ってきっと思いますから!

最後に、楽しい釣りである反面、危険も伴うのが自然の遊び。一酸化炭素中毒になり命を落とす方もおられます。室内の換気はこまめに行い、安全で楽しい釣りをしてくださいね。

今回、一行が選んだ釣り場は桧原湖のこたかもりワンド周辺。国道459号線から県道2号線に入り、しばらく進むと道路沿いにこたかもりオートキャンプ場(こたかもり荘)が見える

 

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取材・テキスト/戸澤直彦(Fishing Club SEARCH

PROFILE:戸澤直彦

Fishing Club SEARCHの代表を務める、プロカメラマンアングラー。東北の釣りシーンを活性化するべく、精力的に釣行中(詳細はブログで)。ロック、シーバスなどのルアーゲームのほか、ワカサギなどの小物系も得意。ピュア・フィッシング・ジャパン、オライノ、リアスフィールドテスター。エフテックフィールドモニター

 
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