釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

雄勝&奥松島 ロック&フラット釣り場ガイド!

千葉 正博 2020年5月14日 更新

ロックフィッシュ、フラットフィッシュの釣り場が豊富な石巻周辺。牡鹿半島中心に人気ポイントが連続するが、ここでは北側の雄勝エリアと仙台塩釜からも比較的近い奥松島エリアをご紹介!

2014年7月27日(日)には「釣り河北カップ フラットフィッシュin宮城奥松島」を開催!!

さて、今回はアクセスが大変な磯などは除外して、初めてでも入りやすく、駐車スペースもしっかりとあるような釣り場を選びました。前半は雄勝方面から「波板」と「御前浜」、後半は奥松島の「鳴瀬川河口」と「野蒜海岸」の計4か所を回っています。また、実釣して釣果も上げていますので、そちらも参考にしていただければと思います!

※2014年6月末取材時点の内容となっており、復旧工事等により釣り場の状況が異なる場合があります。釣行時は復旧作業や近隣の住民の迷惑にならないように行動し、ゴミなどは必ず持ち帰りましょう。

[PR]

 

波板


大きな地図で見る

水浜&分浜の一つ南側に位置する小さい浜

波板地域交流センターから車で1分のところが釣り場。大きな駐車スペースもあり、また釣り場もフラットな形状が多く初心者には最適。ここでは、堤防周辺や藻場周りはロックフィッシュ。徒歩で移動できる湾状サーフではマゴチを狙える。取材日はマゴチのアタリはあったもののバイトせず。

中央は砂浜、左奥に磯が隣接
砂浜の右端に小防波堤
後背地は駐車スペースになっており、階段で浜に降りられる
中級者以上にとっては隣接する磯もポイント
堤防から砂浜側を見たところ
根周りはロックフィッシュのポイント(潮かぶりに注意!)
サーフからはフラットフィッシュ狙い

波板地域交流センター(通称ナミイタ・ラボ)

波板海岸と隣接する「波板地域交流センター」は、地域の人々の各種集会や文化活動と、波板集落および雄勝地域が持続していくための活動を支える目的とした、会員制の交流施設。また地域外の人を交えた、地域交流のためのゲストハウスとしても利用できる。
【用途】
集会、研修、工房、宿泊、休憩、冠婚葬祭、その他各種催し、活動、様々な用途に利用可能
【保有スペース】
大広間、和室、ロフト、工房、土間、物販スペース、キッチン、トイレ、浴室、駐車場
【各種備品】
寝具、食器、キッチン用品、家電、冷蔵庫、洗濯機、座布団、各種工具、屋外用テーブル、ベンチ等
【住所】
宮城県石巻市雄勝町分浜字波板140-1
【アクセス】
■車/仙台東IC⇒河北IC⇒波板
■電車/仙台駅⇒石巻駅⇒波板

場所は国道398号線と波板海岸を結ぶトンネルのすぐ脇
新しく出来たばかりのセンター
多目的に使える屋外スペース

御前浜


大きな地図で見る

御前浜

取材の数日前にはヒラメ56cmをキャッチし、フラット、ロックともに有望なポイント。国道398号線(ブルーライン)から数100m入ると、海岸の堤防沿いに車が横付け出来、すぐ前が釣り場。

堤防下は足場がよく釣りやすい環境。約50m先にあるテトラの切れ目周辺が高実績。もちろん手前でも探れば釣果が出る。夏場はやっぱり藻場パターンが有効。魚影もかなりのもので、取材時も藻場周りでは30cm級のアイナメが猛アタック。当日最大は約40cmだった。

砂利浜と根が連続する地形からヒラメも有望!
足場のいい護岸の釣り場
堤防に隣接する道路の道幅はかなり広め
護岸された海岸の様子
沖テトラ帯の手前がポイント。沖に養殖棚が並ぶ好ロケーション
海岸は藻が豊富で魚のエサ場になっている
ベイトブレスの「ベタンコスリム」で藻場攻略!
こちらも「ベタンコスリム」をパクリ!この日はゴビーが当たりカラーで、アイナメの活性高く中型が連発した
「TTシャッド(ベイトブレス)」にもヒット。藻場に着いた黒っぽい魚体のアイナメが多かった
藻場パターンでは「バーチャルクロー(ベイトブレス)」も有効

鳴瀬川河口


大きな地図で見る

鳴瀬川河口右岸(野蒜海岸側)

野蒜海岸と隣接した、鳴瀬川河口の護岸周り。ここは時合いになるとマゴチが入れ食い状態になることもある人気ポイント。取材時は集中豪雨のため、水がかなり濁った状態。さらに流れも悪くタフコンディションだった。根掛かりがあるので、釣りをする際は手前の瓦礫に引っ掛からないよう気を付けながら回収する。

河口付近の石積みの釣り場
取材時はかなり濁りが入ってしまっているが、導流堤周辺が好ポイントを作っている
濁り時にはグロー系が効くことも。「TTシャッド」のフローパールを使ってみたが、さすがに条件が厳しすぎた
川沿いの道にはゴミが目立った。誰が捨てたものか分からないけど、アングラーは自分のゴミくらいしっかり回収しませう

野蒜海岸(嵯峨渓入口)


大きな地図で見る

野蒜海岸(嵯峨渓駐車場)

野蒜海岸へは奥松島の入り口にある嵯峨渓駐車場からがアクセスしやすい。完全にマゴチのポイントで、取材時も時合いになると50cm級を頭に数本をキャッチした。

ここは遠浅の砂浜なのでロングキャストがオススメ。ダウンショットリグでタラシを長めにして遠投するといい。ボトムはほとんど砂地でロスも少ない。

サーフには他のアングラーの姿も。奥が嵯峨渓観光船駐車場
50cm級のまずまずのマゴチをキャッチ
コチはエラ蓋にトゲがあるので持つ時は気をつけて。歯も以外と鋭い
ダウンショットリグはタラシを長めに取れるので遠投できるのがメリット
ダウンショットに使用した「リザーバーシンカー ヘビー(アクティブ)」は変形しやすい軟質鉛を使用し、根掛かり時に抜けやすいのが特長。「TTシャッド(ベイトブレス)」は最初4インチを使っていたが、ミスバイトが多かったので3.2インチにサイズダウン

今回使用したアイテム!

■ロッド:バレーヒル サイファリスト HRX CPHS-83MH(2014)
ハードロックフィッシュ専用設計のHRXシリーズ。ロングキャスト対応スピニングの2014モデル!
■ソフトルアー
TTシャッド3.2インチ
ボディが生む振動アピールと三角テールによる安定性が特長
BeTanCoスリム
エラ&ヒレが強烈にアピールする「ベタンコシリーズ」。安定した泳ぎが魅力のシャッドテールタイプ
BeTanCo カーリーテール
背ビレのフラッシング効果とエラの波動効果でターゲットの食い気を誘う「ベタンコシリーズ」。ナニュラルに誘うカーリーテールタイプ
バーチャルクロー
三陸の藻場、岩場では欠かせない高アピールかつベイトライクに食わせるクロー系
バグジィ-
スイミングでベイトライクに泳ぐのはもちろん、エビ、カニ類が動く際の微妙な波動をリアルに再現しており、様々なシチュエーションで万能に使用できる
■ランディングネット:バレーヒル VHランディングシャフト350
ポイント移動に便利な小継仕様のランディングツール。シンプルな黒色のネットは枠の周りだけ青くカラーリングしてある
■ライン/リーダー:サンライン シューター10Lb
バス用ながらテキサスリグを多用するロック、フラットにもぴったしな高性能フロロライン

◆記事に書けない裏話や質問への回答は無料メルマガ(毎月25日発行)で配信中!

PROFILE:千葉 正博

ソルト、フレッシュ問わずルアーフィッシングを得意とする東松島市在住アングラー。釣りの楽しさ、自然の有難味を伝えるべく、桧原湖、猪苗代湖のバスや仙台湾のソルトガイドも行う。サポートメーカー:ベイトブレス、バレーヒル、サンライン、ヴァンフック、ドレス、アクティブ、ゴールドハウス目黒

 

※解説/千葉 正博