釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

地元茨城のハンター的磯ロックお楽しみ術[北関東のロックフィッシュ(アイナメ)]

塩津 紀彦 2021年8月26日 更新

今回はハンター塩津の地元、茨城での磯ロック釣行をお届け!鹿嶋灘から砂浜が続く海岸で、アイナメ好みの磯を見つけてランカー級(茨城基準)をキャッチ!※2014年6月掲載。

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沖の根を探して砂浜をランガン
高性能な偏光グラスはマスト!

「海水温度18℃」
初夏ロックのハイシーズン真っ只中の茨城です。

冷水塊に泣かされた今年の三陸界隈の磯ロック。ようやく海水温が安定してきて、シーズンスタートな感じになってきましたが、好調な仙台湾以外のエリアはまだちょっと渋い感じ…。

なので今回は魚影は少ないもののハイシーズンということも考えて、地元茨城で磯ロックをやってまいりました!

休日は海遊びで人がごった返す茨城の磯…

全体的に水深が浅く、平均するとおよそ2~3mのエリアが多い茨城の磯。

ちなみにメインターゲットは毎度お馴染みのアイナメさんと、こちらの磯ロックではポピュラーなムラソイくんにヒラメちゃん♪

基本的な攻め方は東北の磯ロックと変わらないヘビーテキサス。

ただし、「根+砂地」、「根+砂利」なボトム形状なので、ロックフィッシュを狙うには眼で沖にある変化を見つけ根を探す必要があります。ハッキリ言って性能のよい偏光グラスのあるなしでは天と地ほどの釣果の差になりますのでご注意を!

バリエーション豊富なTALEXレンズの場合、濁りがキツい茨城の磯で海草エリアや根を見つけるにはコントラストがハッキリ見える「アクションコパー」がオススメ♪

タレックス レンズ「アクションコパー」。フレームは「ジール・ヴェロ2nd」
※和真メガネ仙台本店でカスタマイズ

当日は朝8時半からのんびりスタートフィッシング。
「ずいぶんのんびりですね」
って感じですが、寝坊した訳ではないですからね(笑)

茨城の磯は下げがきく時間じゃないと足場が無く、釣りが成立しないため潮時間と潮位が凄く大切なんです。

さて、まずティクトのシンカー「ボトムコップ・ステイtype」の1oz(28g)からスタート。ワームは「ガルプ!パルスクロー」にフックはがまかつの「ワーム34Rエリートツアラー2/0」

根をタイトに刻むように探ります。岩の切れめ、海草の影、根のキワ…。全てでノーバイツ(汗)

しか~し、よく見るとアジやイワシがちょこちょこ回遊しているのを発見。
「こりゃベイトフィッシュパターンだわ…」
ってことで、シンカーを「ボトムコップ・フリーtype(ティクト)」の21gに変更し、ワームをパワーベイトのパルスワームにチェンジ。スイミング+カーブフォールで横の動きをメインに誘ってみます。

すると根の上をフワフワ流したパルスワームに
「ごん!」
っとヤル気のあるナイスバイト!

シャローでベイトを食べまくりなナイスプロポーション

茨城ではランカーって言い切れる48cm!!

そしてリスタート直後に
「これがパターンだぜ!」
と言わんばかりの連続ヒット♪

42cm

ストック量の少ない茨城の磯でこのサイズが連発するのは稀ですが、おそらくベイトが寄ったタイミングに上手く当たったんでしょう。
「ベイトがこれだけいたらもう1匹くらいいるかも?」

立ち位置を変えてキャストコースの角度を変えながらスイミング+カーブフォール…
「どん!」
と重量級のバイト!

アワせて根から魚を引き離すと結構な重量感。首を振らない…ってことは~

グッコンなヒラメ

60弱のまぁまぁサイズのヒラメちゃん♪

外道で釣れるっていうよりはこちらの磯ロックではメインターゲットに近い確率で釣れる磯ヒラメ。釣れるとちょっと得した気分です(笑)

さてさて、その後はさすがにムハンになり移動。移動途中のサーフで沖にいい根が見えたのでフルキャスト~♪

すると1発で「ごん!」っとナイスバイト。

40cmくらいの微妙なサイズ

アタリの割には微妙なサイズ(汗)
これも高性能な偏光グラスがあったから釣れた1匹ですね♪

オマケも釣れたところで、お次のポイントは外洋側の潮が効くブレイクに点在する根まわり。先ほどと同じスイミングパターンでフワフワ流していると…ノーバイツ(汗)

日が昇りベイトが散ったのでパターンが変わったようです…。

それでは、とシンカーを「ボトムコップ・フリーtype(ティクト)」の30gに変更し、パルスクローでよりタイトに攻める作戦にチェンジします。

すると暫く攻めていると
「コツ」
っと渋いバイト。

フルパワーフッキングでアワせると、アタリの割には意外と重い…(汗)

ブリブリに太った45cmのアイナメ

日が昇り、お昼近くになって活性が下がって渋くなり、完璧に甲殻パターンにシフトしたようです。

同じように遠投し海草のジャングルをちょこちょこ探り…
「モゾモゾ」
っとバイト。50cmにはちょいと足りないサイズながら、肉厚なヒラメGET!パターンもガッツリ決まり追加で~。

アイナメ35cm、35cm

とGETし今回の釣行は終了~。

近年、茨城以北ではヒラメが非常に増えて来たため、宮城や岩手でも磯と浜が絡んだエリアでヒラメが結構釣れるエリアが多くなりました。

サーフだとベイトに着いた魚がほとんどなので、スイミングパターンを駆使した釣りになりますが、磯で甲殻類をメインベイトにしたヒラメには甲殻パターンで攻めるのがセオリー。

その日のパターンを見極めれば東北の磯からでも高確率でヒラメを狙うことが出来ますので、是非磯ロックの合間にでも狙ってみて下さい。

ちなみにヒラメにはゴールドのシンカーが効きます!試してみて下さいね♪

[今回使用したアイテム]
■ロッド:アブガルシア ロックスイーパープロト
■リール:アブガルシア ビッグシューターコンパクト
■ライン:サンライン フロロ16Lbプロト
■シンカー:ティクト ボトムコップ各種
■フック:
がまかつ ワーム34Rエリートツアラー
がまかつ ワーム321
■ワーム
ガルプ!パルスクロー
パワーベイトパルスワーム
■偏光グラス:
フレーム=ジール・ヴェロ2nd、タレックスレンズ=アクションコパー
※和真メガネ仙台本店オリジナルセッティング
■ウェアー:ウェダー ライフジャケット
■パズデザイン

シンカーはティクトの「ボトムコップ」。平面のあるステイタイプとティアドロップ型のフリータイプを使い分け。ゴールドの輝きがヒラメにも効果的!

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PROFILE:塩津 紀彦

磯ロックがブームになる以前から牡鹿の磯に通い、50UPベッコウ&アイナメを狙っていたロックフィッシュハンター。険しい、キツイ、危険の3Kを乗り越えながら、数々のモンスターを仕留めてきた。茨城県在住。チーム・ハンター所属。ピュア・フィッシング・ジャパン、サンライン、パズデザイン、がまかつ、ティクトフィールドテスター
※ハンターブログ http://yaplog.jp/jgfahunter/

 

※取材・テキスト/塩津 紀彦

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