釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!

庄内ショア青物事情!

下野 顕 2021年9月3日 更新

庄内沿岸にイナダなどの青物類が回遊し、ショアジギングで狙える状況になっている。ここでは5月中旬現在までの今季の庄内のショア青物事情をリポート!※2013年5月掲載の記事です。

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超一級ポイント温海T字堤からシーズン開幕!

4月以降、表面海水温の上昇が鈍く、やや遅れ気味だった庄内浜の春。庄内の名物ともなっている春の海タナゴ釣り。残念ながら、今年は良い釣果情報を聞くことは出来ませんでした。

釣りの好機を迎えたのは、5月の大型連休明け。時化続きだった海が落ち着き始め、表面海水温も徐々に上昇してきました。そして、ベイトフィッシュの動きと共に、イナダ(ワカシ)の釣果情報が頻繁に聞かれるようになりました。

4月中旬、酒田北港で釣ったサゴシ。晩秋まで温海T字でも期待できる。ヒットルアーはラパラのスナップラップ

ここからは、最近の庄内青物事情を書き記したいと思います。

庄内南部、鼠ヶ関~温海にかけて、イナダ(ワカシ)が好調です。温海地区において最大の人気を誇る釣り場が、通称”T字”と呼ばれる堤防です。

沖に向かって100mほど突き出たT型の堤防の先端は、潮通しが非常に良く、青物以外にも様々な魚を狙うことが可能です。

温海T字堤防
T字の先端へ向かう途中

T字先端より南側を撮影。要スパイク&フローティングベスト

4月26日、生憎の雨模様でしたが、私はT字に立っておりました。狙いはサゴシ。STORMのTETUJIN 25gで沖の潮目を狙い撃ち。

ボトムまでフォールさせた後、一気に引いてくると、ヒット!水面に浮いた魚体は青白く、黄色の尾鰭も見えました。想定外の今季初イナダでした。

どういう訳か、翌日になって、この釣果情報が地元釣具店より発信され、庄内青物開幕の火蓋がきられた恰好となりました。

4月26日。今季初のイナダ。ヒットルアーは、ストームのTETUJIN

あれから1ヶ月、今、庄内ではショアジギングが熱を帯びています。T字は連日釣り人で賑わっており、釣り日和の休日ともなれば釣り座を確保する事さえ至難の業、といったところです。

5月に入ってからも3回ほどT字にエントリーしていますが、いつ行っても良い感じに潮が当たっており、目の前には大きな潮目が出来ておりました。

潮目を狙ってルアーをキャストすると、数匹のイナダが1つのルアーをチェイスする光景がしばしば見られました。いつみても、この光景には興奮を覚えます。

5月10日は、T字でイナダの他、ヒラメも釣れました。STORMのスーパー五目ジグスリムで底をトントン叩いてくると、「ググッ!」と。青物とは異なる引きに、心わくわく。魚体が水面にフワッと浮いた瞬間、よっしゃー!と雄叫び(心の中で)。

この1枚が、自身今季初のヒラメとなりました。外道でヒラメが釣れるのも、ショアジギングの魅力の1つでしょうか。

5月10日。今季初のヒラメ。ヒットルアーは、ストームのスーパー五目ジグスリム

昨年の今頃は、庄内一帯がワラサに沸いておりました。しかし今年は、ワラサがショアから釣れた、という話をあまり聞きません。あまり聞かない、と言うだけで、ポツポツと釣れてはいるようです。本当に楽しい季節はこれから、でしょうか。

これからは、地磯からでも、サーフからでも、ショアジギングでイナダを狙い釣ることが可能です。私のように人ごみが苦手な方は、こちらの釣りもオススメですよ(笑)。

5月20日。地磯からのショアジギングでイナダがヒット。ヒットルアーはラパラのモアシルダ
【使用タックル(一例)】
■ロッド:シマノ ディアルーナ S1006M
■リール:シマノ 11’ツインパワー C3000HG
■ライン:ラパラ Sufix832 ADVACED SUPER LINE 0.8号
■ルアー:ラパラ STORM TETUJIN 25g
PROFILE:下野 顕

シーバス、ヒラメ、根魚等を狙うルアーアングラー。”お手軽フィッシング”も大好きで、夫婦で釣行することもしばしば。一眼レフ片手にアマチュアカメラマンの一面も。福島県沿岸部出身だが、震災後は山形に避難し、現在は庄内地方在住。ラパラジャパンフィールドスタッフ。ブログはコチラ

 

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※取材・テキスト/下野 顕

 
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