人気沸騰中!宮城の磯マルゲーム
2015年の晩秋にシーバスの出荷規制(釣りの自粛含む)が解除され、2016年の春先から一気に人気が復活した感のある宮城のシーバスゲーム。中でも人気上昇中なのが春から夏にかけて楽しめる磯シーバスだ。ヒラスズキが生息していない宮城では磯のターゲットはスズキ(マルスズキ)。FCサーチの佐藤竜一さんに宮城の磯マルゲームを案内してもらった。※2016年6月の記事です。
ベイトを追ってオフショアから入った大型シーバスを狙う
春に沖から接岸してくるシーバスが真っ先に釣れ出す磯スズキ。ベイトが寄っている時であれば沖から入ったコンディションのいい良型が集まり、ランカーが連発することもある。
今季の宮城沿岸は水温が高かったためか釣れ出すのがめっぽう早く、5月に入る頃にはハイシーズンに入った。その一方で、沖のメロウド(イカナゴ)を食っているスズキが多く(ジギングで釣れている)、また、5月下旬頃には河口、河川でも釣れ出すなど分散傾向もあり、例年に比べると爆釣することは少ないシーズンになっている。
そんな中、佐藤竜一さんは4月下旬、5月からコンスタントに良型をキャッチ。好シーズン続く宮城の磯で6月上旬に実釣を行った。
[取材当日の模様]今シーズンは中底層からのヒットが多い傾向
使用頻度が多くても毛羽だちが少なく、障害物の多い磯でもガツガツ使える8本ヨリPEライン。コストパフォーマンスの高さも◎。
■ショックリーダー「ガリス FCアブソーバーアンフィニ スリム&ストロング」(YGKよつあみ)28Lb
従来のラインと同じ太さで1ランク上の強度を確保。細糸使用時や磯など過酷な条件下で威力を発揮する
磯マルは例年、ハイシーズンになるとフローティングミノーを使うことが多くなるのだが、今シーズンはどういうわけかレンジが沈み気味のことが多い。この日は風、波の条件もあり、テッパン系にヒット。ディープダイバー系やテッパン系で釣れるケースが多いのが今季の傾向だ。
磯のポイントも、ハイシーズンはワンド内のシャローまで入ってくるのだが、今季はシーバスが沖側を回遊しているためか、ワンドの入り口付近までというケースが多いようだ。シャローからも釣れてはいるが、一段落ちたちょっと沖の方が釣果実績が安定している。
シーバスが近くに寄っていればソフトルアー系が効くことも
今後は夏、秋にかけてもチャンスはあるものの、暑くなって藻が切れ始めるとルアーに藻が引っかかって釣り難くなる。水温が上がる7月上旬頃までが初夏のチャンスになりそうだ。
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ロックフィッシュを中心にシーバスやフラット、ワカサギなどもマルチに楽しむ。フィッシングクラブSearch所属。佐藤兄弟の兄ということでクラブ内ではアニキなどとも呼ばれている。サポートメーカー:フィッシュアロー、ヤマガブランクス
※解説・協力/佐藤 竜一