新潟~庄内 キス釣り挑戦記
日本海でキスの投げ釣りが好季を迎えている。山形の庄内周辺はシーズンインが少し遅れていたのだが、5月中旬過ぎからポツポツと釣果が上がり始めた。取材日は新潟市北部から鶴岡市の庄内海岸までの砂浜を釣り歩き、一人50匹超とまずまずの釣れっぷりだった。
※2011年5月掲載の釣行記です。
キス釣り初めての人のレポートです!
5月26日、今季初めてのキス釣りに行ってきました。今季初というか、ボク自身は生涯初めてのシロギス釣り挑戦だったんですが、仙台広瀬キャスターズの中田宏さんにマンツーレクチャーフルコースをお願いして、筆おろししてきました!
この日は久しぶりの釣行だったのと、初めてのキス釣りということでワクワクしてしまい、かなり早めですが、夜の12時に中田講師を叩き起こして出発。国道48号線から一般道を走って、仙台から山形の海岸まで大体3時間くらいでしょうか。途中、腹ごしらえなどしながら朝4時前には到着して、日の出とともに釣り開始です。
最初の釣り場は鶴岡市のサーフだったのですが、朝からしっかりと釣れてきます。15cm以上のまずまずサイズが多かったです。その後は3時間ほどで潮止まりとなり、場所移動。鼠ヶ関港名物のイカ焼き屋さんでお昼を食べてから、今度は新潟方面でも竿を出しました。特に最後に行った釣り場は良型が多く、ラストスパート。2人とも50匹を超えたところで納竿という1日でした。
釣れたポイントの距離は4色から6色半(投げ釣りはPEラインの色分けで距離を判断。1色は約25m)。6色くらい投げるといいようでしたが、これは場所や日によって異なります。砂浜であれば根掛かりもそんなに多くないので、広く探っていい場所を探します。根の近くにはいいサイズが着いていたりするので、根掛かり覚悟で集中的に攻めるのもアリだそうです。
新鮮なキス天はサイコーでした!
初めてキス釣りをしてみて、特に問題は無かったのですが、仕掛けが長いので絡まないように投げるのがちょっと大変でした。でも、中田さんに教わった通り、スナズリを付けた絡みにくい仕掛けを使い、エサのタラシを短めにしたら改善。投げに自信の無い方なら、3本バリくらいに抑えると扱いやすいと思います。エサはジャリメとチロリ。ジャリメは頭を落とし、5mm~1cmくらいに小さく切ってエサ付けするので、両方とも1パックずつで十分でした(エサ屋泣かせです…)。
釣り方は、広く投げ分けて、仕掛けをサビいて探るいわゆる「引き釣り」です。このときに中田さんから、「魚が掛かってもリーリングは止めないように」と注意されまして…ゆっくり巻き続けることで、魚の群れを散らさずに、追い掛けを狙えるそうです。確かに、巻き上げを止めるとガッチョ(ネズッポ、ネズミゴチ)やフグがよく来ました。エサ盗りが多ければ速く巻き上げ、本命がいるようならゆっくり食わせたり、この釣りでは巻き上げのスピード調整がかなり重要なんですね。
この釣り、楽しいんですが、炎天下の砂浜を歩くので、十分な水分補給と日焼け止めなども必須です。あと、体力不足も痛感させられました。歩いて投げて、いい運動にもなると思います。帰りは疲れもあったので高速に乗ったのですが、山形道は山形北インターから酒田インターまでが無料区間になっており、かなりおトクです。これからいいシーズンですし、仙台周辺の皆さんも、どんどん初キス挑戦しちゃってくださいね!
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