釣行記

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メバルプラッキング![東北の巨匠・村岡博之のオライノLure論]

村岡 博之 2020年7月21日 更新

こちらの連載では東北の巨匠こと村岡博之さんが月1回のペースで東北、石巻周辺のルアーフィッシングを中心にいろいろな話題を取り上げていきます。

今回のテーマはメバルのプラッギング。

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ハードルアーで良型メバルを狙えるチャンス

三陸沿岸ではシーバスがクライマックスを迎えるとロックフィッシュのシーズンです。ロックフィッシュの聖地ともいえるリアスの海は、大型のロックフィッシュの宝庫でもあります。また、大型のメバルが狙えるのも晩秋からですが、今回はそのメバルのプラッキングについてお話しましょう。

メバルをルアーで狙うとなると、ジグヘッド+ワームがセオリーです。しかし、彼らも大型のものはハードルアーによく反応します。40mm前後のミノーやシンペンで尺メバルを釣るなんて、ちょっと考えただけでもワクワクしますね。

プラッギングで良型のメバルを狙うなら11月頃はベストタイミング。12月一杯くらいは可能性がある。年明け後もメバリングは普通に楽しめるが、サイズは徐々に小さくなっていく

基本的にはソフトルアーで狙うポイントと同じでかまいませんが、できればロッドはチューブラーのものが使いやすいでしょう。最近のメバルロッドは食い込み重視のソリッドティップのもの多くなっています。そうなるとハードルアーを扱うのは少し難しくなります。ラインも個人的にはPE系ラインを使っていますが、フロロやナイロンでも好みで構わないでしょう。いずれにしても1号以下のものをチョイスします。

狙いかたとしては、基本はタダ巻きですが、リップ付きのルアーを使う場合はトゥイッチングなども有効です。ナイターがメインとなるのでリトリーブはスローが基本で、潮の流れが効いていればラインを張った状態でリトリーブせずにステイさせるのも有効です。

メバルプラッギング実績ルアー。「ピグミーボックスリップレス(ジャクソン)」と「紫電40型(オライノ)」
「ピグミーボックス」で釣れたメバル。状況次第で表層付近まで浮くこともあり、トップウォーターにも食ってくる。6cmのトッププラグで釣果を上げたことも

ハードルアーは状況と場所をみて使う

どうしてもストラクチャーにタイトについていると思われますが、実際はそんなことはなく、暗くなれば浮いていることも少なくないので、慣れたポイントならばルアーのロストも少なくなります。バイトがないとストラクチャーにコンタクトしたくなりますが、ハードルアーではロストが増えるだけです。そのようなシチュエーションでは、ソフトルアーの併用もいいでしょう。

基本的に、ハードルアーのほうが大型のメバルがバイトする確率は高いように思えます。ソフトルアー一辺倒の釣りではなく、ハードルアーの釣りも覚えると、その他の釣りに応用もきくようになりますよ。

捕食モードで浮いているメバルなので、しっかり食ってくることが多い
メバリング用ロッドでもいいが、大型狙いのプラッギングで軟らかすぎるロッドはNG。ロックフィッシュ用で最もライトなモデルやアジング用なども向く

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PROFILE:村岡 博之

石巻を拠点に活動するベテランルアーマン。自称東北の巨匠。シーバスをメインにサクラマスやロック、フラットなど幅広く嗜む。ハンドメイドルアーファクトリーOrynO(オライノ)代表。ピュア・フィッシング・ジャパン、ジャクソン、エクリプスフィールドテスター、リアスアドバイザー、がまかつ他サポートメーカー多数。
ブログはこちら http://oryno.ni-3.net/

 

※取材・テキスト/村岡博之

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