平成25年10月6日(日)、宮城県塩釜沖の仙台湾を舞台に標記のジギング大会が開催された。当日はえびす屋、伊藤栄明船長の操船する第51えびす屋丸に乗船取材。すでにワラサのシーズンに入っており、最大75cmまでの良型のワラサが多数ヒットした。今季好調のヒラメやホウボウなどのゲストも豊富で、朝方の時合いをピークに、終日コンスタントに釣果が上がっていた。
この季節のワラサゲームは砂底のメロウド(イカナゴ)に着いた魚を狙うため、150g前後のロングジグ系を使ったメロードパターンが定番となっている。去年までの大会だと200g級の重めのロングジグを使ってボトム中心に攻めた選手が上位に入ることが多かったのだが、今大会ではメロウドが小さめなのか(?)、横っ跳びアクションだけでなく、120g前後のシルエットが小さめのメタルジグのスローなフォールにもヒットする傾向がみられた(もちろんロングジグ系も釣果多数)。
競技は5匹の釣果のポイント制で争われる形式。60cm台前半のイナワラクラスが多数混じる中、70cm級のワラササイズをどれだけ揃えるかという僅差の勝負となった。優勝した山下さん(第31えびす屋丸)は全て69~72cmまで揃えてボーナスポイントを獲得。2位の永澤さん(第51えびす屋丸)も最大73cm、3位の山川さん(第71えびす屋丸)は最大75cmを釣り上げたが、60cm台前半が混じったことで1位には届かなかった。
仙台湾のワラサジギングは例年、この大会が行われる10月第1週から本格的なシーズンに入り、10月一杯がハイシーズン。11月に入っても楽しめる見込みなので、あと1カ月ほどの好季にたっぷり楽しみたい。
【当日の模様】
船中ファーストフィッシュ!イナワラクラスながらほっとひと安心
朝から60~74cmほどのイナワラ~ワラササイズがコンスタントに上がり、いいポイントに入ると連続ヒットする場面も!
ポイントや釣り方により70cm台の大きめサイズが混じり、これをいかに揃えるかが勝負を分けた
隣で釣っていた友紀丸からは大物賞のサワラ81cmがキャッチされている
競技終了後、船上でサイズ測定しながら帰港(自己申告)。上位者は陸上で再度、正式な検量が行われた
検量カード提出後、上位候補者は自己申告に間違いがないかサイズチェックが行われた
表彰式で総評を述べるえびす屋、伊藤栄明さん
【大物賞】
梅原和也(サワラ81cm)
※敬称略
【レディース部門】
優勝 山形郁子
2位 宮代靖子
3位 野口有架
※敬称略
第31、第51、第71えびす屋丸の乗船者がそれぞれ1~3位を分ける結果となった
【総合部門上位10名】
優勝 山下竜司
2位 永澤章司
3位 山川雅彦
4位 川端孝博
5位 伊藤文志
6位 西澤 健
7位 北浦秀徳
8位 佐々木良宣
9位 かる花秀登
10位 菅原康悦
※敬称略
見事、優勝した山下竜司さん。69~72cmまで、70級を5本揃えた。「まさか優勝できるとは思っておらず幸運でした。朝イチからしばらくは食いがよかったのでスミスのジャックナイフを使っていましたが、途中、食いが渋くなってからは、鉄ジグシリーズやマサムネなどでじっくりと攻めたのがよかったと思います」
ラストはジャンケン大会で豪華賞品をGET!