8月27日(火)、塩釜・越の浦漁港において宮城県釣船業協同組合(以下、宮釣協)による「数珠釣り(じゅずつり、じゅずっこつり)」の実釣講習会が行われた。
「数珠釣り」とは、タコ糸にイソメを連ねて数珠状にしたものを仕掛けとし、ハリを使わないでハゼやアナゴなどを釣り上げる塩釜・松島湾ならではの伝統漁法。ハリを使わない釣りという、類まれなる釣法を後世に残すべく、宮釣協では伝承プロジェクトを立ち上げ、今季から本格的に講習会をスタートさせている。
この日は現役の数珠釣り漁師である佐藤啓一さん(七ヶ浜町・要害浜)を講師に迎え、遊漁船の船長や釣り愛好家らがハゼの数珠釣りに挑戦!ハゼ釣りの盛期にはまだ若干水温が高いためか食いが浅く、ハゼが数珠子を咥えても途中で離してしまい、一喜一憂する場面が多くみられた。「去年の11月頃にやったときは初心者の方でも簡単に釣れていましたので、これから10月頃にかけてハゼの食いがよくなれば、もっと簡単に楽しめるようになるはずですよ」とは、えびす屋の伊藤栄明さん。
11月9日(土)に塩釜市で行われる「全国アマモサミット2013inみやぎ」では、「はぜの数珠釣り体験」も行われることになっており、興味のある方はこちらもチェックしていただきたい(要予約、申し込み)。
【魚種別攻略法】ハゼの数珠釣り