平成24年5月20日(日)、宮城県釣船業協同組合主催による標記大会が、仙台湾大型魚礁一帯を会場に参加者140名を集めて盛大に開催された。
今大会は、仙台湾で釣りを楽しめ、且つ安全に食することが出来ることを知ってもらい、一人でも多くの釣り人に足を運んでいただけるきっかけになればとの思いを込めて企画したもの。
当日は5時30分に12隻の釣船に分乗し、まがき港を出船。漁場到着後競技開始となった。海上はベタナギでコンディションは良好。カレイの食いも活発で、ダブル、トリプルを連発する選手も多数見受けられた。しかしながら、潮の流れが速い上、2枚潮に苦戦を強いられる姿もチラホラ。マガレイ5匹の総全長で争われた今大会は、潮の流れに左右されずに底を確実に取った選手が上位に食い込む結果となった。
そんな中、右舷ミヨシから2番目の釣り座でコンスタントに良型の入れ替えに成功、強豪を抑えて優勝に輝いたのは阿部悟さん。「今日の状況を考え、95cmのロング仕掛けを使用しました。釣り方は激しくコヅいて攻めるのではなく、ソフトなコヅキに専念。コヅキよりも待ちの時間を大切にしました。誘いは、たまにするくらいでしたね」と笑顔で答えてくれた。
【当日の模様】
▲納竿は正午。13時頃には各船団がまがき港に帰港し始めた
▲検量集計の合間に、伊藤理事長より県の調査状況が説明され、「現時点でのマガレイは、18ベクレル/kgをいったりきたり。問題なく食べていただけますので、安心して釣りを楽しんでください」とPR。同時にマコガレイの刺身の試食も行われ、会場は大きな賑わいをみせた
▲各船トップ賞の皆さん
▲左からマコガレイ大物賞の伊藤さん、レディース賞の千葉さん、2位の小堺さん、優勝の阿部さん、3位の小泉さん、イシガレイ大物賞の板橋さん
▲優勝した阿部さんの95cmロング仕掛け。オモリの上に集魚灯、下バリの上にオモリを施し、集魚プラス流れの速い潮にも対応できたことが良かったようだ
【大会結果】
■総合部門
優勝/阿部悟さん
準優勝/小堺昭郎さん
3位/小泉哲さん
■船内トップ賞
永井辰男さん
齋藤稔さん
高倉修悦さん
佐藤日出夫さん
大橋憲治さん
鹿島博文さん
佐藤テルオさん
菅原祥行さん
齋藤雅博さん
■レディース賞/千葉ひろみさん
■大物賞(マコガレイ)/伊藤さん
■大物賞(イシガレイ)/板橋周一さん