◆海秀丸（岩手・大槌港）TEL：0193-42-5107、090-8928-8613
ささき釣具店の店舗は津波の被害により休業中だが、昨年お盆過ぎの8月27日より遊漁船の営業を再開している。震災当時について佐々木稔船長は、「地震の揺れが尋常でなかったため、これは津波がくるなと直感しました。沖合に逃げて1晩を過ごし、次の日に入港。余震が続いていたため船が心配で約1カ月間は船に宿泊しました」。おかみさんとの再会は震災6日後。乗り合い船は4人から出船しており、年中楽しめるカレイ船1人5,000円（エサ別）、マダラの乗り合いは中深場で7,000円、深海で10,000円。その他、シーズンによりオキメバル船、ヒラメ船も1人7,000円で出船している。
船長の佐々木稔さん
大槌港魚市場前より出船
出船場所付近
◆御箱崎釣具店（岩手・大槌町）TEL：0193-42-6212
「震災当日は店舗内におり、大きな揺れとともに、周辺で液状化現象が発生。店内の冷蔵庫、陳列棚が次々に倒れ、お店のシャッターも閉まらなくなりました。津波が来ると感じ、すぐさま自宅のある内陸の方へ逃げました。途中、後ろから津波に襲われましたが、間一髪切り抜け、自宅の住所へ到着。自宅はすでに流されていたため、ひたすら内陸部に逃げ、家族と再会できたのは震災から4日目のことでした」とは店主の大羽道廣さん。
2月23日に自宅敷地内に店舗をオープン。「お店ではエサや釣り具の販売、釣り船の斡旋を行っています。現在新造船の『美嘉丸（みよしまる・定員6名）』をこしらえており、順調にいけば9月初旬には就航できる見込みとなっています」
大槌川沿い、大槌中学校向かいの自宅敷地内にて営業中
店舗前で大羽道廣さん
営業時間は当面7：00～18：00を予定。大槌港で稼働している遊漁船（大海丸と海秀丸）を斡旋。釣り物はマダラ、オキメバル、カレイ
[新住所] 岩手県上閉伊郡大槌町大槌16-34-8