◆第十八東丸(宮城県・桐ヶ崎漁港)TEL:090-7076-7549
震災後、約半年間休業。2011年10月より営業を再開している。震災当時について鈴木船長は、「沖合で養殖の作業中に大地震。下からドドドっと船底を突き上げる水圧は、尋常でなかったですね。すぐに大津波が来ると直感して帰港、自宅へ戻りました。自宅はもうメチャクチャで、足の踏み入れる場所がありませんでした。避難する準備をしていると、近所から『大津波が来たぞ!』との掛け声。一目散に裏山へ避難し、間一髪で難を逃れました」。1回目、2回目の津波で自宅、所有する釣船を流出そんな中、3日後に所有する釣り船が女川湾内で漂流しているとの朗報を受ける。すぐさま現場へ向かい、自船であることを確認。奇跡的に損傷も少なく、自力走行で帰港した。
「ここまで来られましたのも皆様の温かいお言葉、ご支援、ご協力があってのことと深く感謝しております。震災より、もうすぐ丸二年が経ちます。出船する桐ヶ崎漁港のかさ上げ作業は順調で、お客様を迎え入れる体制も万全です。今後ともよろしくお願いいたします」。現在は、オキメバル(乗り合い一人7,000円、エサ別)、カレイ、アイナメ(乗り合い一人6,000円、エサ別)で好評営業中。5月からは活きイワシ五目(乗り合い一人9,000円、イワシ込み)で出船を予定している。
桐ヶ崎漁港。出船場所は、かさ上げした駐車場も完備されている
お話を伺った船長の鈴木さん。長年、培った経験と勘は確かで、初めての人も任せて安心