平成26年8月22日(金)、「親子で学ぶ松島湾の海辺2014」が松島湾アマモ場再生会議により開催された。同会議では3.11大震災後、松島湾のアマモ場再生を通して沿岸の環境復興を目指していて、この観察会も2012年から3回目となった。
イベントでは来年5月で閉館が予定されているマリンピア松島水族館で松島湾の生物について学んでから、隣接するどんぐり浜に移動しフィールドワークを行った。フィールドワークでは海岸を歩いて生物を観察したほか、曳き網調査にも参加。夏休み中の子供たちは多くの小魚やエビ、カニ類に大興奮!なかなか見ることのできない海辺の自然に触れる貴重なチャンスになったはずだ。
[当日の模様]
マリンピア松島水族館の協力により、簡単な講習会のあと水族館のバックヤードを見学
水族館近くのどんぐり浜へ移動
DASH海岸でもおなじみの海洋環境のスペシャリスト木村尚さんも参加してフィールドワークがスタート!
まずは海岸を歩いて生物探し。カニや貝類などが見つかった
みんなで網を編む「そらあみ」プロジェクト。多くの人の手によってカラフルな網が編み上げられていく
みんなで曳き網に挑戦
網に絡まった海藻の中から夢中になってエビや小魚を探し出す子供たち
細長い魚は、アマモに擬態して生活している「ヨウジウオ」
大きなフグをGET
キラキラした小魚を発見!これはサッパ
小さなイカを見つけた
アマモを好むといわれるアオリイカの子供でした
タツノオトシゴは大小合わせた4匹も採れた。タツノオトシゴ類でも「サンゴタツ」という種類で、松島水族館の方の話では最近目に見えて増えてきているとのこと
こちらはクロダイの稚魚
マハゼの幼魚。今回、大きいハゼが今までより少なかったような?
クサフグです
イエローが綺麗なハコフグの稚魚。大きくなると茶色っぽくなってしまう
夏休みの思い出になったでしょうか?
松島水族館に戻ってから、みんなで観察した生き物の絵を書きました。この絵は2014年9月6日から12日までの間、マリンゲート塩釜に展示される
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