平成26年6月28日、松島湾のアマモ場の再生活動を行っている「松島湾アマモ場再生会議」により、アマモの花枝採取が行われた。花枝採取とは、海草(被子植物)であるアマモを移植、増殖するための種子を集めること。今回は市民を公募してアマモ花枝採取会という形での実施となった。
当日は、天候に恵まれ海辺の再生活動をするには打って付けの日となった。多くの市民が参加し、塩釜市内のマリーナから桂島の震災から大規模アマモ場が残った海岸へ移動し、膝や腰まで海に入りアマモの種を採取した。子供達は合間に網でイカやカニ小魚を採っては放流し、また、アサリの天敵であるサキグロタマツメタ貝の卵を駆除したり、と思い思いに楽しんだ様子であった。
昨年は、会員によっての小規模な花枝採取のみだったが、はじめて市民を公募して開催。参加者にとっては海域環境への理解を深める貴重な機会となり、今後の市民をまじえた活動に弾みを付ける重要なイベントとなった。
[当日の模様]
午前9:00より開会式
えびす屋の大型船で桂島へ移動
大型船から小型船へ移乗し浜へ上陸
アマモ場のある浜へ向かう
種の見分け方を教授され、花枝採取
採取作業をサポートする小型船2隻
花枝採取の合間に海辺遊びを楽しむ子供達。
アマモの種を収穫袋に18個採取した
塩釜くろしおマリーナの桟橋に下げ、10月まで播種
海鮮バーベキューを楽しみながら、振り返りと閉会式
[参加者]
宮城水産高校・塩釜市立第一小学校4年生・NPO GENKIZ・一般市民
松島湾アマモ場再生会議会員
大人35名 子供36名 計71名
[スケジュール]
8:45「塩釜くろしおマリーナ クラブハウス」 集合・受付
9:15出港
9:40桂島 大型船で移動し、桂島にて小型船に乗り換えて浜に上陸、作業
12:30帰港 ふりかえり
13:00解散