宮城沿岸全海域のスズキ(シーバス)出荷制限解除!遊漁の自粛要請も解除され全域OKに!!
平成27年(2015年)11月20日、原子力災害にともなう宮城県海域のスズキの出荷制限が解除された。これにより宮城県全海域のスズキの出荷が可能になるとともに、宮城県より自粛要請が出ていた遊漁(リリース前提の釣りを含む)についても問題なく楽しめるようになった。
出荷制限解除までの経緯と制限解除後の対応について
スズキの出荷制限は、平成24年4月12日より金華山以南の海域が、同年10月25日からは金華山以北を含む全海域が対象となっていた。その後、規制解除を目指して継続的に放射性物質の検査を行っていたが、平成26年7月29日に1個体から190Bq/kgが検出されて仕切り直しの形に‥。
平成26年7月30日以降、平成27年10月13日までの166検体の検査を行った結果、放射性セシウムの値は平均4.5Bq/kgと安定。このデータをもとに、県から国に判断を委ね、このたびの制限解除に至った。
県では制限解除後もモニタリングを継続。各市場ごとに原則週1回以上の精密検査を実施し、基準値を超える値が検出された場合には速やかに回収、出荷自粛を要請する。
スズキの出荷制限が解除されたことにより、平成27年11月24日現在、海域で出荷制限の対象はクロダイのみになった。クロダイについても検査を行っているが、検体自体が少ない問題もあり、制限を解除できない状況となっている。
※情報提供/宮城県水産業振興課
[宮城県公式サイト]