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シーバスのやりとり・竿さばきの基本テクニック[村岡博之さん]

2016年10月28日配信 【HOWTO】 【編集部】

エラ洗いなど果敢なファイトをみせるシーバス(スズキ)をランディングに持ち込むための、やりとりの基本を村岡博之さんに教えていただいた。

リール、ドラグの準備を万全にしておく

リールは2500番を中心に、シチュエーションにより3000番も使用(アブ・ガルシアの場合)。泳ぎ出しの早いハイギアタイプが主流になっている。リールにラインを巻く時は、緩みがないようしっかりテンションをかけておく。

ドラグの準備は、正確な数値を計測したことはないものの70cm半ば以上の大型が掛かった時にチリチリと出るくらいが目安。グローブをした状態で強く引かないと出ないように強めに締めても、実際に魚が掛かってアワせた時にドラグが滑ることがあり、意外とドラグが緩かったりするので注意しよう。

リールのドラグは強めに締めておく
 
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落ち着いて魚の動きに合わせる

磯スズキなど余裕の無い状況ではドラグを締めて強引にファイトする場合もあるが、基本は落ち着いてやり取りする。

できる限りハネない(エラ洗いしない)よう、常にこちらが優位な状態を保つことを意識。魚の位置とロッドティップに角度をつけるようにして、ラインを緩めず巻き取るようにする。

もしエラ洗いをしたら、とっさに水面を叩くイメージでロッドティップを下げ、ラインが緩まないよう注意。バラすのはエラ洗い自体よりも、その後の動きに対応できない場合がほとんどなので、油断せずにラインのテンションを保つようにしよう。

90クラスの大型はハリ穴が広がるおそれあり

明かにランカー以上の大型がヒットした場合は、ちょっと無理をしてでもドラグを締めて強引に寄せるのが吉。大型とのファイト時間が長くなると、フックとラインが持っても、刺さり所によりハリ穴が広がってバレる可能性が高くなる。

魚が弱って手前に寄ってきてもランディングするまで油断禁物。最後に手前に突進してきて、ラインが緩んでバレるケースが結構多い。急いで糸フケを取ろうと慌てるのではなく、ロッド操作と体の向き、ランディングネットを駆使して落ち着いて対処する。予想外の動きをするかもと心構えをしておくだけで失敗は少なくなる。

※解説/村岡博之

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