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磯釣り・クロダイ釣り入門ガイド【4】仕掛け編

2017年1月27日配信 【HOWTO】 【編集部】

クロダイ釣り(ウキフカセ釣り)、磯釣りの基本を亥飼真司さんが紹介します。

ガン玉、ウキの基礎知識が分かったところで、いよいよ仕掛けのセッティングを解説していきます。

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クロダイ釣り入門ガイド

フカセ釣りが初めての方や始めて間もない方は、多少重い仕掛けでも構いませんので、まずは付けエサを魚のいるタナまで沈める事を最優先にしましょう。

ウキはB~4Bくらいでも構いませんので、基本を覚えるまではウキ止めを付けて、オモリを打ってタナまで付けエサを沈める事に専念してください。

強風や波、2枚潮等、タフコンディションの時はウキの下に付けて水中に沈める水中ウキというアイテムもあります。水中ウキの表示もウキと同じですが、浮力は逆で、BはBのガン玉と同じ重さとなります。

水中ウキはオモリより大きなボディで軽い仕掛けを飛ばし、さらに水中に仕掛けを沈めつつ、潮を受けて仕掛けを流す役割を持つ

スタンダードな仕掛けの例

実際に仕掛けを組み立ててみました。分かりやすい様にオレンジの糸が道糸、グリーンの糸がハリスに色分けしました。道糸に結んだ黄色いものがウキ止め糸です。

オーソドックスな仕掛けの例。道糸、ウキ止め、円錐ウキ、クッションゴム等、スイベル、ハリスにガン玉
ウキが潮に馴染んだ時のイメージ

仕掛けが馴染んでいくと下の写真の様にウキ止め糸でウキが止まります。この時にウキのヘッドが海面下(シブシブの状態)で浮く様に調整しましょう。頭がぽっかりと出ていると、風や波の影響を受けやすくなります。

ウキの号数も様々です
クッションゴムの代わりになるサポートアイテムの「Jクッション水中」。小さいながら潮受けが良く、仕掛けを狙った所に運んでくれます。視認性が良く、水中の動きも確認しやすいのが特長
サポートアイテム。左から「クッション水中」、「Jクッション水中Mサイズ」、「Jクッション水中Lサイズ」、「ガンクッション」。共にクッション素材になっていて、クッションゴムを付けなくてもウキを痛めない便利なアイテムです。Jは小さなガン玉のジンタン(仁丹オモリ)の重さで細分化されています
水中ウキを装着した仕掛けの例
水中ウキ使用時は、仕掛けが馴染むとウキと水中ウキが離れてウキはウキ止め糸で止まります(水中ウキが下の潮を受けて付けエサをポイントに届けるのを助ける)
上のウキが小さく、下のウキが大きいタイプの組み合わせ。タフコンディション時にも強いセットです
下ウキのイエローの部分は上下共クッション素材になっていますので、クッションゴムが要らず、仕掛け作りが楽になります

ウキ、アイテムはキザクラ製品を紹介させて頂きました。私も使用していますが、キザクラのウキは硬質発泡素材を使用していますのでサイズのバラツキがなく、同サイズであれば号数違いでもサイズが同じに作られています。

サイズの統一といった面や不意にウキをロストした時でも同じウキを使えば同じ感覚で釣りを再開できるので重宝します。ウキのボディはAMR(アーマー)と言う非常に強い構造になっていますので、ちょっとぶつけた程度では壊れにくくなってます。私もたまに?(笑)ぶつけてしまいますが、丈夫で長持ちしてくれています。人それぞれ好みはありますが、私からはリーズナブルで強いAMRボディのウキをオススメします。ウキは優しく使ってくださいね(笑)

ウキ止めの結び方

道糸にウキ止め糸を沿わせます
次に輪を作ります
輪の中で4回程道糸と一緒に巻き付けます
両側の端糸を引っ張り締めみます。この時締め過ぎると道糸を傷付けてしまいますので注意してください
端糸を切って完成です

※画像・テキスト/亥飼 真司