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寄生虫アニサキスをブラックライトと青色フィルムで検出!「i-Spector」

2015年10月5日配信 【アジ】 【編集部】

「i-Spector(アイスペクター)」(イシダ)
UV式アニサキス検査装置!!
安心してお刺身を提供!

サバ、サンマ、サケ、イカなど、回遊性の魚類に多くみられ、アタってしまうと激しい腹痛に苦しめられる寄生虫「アニサキス」。本来は魚類の内蔵にのみ寄生しているものだが、寄生主(魚)の死後、筋肉中に移動して食中毒の原因になる。

確実にアニサキスを殺すには加熱するかルイベ(冷凍)することが必要で、サンマやイカを刺身にする際は入念な目視確認がマスト。イカそうめんには身が白くアニサキスを判別しにくいイカを細切りにすることでアニサキスの食中毒を避ける目的があるとの説があるほどだ。

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そんなアニサキスを目視しやすくする検査装置が開発された。この「アイスペクター」は特殊な波長のUVライトで対象の切り身を照らし、専用のブルーフィルムを通して見るとアニサキスのみが青く判別できるというもの。UVライトは通称ブラックライトなどと呼ばれ、コンビニなどで誘蛾灯(虫避け灯)に使われている蛍光灯の一種。京都大学との連携によりアニサキスだけが光る波長領域を研究開発したとのこと。

アニサキスに遭遇する機会の多い釣り人としても気になる商品だが、残念ながら今のところはスーパーの調理場や食品加工工場などの業務用を対象としている模様。この季節になるとサンマやサバのアニサキスが問題になることが増え、近年はサンマの刺身の提供を控えるスーパーも多くなっているが、画期的な打開策となるかどうか。

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